投稿者:あなたのそばにも投稿者

 
どうも最近体の調子が悪い
 
頭はよく痛くなるし肩のコリも半端じゃないし変な病気にかかって死にそうだ...

そんな方いませんか?
それ本当に只の体調不良なんでしょうか?

あなたももしかすると私と同じで...

中年と呼ばれる歳になって縁があり結婚をし新しい家族ができて幸せの最中、ある日を境に私の体調に変化が出始めた。

最初は軽い頭痛や肩こりなどだったが、何故か痛み止めなどは効かなかった。
そのうち原因不明の咳が出始めた。

私の顔色の悪さに妻が凄く心配して病院で診てもらうように進めるので病院にいくも「ただの風邪ですね」と診断され薬をもらって帰された。

薬を飲んでも一向に良くならず別の病院に行ってみるも「風邪です」と言われ薬をもらった。

それから数日が経ったが良くなるどころか日に日に状態は悪化していき激しく咳き込むようになった。

5件目の病院に行く頃には咳のし過ぎで肺の周りの筋が断裂し肋骨も2本折れてしまった。

咳をすると激痛が走り、痛みで寝れない日が続きどんどん体重が落ちていった。

それでも仕事には毎日行った、普段は車での通勤だったが自分で運転などできるわけもなく、送り迎えは妻が甲斐甲斐しく毎日してくれた。

だがついにある日、体力の限界がきて職場で倒れて搬送されてしまう。

搬送先の大病院で細密検査を受けるも何も出てこない、薬もきかず医者もお手上げ状態。

妻は付き添って毎日病院に泊まり込んで献身的に看病してくれた。

全ての肋骨が折れた頃には私はもう立ちあがることも出来なくなっていた。

この頃には親戚にも連絡が行き色々な人がお見舞いにきてくれた。

この時に転機が訪れる。

大阪に住む叔母さんがお見舞いにきて寝ている私を見るなり「まーちゃん二日待っときおばちゃんが何とかしたるさかい」と言ってすぐに帰ってしまった。

叔母さんは約束どおり二日後にやって来た。

叔母さんは私を病院から連れ出してお寺に連れてくと言った。

当然ながら妻や医者には止められたが「グズグズしてられんのや!」と叔母さんは医者を恫喝し電光石火の速さで私を車に押し込んで車を発進させた。

目的地に到着するとそこは奇妙な寺でなんというか神社もくっついてるみたいな所だった。

門には車椅子が用意されその傍らには60歳くらいの女性が立っていた。

女性は挨拶もそこそこに私を車椅子に乗せ寺の一室に案内した。

そこで女性は自分の素性を話した。

この女性名前を連逆(仮名)と名乗り密教を主とし時には僧となり時には山伏となって神仏に通じ徳を高めているのだと言った。

連れてこられた場所は霊山にある古い歴史を持つ寺で山伏や僧の修行の場所とのことだった。

「「ええですか、私さんはのこままだと死んでしまいます。私の言うことを信じてお任せ頂けますか?」」

私は最早いうならば虫の息で選択の余地など残ってなかった。
「よろしくお願いします」とだけ言った。

「「ええですか、私さんには呪いが掛かっています、呪いは成立していて解くことはもはや出来ない状態です、私さんには大きく醜い蛇が全身に絡みついており大きな口を開けて私さんを飲み込んでいる状態です、ここまでくると最早...」」

この時私は涙が込み上げてきた。

「「成立してしまった呪いは解くことはできませんが、帰す事は出来ます、簡単ではありませんがやらねば私さんが死にますから、蛇を帰してよいですか?」」

後で起きることなどこの時の私にわかるはずもなく「お願いします」としか言えなかった。

「「これから先に何が起きても後悔はしないでください、何が起きても私さんのせいではありませんから、終わった後もその事はよく覚えていてください」」

長くなるので呪い返しの儀の経過は省きますが結果からいうと蓮逆さんの並々ならぬ気力による不眠不休の祈祷により数日をかけて大蛇を帰す事に成功した。

私を蝕んでいた呪いは消え、折れた肋骨や断裂した筋の痛み以外の病状は不思議なくらいになくなった。

数日寺で養生してから叔母さんと病院に戻ることになった。

叔母さんはもう何十年も前から年に何回こちらのお寺でお世話になっているらしく、それなりの徳が備わっており病室に入ったときにベットのカーテン越しに巨大な蛇の影が視えたらしい。

病院に戻ってからは医者も驚くくらいに私はみるみる元気になり体重がある程度戻った頃に退院する日がやって来た。

退院の当日は妻が迎えに来てくれると思っていたのだが、数日前から妻は体調が悪いらしく迎えにこれないとのことだった。

叔母さんがわざわざ退院日に合わせて大阪から来てくれていたので叔母の車で帰宅することになった。

家に入って「ただいまー」と声を掛けると奥から「おかえりーけほけほ」と言いながらのそのそとリビングから妻が出てきた。

何日かぶりに妻の姿を見た...

そこには変わり果てた妻の姿があった...

そのあまりの異様さに絶句しそれ以上一歩も動けず私は玄関先でヘナヘナと座り込んでしまった。

リビングから出来きた妻に禍々しい大蛇の影が纏わり付いていた。

「やっぱあんたが元凶やったんか」

叔母のこの一言で私は全てを悟った。

私に呪いを掛けたのは妻だったのだと...

私はひとつ大きな勘違いをしていた。
蓮逆さんが言っていたのは「呪いを帰す」ではなく「呪いを返す」だったのです。

つまりは呪いを掛けた術者に呪いを反転させる呪法を蓮逆さんは行なったのだとか。

わかりやすく言えば成立した呪いは解けないが術者と被害者の間には繋がりがあるので反転させて呪いを返すことはできる、しかしそれは呪いを掛けた術者を殺すことになるということ...
返された呪いは再び返すことも解くことも不可能らしい。

妻は半年ほどで私が入院していた病院で逝った。
死因は肺の破裂、肋骨はボロボロになっていたらしい、医者は咳でここまで肋骨が折れることはないと言っていた。

逝くまでに妻とは色々と話をした。

今思えば憐れな人だった。

妻には私と結婚する前から歳下の彼氏がいたらしく結婚後も関係が続いていた。

私と結婚したのはお金が目的だったらしく彼氏に貢いだり遊びが過ぎて少なくない借金が妻にはあったらしい。

結婚を機に彼氏とは別れ変わろうとしたらしいが結局別れられず、彼氏との遊びの為に私のお金も使い込んでしまったとのこと。
その内私にバレると思い内心ビクついていたらしいです。

そこで私が亡くなれば保険金も入って全てが丸く収まると考えて呪いを掛けることを思いつきインターネットで呪いの掛け方を調べて実行したらしい。

えっネットで!って私も思いましたが、インターネットでも稀に本物が載っていたりするから厄介らしいです、とはいえ様々な条件が揃わないといけないので素人の掛けた呪いが成功する確率は皆無に等しいくらい低いらしいです、ただし成功の確率が0ではない。

「人を呪わば穴二つ」

人を呪うなら自分の分の穴も掘れ、因果は巡るということでしょうか。