投稿者:いっしー


怖い話というか、不思議な話なのかよく分からないが投稿させていただく。

これは、俺が3中学1年生の時の話。

ある日友達三人で俺の家でお泊り会をすることになった。ここでは、自分の名前を正人(まさと)。友達の一人を祐介(ゆうすけ)。もう一人を健吾(けんご)としておく。全て仮名なので、ご了承を。
3人は小学校から一緒でとても仲が良かったと思う。特にお互いに不満や嫌いなところも無かったと信じたい。その日も三人で仲良くテレビゲームをして、寝る前に好きな子の話や部活の顧問の悪口を話したりしていた。楽しい時間はあっという間で、部屋の時計を見ると午後11時になっていた。

健吾「もう11時かぁー。もう寝よっか。」
祐介「そうだな。明日は隣町のゲーセンまで行くんだし、もう寝よーぜw」
俺「ん、じゃ電気消すよー。」

的な感じで適当に電気を消して三人とも寝始めた。
ベットが一つなので自分がベットで友達二人は布団で寝てた。二人が寝静まった頃、自分もようやく眠気が襲ってきて寝た。

そして、一生忘れる事のできない夢を見る事になる。

気づくと自分が警察の取り調べ室?みたいなところに座っていた。窓には鉄格子があって自分の前にはテーブルが置いてあった。テーブルの上にはシャーペンと消しゴム、そしてメモ用紙が2枚あった。自分の向かいと後ろに扉がある。

俺「ここはどこだろう?夢か?」
なんて思っていると、自分の後ろにある部屋の扉が開いた。そこから凄い身長が低い(140センチ無い?)男の人が入ってきた。男はこちらを見てから話(説明)を始めた。

小さい男「お前、健吾と祐介どっちが好きだ?」
いきなりの質問だったので訳が分からなかった。
俺「いや、特にどっちが好きっていうのは無いですけど。ていうか、ここはどこですか?」と俺が少し焦って聞くと、
小さい男「質問にだけ答えろ!!」
そう叫んで机を叩いた。
俺は焦ってこう答えた。
俺「どちらも大切な友達なんです。どっちが好きかとか考えた事はありません。」
そう答えると小さい男は小さく頷いた。

小さい男「これから2人の内どっちが大事かを決めてもらう。そこにペンとメモ用紙があるだろう?メモ用紙の上に健吾、祐介と書いてある。その紙に二人に対する質問を2つずつ書け。なんでもいい。5分以内だ。書かないと帰れなくなるからな。」
そういうとポケットから時計を取り出した。取り出し机に置いた瞬間、5分の表示が動き出した。
俺はうわ、まじかよ…と思いながら、二人に対する質問を書き始めた。
祐介と健吾に対する質問は一緒だった。

●自分の長所と短所は?
●家族に対してどう思う?

この2つだ。特に意味はなく、とにかく質問を書かなくちゃという気持ちで書いた物だった。
小さい男「ははは、とても良い質問だな。」
なんて言いながら嘲笑している。
そうすると自分の向かいの扉が開いた。

小さい男「こっちへ来い。」

俺はこの男の命令口調が凄く嫌だったが、黙って付いて行った。

そうすると、暗い部屋の電気が点いた。
俺はその部屋に映った光景に絶叫した。

部屋の右に健吾。左に祐介。二人とも首に太い縄が巻いてある。絞首刑される前みたいな感じ。二人とも呆然こちらを見ている、

小さい男「さっき紙に書いた質問があるだろう?それを二人に聞くんだ。それ以外の質問や話は許されない。した瞬間お前を殺す。」
そう男が話すと後ろにナイフを持った男が立っている。
俺は恐ろしくなり動揺しながら健吾に質問した。
俺「自分の長所と短所は?」
心臓の鼓動が止まらない。
健吾「長所は何事も楽しく考えて行動できる。短所は人見知りな所。」
俺が緊張しておどおどしているのに、もの凄く冷静だった。

俺「か、家族に対してはどう思ってる?」
健吾は少し間を置いてから
健吾「大切な宝物。感謝しているし、これから親孝行して幸せにしたい。」
話終わると、健吾はそのまま眠った。

小さい男「はい、じゃあ次は祐介に質問な。」
俺は動揺を隠せず足が震えたが、祐介に質問した。
俺「祐介、自分の長所と短所は?」
祐介「長所は人を思いやる心。短所はネガティブな所。」
健吾と同じく冷静で魂が抜けているみたいだった。
俺「家族に対してはどう思ってる?」
祐介「ただの世話役。別に何とも思ってない。」
そう言うと健吾と同じく眠りに入った。

小さい男「質問タイム終了。ちなみに今の答えは二人の本音だからな。どっちが大事か5分以内に決めろ。」
と平然と話す。
俺「決められる訳ないだろ…第一大事じゃない方はどうなるんだよ!!」
俺は叫んだ。
小さい男「後3分なぁー。」
小さい男は聞く耳を持たない。

俺「分かんねぇよ。質問の答えからすると健吾だけど、祐介も大事だし…」
そんな事をブツブツ言っていると後ろからナイフを持った男が話かけてくる。
男「はやくしないとお前を刺す。」
とにかく時間がない。それは分かっていた。
俺はとっさに叫んでしまった。
俺「け、健吾だーーー!!健吾が大事だー!」

叫んだ瞬間、祐介の立っている場所からバーンとでかい音が鳴り床が抜けた。

その瞬間俺は目が覚めた。
体はびっしょりだった。慌てて二人の様子を見たが二人はぐっすり寝息をたてて寝ている。
俺は夢かと安心してまた眠りに着いた。

気がつくと朝になり、三人とも起床して顔を洗い飯を食べ始めた。祐介がトイレに行くと言い出し健吾と俺だけになる。
すると、健吾がいきなり
「昨日変な夢をみたんだよ。夢の中で正人と祐介が首に縄かけられてて、お前らに2つ質問してどっちが大事か答えるってやつ。本当に怖かった。」
俺は心臓が爆発しそうなくらい鼓動を立て、吐き気を催した。
俺「じ、実は俺も全く同じ夢を見たんだ…健吾と祐介どっちが大事か答えろって。」
次の瞬間、二人は同じ質問をした。

二人「どっちを選択したんだ!?」

二人は目と顔を合わせながら質問した。
すると健吾は
「俺は正人。正人は?」
正直、安心した自分がいた。
俺「俺は健吾…質問内容で決めた。」
二人とも少し安心したのか夢は夢と笑っていた。

その日は雨だった為、ゲーセンには行かず解散したが、帰り道祐介がトレーラーに轢かれて死んだ。


俺と健吾はその後何もなく暮らしているが、今でも祐介を思いながら生きている。
一生忘れる事の無い夢の中の選択と共に…