お名前:おばけじじい


俺はある日友達4人で肝試しをすることになった、場所はいまは誰も通っていないトンネルだった、肝試しをするというのに懐中電灯を持ってくるのを忘れていたのでみんな嫌々だったが俺は大丈夫だと(なにも大丈夫じゃないが)いって強制的にトンネルの場所へ行った。



そしてなんやかんや目的地のトンネルに着いたのだが、やはり明かりがないと怖いと言うことで1人だけ車の中で待つということになった、
すこしテンションが下がってしまったが気お取り直して3人で行くことにした、
やはりトンネルで明かりがないともう入口も出口も見えない状態で怖かった、

そんな中奇妙な音が聞こえてきた、3人の足音の他に妙に大きく鳴り響く足音がした、
みんなはすこし青ざめた顔で音の鳴り響く方をみるがやはりなにも見えない、
だがいつまでも鳴り止まない音はさらに大きくなっていく、もう足元が見えだした瞬間目を瞑った、

数秒して恐る恐る目を開けると車で待っているはずの1人の姿がみえた、
とりあえずホッと安心した後になんで来たのか聞いてみた、

車で1人で待ってるのが逆に怖かったらしい、
あんなに行かないと言っていたのにとすこし呆れた感じで肝試しを再開した、
その後も長いトンネルの道をずっと歩いていたが特に怖いことは起こらなかったので帰るかと車のもとへ、まだまだ入口が見えないとき、後ろからかすれた女の声がしてきた、
その声は間違いなく友人達の声とは違った声だとすぐわかった、

助けて……助けて……
と結構近くで声がしているのがわかった、俺達はその声に全速力で車の方へ逃げた、
だんだん声が遠くなっていくのがわかった、
それでもなぜか止まってはいけないとおもいみんなは止まらず走った、
やっと車がみえた時は俺達はまるで我が家のような安心があった、
だが車の中に早く入ろうというとき寒気が再び身体中に走り出す、
車の中にはトンネルで肝試しをしている時に途中からきた友人が寂しそうに座っていた、
みんなは周りを素早く見回したがいつの間にか3人になっているのがわかった、
俺達はやっと理解した、
途中から来たのも幽霊で声が近くから聞こえたのもすぐ後ろにいたからだ……
俺達はそれからもう肝試しもあのトンネルも行くことはなかった……。