投稿者:さくら


これは私が中学生の頃のお話です。

ある日私の友人O君が大変な物があるんだと、私を含め四人を家に集めました。

O君は私達四人を集めるとノーパソを持ち出し、そこに保存されていた写真を一枚見せてくれました。

その一枚は体育祭の写真で、そこにはO君と一緒に呼ばれて居たM君、そして数人のクラスメイトが映っていました。

私ともう一人のOさんはクラスが違うため、幸いその写真には映っていませんでした。

「お分かりいただけるだろうか……」

O君はふざけた口調で言うと、写真の問題の箇所を拡大させました。
その写真は友人同士で方や腰に手を回して楽しそうにしていた写真だったのですが。
拡大させた箇所には明らかに誰の物とも言えない手が移り込んで居たのです。

その手はM君の右腰付近から手を伸ばすように出ていたのです。

その時の私は凄い、初めて見た!  などとかなり騒いでいました。

その心霊写真を見てから、二年ほど経ってからのことです。

ある駅のホームで偶然M君と会ったのです。
私は高校生になり、その他の四人の友人とは別の高校に通っていた為会うことほとんど無くなっていました。

「おー偶然、久しぶりだね!」
「久しぶり!  今日はどうしたん?」
「部活でさ、これから向かうとこ。そっちは?」
「うん、買いたいものがあってこれから買い物」
「そっか、じゃまた近々遊ぼうね!」

私はそう言って、その時は機嫌よく別れました。

それから、三ヶ月後。
N君から電話があり集まろうと言うことで近くのファミリーレストランで集まりました。

そこには、私を含めて四人。
M君の姿が見えませんでした、用事があって来れなかったのかなと考えていると。
不意にN君が言い出したのです。

「昨日、Mが心臓発作で死んだ」
「え?  まってどういう事?」

私の気分はそこで、最悪な物になりました。
M君は一人家に居た時に、突然心臓発作を起こし亡くなったそうなのです。

原因は生活習慣が悪かったからなどと適当に理由を付けていましたが、ちゃんとした原因は分かりませんでした。

しかし、しばらくして考えてみると。
例の心霊写真が気になったのです。

腰から伸びる手……あれはM君の胸、心臓に手を伸ばしていたのでは無いのかと……

これは、私の仮説でしかなく写真を再確認した訳ではないので確証はまったく無いのですが、その事がやけに引っかかってしまうのです。

もし、またあの心霊写真を見たら……
その手は心臓に手が伸びているのではないかと……

そして、その写真に一緒に映っていたO君は現在行方不明です。