投稿者:七氏の権兵衛
私が生まれて初めて体験したはなしです。
当時、私は高校一年生でした。
夏休みの間だけ近くのお寺で墓地の整備をするアルバイトをしていました。
仕事の内容は主に草刈りやゴミの収集などでだいたいご住職が場所を指定してそこを掃除するといった具合です。
ある日のことです
その日はお寺から少し離れた場所を草刈りをしてくれとのことで草刈りの道具一式をもってむかいました。
仕事場所に到着し準備をしていると、ある違和感を感じました。
それは、墓地の真ん中に木が一本だけたっていることです。
確かに少し林のなかにある墓地だし一本くらいふつうだろと思ったのですがなぜかそのときは違和感を感じました。
そのときは気のせいだと思い、いつも通りに一列ずつ草刈りをしていました。
そして、あの木がある列を刈ろうとしたときです。
私は草を刈る前にまず列の入口あたりで目でどれくらい草が伸びてるのか目視ではありますが確認をするようにしていました。
いつもどおり確認をしようと顔をあげたときです。
木に首を吊った女の人がみえたのです。
一瞬でしたが今でも覚えてます。
髪がながく腰のあたりまでありカーディガンみたいなものを羽織り少し長めのスカートをはいておりました。
目の錯覚だと思いもう一度見てみたらそこには木が一本あるだけでした。
私は怖くなり逃げ出そうとしましたが、たかが目の錯覚で逃げ帰るわけにはいかなかったので最後までやることにしました。
列の初めから刈っていき、木のすぐちかくまできました。
下から覗いても特に変なところはなく、ただの勘違いだと思いました。
しかし、目の錯覚とはいえあんなもの見てしまった後だったので木の下は通らないようにしながら草を刈りました。
そのあと再度、下から確認しましたが変化はありませんでした。
やっぱり気のせいだと思い木に背を向けて草刈りを再開しようとした時です。
背筋に経験したこともない寒気をかんじました。
後ろに誰かいる、そんなかんじでした。
私は急いでその列を終わらし、一目散にお寺に帰りご住職にこのことを話しましたすると
「このあたりは一昔前、自殺が多発していた場所なんだ。山の中の墓地だから人もあまりいないから車の中で練炭自殺とかよくあったよ。」
と昔はよく自殺があったといっていました。
その日はご住職からもう帰っていいよといわれ帰りました。後日、またあの木のある場所にいってみるとそこに木はありませんでした。
あの女の人は私に何を伝えたかったのでしょうか?
いまでもそれはわかりません。
コメント
コメント一覧 (9)
住職が撤去の手配をしたのでしょう。斬り倒して根っこも掘り出して。住職やさしい。
あとは気のせいとか見間違いだけで済む話。
そう受け取られないように、もう少しホラー脚色が欲しかった。
まとめサイトで韓国がどうのとか抜かしてるネトウヨガイジが偉そうに人の文章を評論すんな
>周辺をいくら見回しても、腰まであるようなロングヘアの人はいません
いくらなんでも判断材料とする範囲が狭すぎだろ・・・。
世間知らずだと露呈してしまうぞ。
あ、童貞はそんな事知らないか
メンゴメンゴw
知ったかぶりするな。
長い髪は幽霊の定番のようなものですが、周辺をいくら見回しても、腰まであるようなロングヘアの人はいませんよ。今どきそんなに髪の毛の長い人は、日本髪を結っている芸者や舞子くらいでしょう。
元芸者の幽霊だった、などと言う反則は無しですよ。
あやかりてェ