投稿者:流離うおっさん


ちょっと変な勘が人より良い程度かな?で霊感なんて全くないと思ってる40歳のおっさんです。
長文は面倒だと思われる方は、読まない方がいいかも?
それと駄文、誤字も御容赦下さい。

今から約22〜3年前のまだ高2の頃、夏休みの遊び癖が抜けず地元のひと気の無い御堂で良くサボっていました。

一回目、何時もの様にサボって寝ていると突然、身体に激痛が!その激痛は全身の毛穴から冷や汗が噴き出る程で、マラソンで横っ腹が痛い時の様な、1.5mの高さを背中から落下した時の様な、内臓に神経は無いらしいのですがあったとしたら誰かに内臓を鷲掴みにされてる様な、兎に角、凄まじい痛さでした。
その痛みは数秒間続いた後、徐々に治まりましたが、Tシャツが湿る程の汗と悪寒がしたので自宅へ帰る事にし、友達が学校から帰って来るのを待って体験を友達に聞いて貰おうと出掛けました。
当時、溜まり場になっていた友達の家で数人に話ても誰も信じてくれません。霊感があるって自称してるヤツも何も感じないとの事なので気にするのは辞めようと思い徐々に忘れて行きました。
ほぼ忘れていた秋ごろ、自宅で再び激痛に襲われました。

二回目、今度のは長い!息もせず微動だにしなければ治まり始めるのですが、息苦しくなり息を吸うとまた激痛が!そうこうしてるウチに少しづつなら息が吐けて動いたり息を吸うとまた激痛に襲われる事が分かって来ました。
何とかやり過ごす対処方は分かったものの原因が全くわかりません。
其処でまた同じ激痛に襲われる事があったら病院へ行こうと決め、変な目で見られる事は承知で親に話ました。

三回目、親に話すと人間ドックに行くか、地元の病院に大学病院の医者が来る日に合わせて行って検査を受けろと言われ地元の病院へ行きました。
血液、血圧、心理、心電図と受けて異常なし。念の為にMRI?(輪切りの断面が見れる)も受けろと指示され、その検査中に来ました。激痛が!痛い、今迄に無いほど痛い!その検査中は検査の為に息を止めたりさせられる事があったので最初は気付いて貰えませんでしたが、検査指示に従っていない事からおかしいと気付いて貰えて痛みが治まってから再度、検査。
後日、汗だくで藻掻く俺を目の当たりにした医者が出した検査結果は・・・
全く異常なし。
検査結果を伝えられると同時に大学病院への紹介状を渡され大学病院でも検査を受ける事になり翌週、指定されていた日時に大学病院へ行くと地元で見てくれた医者の他に数人の医者に見守られながら検査になると言われ人間ドック並の検査始まりました。

四回目、エコーの検査中に激痛に襲われる姿を数人の医者に目撃される。
その後、治まってから入念な検査を受け、結果は翌週になるので念の為に親にも話して於いてくれ、との事。
その結果、身体、精神共に異常なし・・・原因不明。
レアなケースも考えられると様々なレアケースを検討したが、何れにも当て嵌まらないというレアケースの為に入院して検査を続けさせて貰えないかとの申し出もあったが、発症のタイミングすら分からないし、治まってからも身体には異常なしという事もあって、モルモットにはさせないと親が断った。
それから何度と無く激痛に襲われてるウチにある事に気が付いた。
激痛に襲われるタイミングの期間が短くなると同時に激痛の時間が長くなってる事に・・・。

高2の夏過ぎから始まって高3になる頃には、ほぼ毎日で高3の夏休み前には一日で何度も襲われて学校生活、通学にすら支障が出て通学出来ず自宅療養。
この頃になると始めは心配して見舞いに来ていた友達も余りの激痛ぶりと何も出来ない虚無感と原因不明の気味の悪さで見舞いに来なくなっていた。
俺自身も何れ激痛で発狂するか、激痛から逃げる様に自宅のベッドの上で窒息死するかだろうなと覚悟みたいなモノを持ち始めていた。
そんな時でも唯一来てくれてた彼女が良く当たる占い師が居てお祓いも出来ると噂を聞き付け行く様に勧めて来た。
半信半疑、でも藁にでも縋りたい気持ちもあり噂の「コックリさん」へ行く事にした。

その場所は自宅から直通の電車が無く最寄りの駅からも遠いが、直通のバスがあった、と言ってもバス停から1K程歩かないと行けないが・・・
然も電話等で予約も受けていなくて訪ねた時に在宅なら無料で占ってくれるというモノでバス移動の時や不在の時に激痛に襲われたらバスの中や道端で転げ回る事になるリスクがある。

コックリさんへ着いて来ると言う彼女との待ち合わせの一時間前にコックリさんへ向かった。
というのも着いて来ても激痛の時、見守る事しか出来ない虚無感に溢れた顔は散々見てたし、出来れば誰にも迷惑を掛けたく無い気持ちがあったから、その事を親に伝言として託して出掛けた。

バスで40分、最寄りのバス停から30分。場所は大体聞いてはいたが土地勘が無い為、探しながら歩いていた時に偶々、1m程のブロック塀に囲まれた敷地内に小さな鳥居、小さな稲荷を祀って居る宅を見つけ、ココだろうと訪ねてみた。
チャイムを鳴らしても反応が無い。
横開きの玄関ドアを開けようとしても開かない・・・不在だ。

諦めて帰ろうとした時、激痛に襲われた。痛い!立っていられない。その場に座りこんで息を止め回復させようとしたが治まらない。
治まる予感がしない。
ココで来たかぁ・・・半ば諦め掛けていたら声が聞こえる。
「あんた㠹asd@g'&dtp・・」何を言ってるのか激痛でよく聞き取れなかったが誰かに触られた途端に痛みが引いて行く。
息も出来る様になり振り返るとオバサンが立っていた。
御礼を言う前に「あんたえらいの連れて来たなぁ、中へ入り」と言われ従った。
このオバサンが「コックリさん」かな?と思いながら出されたお茶とさっきの御礼を伝えた。
オバサンことコックリさんは「あんたに憑いとるけど、あんたのじゃないよ。いつからかは知らんけど、あんたが弱っとる時に入られて、あんたが弱る度に大きくなったみたい。今、ココでは何も出来んから落ち着いたら帰り。帰ったらあんたの家に井戸があるから神社にでも頼んでお祓いして貰い。お祓いが充分じゃないわ。それと仏壇に毎日、綺麗なお水と線香を供えて手を合わしとき、御先祖様は守ってくれるからな。落ち着いたか?帰りや」そう言われて御礼もソコソコに追い出される様に帰った。
帰り道に襲われる事もなく無事に自宅へ着くと彼女と母親が待っていた。
コックリさんが言ってた事を伝えても「井戸なんてあったかな?」と母親はピンと来て無い様子。
親父が帰ってくる迄、時間があったしコックリさんに従って仏壇にお供えと手を合わせた。

親父の帰宅後に話を聞くと母親を嫁に迎えるにあたって井戸を潰して浴室を建てたが、井戸には良くない話が付き物だから念の為にキチンとお祓いをしてると言った。
親父の運転で彼女を送って行く道中、俺は彼女にお礼を言い、親父はもう一度お祓いをすると言ってた。

毎朝のお供えと井戸のお祓いで嘘の様に激痛に襲われる事が無くなった。

それから七年後、同窓会があった。
すっかり忘れた話だったが友達だったヤツがあの時は気味が悪くて近寄れなかったとさw
そんな話題でコックリさんを思い出したので、コックリさんは忘れてるだろうが俺は憶えてるんだからと菓子折りを買い御礼と占いを兼ねて訪ねてみる事にした。
家は建て直されたばかりに見えるし小さな稲荷さんも祀られていない。
あれ?ここの筈なんだけどな?と思いつつチャイムを鳴らすと見たこともない若夫婦が出てきた。
「ここはコックリさんの御宅ですよね?」と尋ねると「違うし最近、家を建てたばかりでよく分からないがコックリさん?って何?」との事で間違えたかもと思い謝って、その場を離れた。
念の為に隣りの家を訪ねて話を聞いてみるとやっぱり合ってた。
その話と言うのが「コックリさんは、ここ等では有名だったし面倒見が良い人で家の建て替えや悩み相談まで受けてくれて近所では世話になって無い人の方が少なかった程だったが、六、七年前の夜中に出火して家の中で焼死体で発見された。身内もいなかったらしく更地で数年放置されてて、どうやって土地を買ったのか分からないが最近、若い夫婦が新築して住み出した。」との事だった。

七年前で俺が訪ねた直後だったなら・・・
何も出来ないと言いながらアドバイスをくれたのに追い立てる様に帰された時の違和感を思い出すと「えらいの連れて」のえらいのを引き受けてくれた?との思いが湧いて俺のせい?分からないし気にしない様にしよう。
ただ、御礼は言いたい。
「コックリさん、有難う。俺は生きてます。」