投稿者:919


息子が3歳~4歳の頃、ほぼ毎日の様に斜め向かいの近所のおばさんの家に息子がお邪魔して1~2時間遊んで貰っていました。

それは、息子が自発的に遊びに行くのでは無く、おばさんが息子を迎えに来ては、自宅へと連れて行っていました。

息子に対するおばさんの接し方は、かなりの溺愛ぶりで、可愛がり過ぎな感じはしましたが、良識のある優しい人だったし、すぐ近所だったので安心して遊んで貰っていました。

そんなある日の晩、おばさんは心臓発作を起こし救急車で病院へと搬送されました。

2日後、治療の甲斐も虚しくおばさんは病院のベッドで亡くなられました。

それから数日後の夜。いつもの様に息子を寝かしつける為に、二階の寝室の襖を開けて部屋に入った瞬間でした。

それまで大人しくしていた息子が、突然物凄い勢いで泣きじゃくり始めました。

部屋の奥の方を見ながら怖がり怯える様に大声で泣きながら必死に『下で寝る!下に行く!』と、ぐしゃぐしゃの泣き顔で繰り返し訴え続けました。

仕方なく一階に戻ると、息子はケロッと泣き止み笑顔が戻りました。結局その夜は居間に布団を敷いて寝ました。

翌日からも、毎晩同じ現象が繰り返されて、結局二階の寝室で寝る事は出来なくなってしまいました。

おばさんが亡くなられて2ヶ月が過ぎた頃、もうそろそろ大丈夫じゃないかな?と思い、試しに久し振りに息子を寝かしつけるために二階の寝室へ向かいました。

どうやら息子は嫌がりません。そのまま寝室のベッドに入りましたが息子は泣く事も嫌がる事も無く、絵本を読み聞かせると、やがてスヤスヤと眠ってくれました。

翌日からも二階で眠る事が出来ました。

私の想像ですが、おばさんが亡くなられて暫くの間、夜になると二階の寝室におばさんの霊が来ていて、息子には見えていたのでは無いかと思います。だから怖がり泣いて拒絶したんだと思います。

月日は流れて、息子が小学3年生のある時、家族で会話をしていて、たまたまおばさんの話題になった時、息子が言いました。

『ちっちゃい頃、二階の部屋に死んだおばちゃんが居て、ボクを連れて行こうとしてたから凄く怖かった』と。

やはり、おばさんの霊は毎夜寝室に現れていました。

おばさんには申し訳ないが…

危なかった。連れて行かれるとこだった。