投稿者:風空 夢里


母から聞いた話です。
正直、聞いている側はあまり怖くないと思いますが、読んで頂ければ幸いです…。


母が小学二年生の時の話。

母は、母の双子の姉と、その他の学校の友達と、親と一緒にある友達の家に来ていました。

その友達は結構ひろい団地に住んでいて、母達はその好奇心で団地ないを探検する事に。

部屋を出て、まずは今いる棟の中を歩き回っていました。みんなで階段を駆け下りている時、友達のうちの一人が何かを見つけたようです。

「あそこにいるの何?」

友達が指を指したその先は、隣の棟の階段でした。

「え…?」

その階段に目を向けると、何かがいました人のような体型だけれど、全く人ではない何かが。

よくみてみると、顔が紫色で、トゲのようなものが沢山ついており、目は黄色かったそう。

あれヤバいんじゃ…。

そう思った時には、もう全員階段を降り終わっており、その紫の何かはこちらに向かって走って来てました。

母達はあわてて走りだし、そいつから距離をとろうとしました。

母達は足が速い方だったものの、そいつも結構速くて、なにしろ小学二年生なので、捕まりそうになったそうです。

振り返った時に一瞬見えたそいつの顔は、明らかに怒っていて、まるで鬼のようでした。

母達は全力で走り、部屋までの道も忘れ、超遠回りで部屋に戻ったそうです。

いつの間にか鬼は消えていて、母達はホッとしましたが、相当疲れていました。

その直後にみんなで今まであったことを親に話しましたが、誰も信じてくれなかったらしいです。

けれど母は、今でもその事をハッキリと覚えていると言っていました。

以上です。
それ以降は母自身には何も起こっていないし、一年もしないうちに母は引っ越しをしたので、その団地がどうなったかとか、その鬼がその後どうなったかとかは全く分からないそうです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。