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カテゴリ:ほんのり怖い話 > ほんのり怖い話1-30

実家の山のお話です。 

うちの実家はものすごい山の奥で、家から出て20Mも歩いたら山の入り口なんです。 
 
小さい頃から危ないから山には入るなって言われてたけど、気になる。やっぱり気になる。 
 
それも、笹がアーチみたいに入り口形作ってるし、もうそれ見るだけで冒険の始まり。 
 
でもめっちゃヘタレなんで、爺ちゃんとか婆ちゃんが一緒じゃないと山には入らないようにしてました。 
 
マムシとかも出てたしね。

これは山の中であったことじゃないんだけど、山から下りてきただろう何かの話。 

小学校五年生ぐらいかなぁ。多分夏休み中。
 
夕ごはん食べて、扇風機しかなかった食卓から離れて自室で窓開けて外見てたんだ。 
 
ちょーど薄暗くなるぐらいの時間。7時とか多分そのくらい。 
 
夕凪が吹いてきてて結構涼しい。クーラーとか全然必要ないみたいな。 
 
だから窓開けて、ゆっくり藍色に変わっていく景色眺めてたんだ。 

そしたら、山から何か下りてきた。人の形してた。でもなんか違う。 
 
人間って肌色してるでしょ。色の白い人でも髪の黒と肌の白ぐらいわかるでしょ。 
 
頭から腰まで真っ白なん。それがゆーーっくり歩いてるの。 
 
それもなんか、歩いてるんじゃない。滑ってるの。エスカレーター乗ってるみたいに。 
 
人間?人間にしては白いなぁ、隣のおっちゃんかなぁ、とか思ってた。 
 
あれ?歩いてるのになんで体揺れないんだろって疑問に思いながら、ずーっとそれ見てた。 
 
ゆーっくりゆーっくり、下りてくるの。
 
それが丁度、うちの庭に埋められてる樹の陰にすっぽり隠れる形になる。 
 
ふと思った。あそこから出てきたら人間だなぁって。 
 
よし、あいつが出てくるまで見ててやろうって勝手に根競べ。 
 
じーっと見る。樹の陰にも目を凝らしてみる。
 
あれ?白いもの無いな。どうしてだろうな。
 
そんなこと考えながら、多分5分ぐらい眺めてた。 
 
出てこない。出てくる気配が無い。 
 
あ、本物やんって思った瞬間、ぶわっと全身に冷や汗が沸いて、家族の居る座敷に逃げ出した。 
 
暫く自分の部屋には戻りたくなかった。 
 
でも、結局寝るときには自分の部屋。 
 
あいつが居座ってる状況とか、めっさ想像しながら部屋に入ってみた。 
 
さっきと一緒。なんにもない。
 
多分、あれは別のとこいったんだと思って、どうにかこうにか布団にもぐりこんだ。 

んで夜。田舎の人は解るだろうけど、田舎の便所は外なのです。ちょっと離れに在るのです。
 
それこそもう夜の便所は、ちょっとした肝試しです。 
 
夜中に催して、起き上がって、流石に小学校高学年だったんで爺さん婆さん起こすわけにもいかす、独りで便所に向かったのです。 
 
夏といえども田舎の夜はちょっと寒くてね。すごい月が綺麗だった。電灯無くても歩けるくらい。 

で、便所。便所の小さな小窓から外が覗けるようになってるんだけど、ぼーっと其処みながら排泄中。
 
そしたら、なんか聞こえるんだ。何行ってるんだかわからないけど、なんか聞こえる。 
 
ぼそぼそぼそ、ぼそぼそぼそって。
 
なんだろって外見たら、真っ白いのが居る。 
 
何あれ?月明かりに反射してるにはちょっと白すぎる。 

暗闇の中でなんだか真っ白いものが蠢いてる。それも四足。 
 
きつね?たぬき?いや、それにしては大きすぎる。

犬?大型犬?みたいな。 
 
結構遠くだったんで、じっと目を凝らしてたんだ。 
 
しっぽ?あれしっぽ?長いものが見え隠れする。

でもなんか、頭の方が可笑しい。 
 
ぼそぼそは多分あれだ。なんだ?何言ってんだ? 


恐怖心も忘れて観察してたら、胴が切れました。その白い奴の。 
 
?!って感じでもう一回見る。するとくっつく。 
 
ぼそぼそぼそぼそぼそ、胴が切れる、くっつく。 
 
草かとおもったんだけど、しっかり刈り取られてたんでそんなはずは無い。 
 
新種?とか、宇宙人?とか思いつつ観察してたんだけど、 どうやらそいつは私には気がつかずに、ゆっくりと山の方に歩き出した。 
 
一瞬だけこっちを見たんだ。人間の顔だった。それも目が真っ赤。表情はない。 
 
それ見たとき恐怖心はなくて、ああ、これ見ちゃいけないもんだったんだなって思った。 

その日はなんとも思わずに寝ちゃったんだけど、目が覚めて恐怖に震えた。 
 
やっべ、なんか変なもんみたなって感じだった。 
 
爺ちゃんはそういうの完全否定派なんで、「馬鹿んじょーいいよる!」って怒られた。 
 
でも、爺ちゃんはこんな話もしてくれた。
 
「あん山にはのう、昔ここ一帯の氏神が祭られちょったんじゃ」 

今更だけど、あの白い何かは、山から下りてきた何かだと思う。 
 
多分、そんな気持ちの悪いものじゃなく、「よう!いっつもいるから心配スンナ!」みたいなノリ。 
 
山の神様にしては気持ち悪いし、でも悪いものにしては愛嬌がありすぎる。 
 
実家から離れて数年たつけど、あの山でみた何かより、都会で見た何かの方が自分にはずっと怖かったです。


引用元:ほんのりと怖い話スレ29


昔、北陸の某所に出張に行った時の事。

ビジネスホテルを予約して、そのホテルを基盤にしてお得意様を回る事にした。

最後の所でちょっと飲んで、その後ホテルに戻る事にした。

ホテルまで鈍行列車で20分。疲れていたせいか、うとうとして気が付いたら降りるはずの駅だった。

あっと思って立ち上がったときはもう遅く、列車は出発してしまっていた。 

4~5分して、次の駅に列車が停車したので急いで降りた。

降りて列車が発車してふと気づくと、がらんとしたホームに私が一人。

ホームの端に掘っ立て小屋のような木造の建物があり、それが駅舎だった。

蛍光灯がぼんやりと灯っている無人駅。 

降りるはずの一つ手前の駅は、特急も停車し、ローカル線も交わる駅で、

その県内では県庁所在地に続いて二番目の大きな市。

その駅から一つ目の駅でしかも本線なのに、どこかのさびれたローカル線のような雰囲気。

駅前は真っ暗。コンビニひとつない。映画で見たような古臭い家がひっそりと建っている。

次の列車は一時間後。列車が来るまでの一時間、恐ろしいくらい何の音もしなかった。 

ホテルについて、次の日の時刻表をチェックして気づいたのだけど、普通列車を待っていた一時間の間、本線なので特急が通過するはずだし、反対方向の普通列車も通過するはずなのに、全く列車が通過しなかった。 

静かな中に突然、私が乗りたい普通列車がやって来た感じだった。 

その半年後、再びそこに行く時があり、昼に時間が取れたので何となく行ってみた。 

駅は小さいけれど、木造ではなく鉄筋。一人駅員さんがいた。

駅前には小さいけどロータリーがあり、コンビニもあった。

半年あればがらりと駅も駅前も変わるかもしれない。

でも、駅もコンビニも特に新しい感じはしなかった。 

今でもあの時、時間がずれてどこかに紛れ込んでしたのではないかと思う事がある。 

時々、あの列車が来なかったら、と思って怖くなる。

 

引用元ほんのりと怖い話スレ27

通勤電車の途中の駅の傍に、古くさい建物がある。 
 
電車が地上から少し高い場所を走ってるから、

その建物の最上階(恐らく3階)がよく見える。 
 
薄汚いガラスだったが、ちらちらと中の様子を見ることは出来た。
 
荷物だらけの部屋に、今時ではない裸電球。 
 
ある部屋には白髪の老いた男性が、楽しげに誰かに話し掛けている。 
 
せわしく人が行き交うのは廊下だろう。
 
窓越しに見る向こう側の建物の日常は、面白いわけではなかったが、

電車が駅に停まるたびにぼんやり眺めていた。 

ある日、用事があり初めてその駅に降りた。 
 
そして何気なくあの建物を見上げた私の目に映ったのは廃墟だった。 
 
窓ガラスは割れ、壁は煤け、数年掛けて雨風にさらされた、くたびれた建物だった。 

それから、私にはあの建物が廃墟にしか見えない。 
 
何年も前に潰れた織物を扱う会社であったというのを最近知った。
 
私は建物の記憶を垣間見ていたのだろうか。 
 
何故か今では少し淋しい。

引用元:ほんのりと怖い話スレ29 

俺、子供時代によく遊んだ子がいたんだわ。 

近所の古い家に住んでる子ってことしか覚えてないけど、白っぽい服ばっかり着てた気がする。 

田舎なもんだから、ゲームとかじゃなくて鬼ごっことかザリガニ釣りみたいなのばっかでな。 

親は都会の方にいて、ばーちゃんかなんかと一緒に暮らしてるって記憶してる。 

けっこう仲良かったはずなんだけど、小学校の3年生くらいから遊んだ覚えが全然ないの。 

名前も覚えてないけど、別の学区の子とか、友達の友達だと名前も知らないまま遊んでたから、
そんなとこかなと思ってた。

そんで、中学入っちゃうと、昔の友達ってなんかこう、会ってもどうしていいかわかんないし、そのまま忘れてた。 

そんで、連休前倒しで久々に田舎に帰ったんだ。 

そん時俺の子供時代の話になって、「そういやあの家に住んでた子、今どうしてんの?」って聞いたのね。 

そしたら俺のばーちゃんとおかんが、「あの家はずっと空き家で誰も住んでない」って言うのよ。 

でも俺、その子が空き家のはずの家から出て来た記憶があるのね。 

「あそぼー」って声かけて、「うん」って駆け出してくる記憶がはっきりあるのよ。 でも家族はありえないって言うわけ。

怖くなったんで、ずっと地元にいる幼馴染に会いに行って、その子の話をしたんだ。 

そしたら、そいつも「そんな子知らない」って言うんだよ。 

そいつとも何度も遊んでるはずなのに。 

うわーオカルトかよと思ってガクブルしてたんだけど、

帰る前日に最寄り駅で、同い年くらいの男にいきなり「○○君だよね」って声かけられたんだわ。 

誰だろうと思ったら、あの家のあの子だって。 

なんだよ実在してたんじゃんってそん時は思ったさ。 

連休のせいでバスの本数がなくって、歩いて帰りながら昔話に花咲かせたよ。 

「今何してんの」って聞いたら、「病気で何もできない」みたいな答えだった。 

病気で学校ほとんど行ってなかったみたいな話も聞いた。 

それ以上深く聞けなくて、俺がお祭りでゲットして分けてあげたスーパーボールの話とか、ヤギに紙食わせようとして襲われたとか、懐かしい話だけした。

で、家の近くまで来たら、そいつ「じゃあ僕こっちだから」って、例の空き家の方に歩いてくの。 
「またね」って笑顔でバイバイすんの。 
 
なんか『そっち空き家だろ』って言えなくて見送ってたら、ちゃんと空き家の門の中に入ってったんだ。 
 
でもさ、よく見たらその空き家、マジで空き家。 
 
窓に板とか釘で打ってあんの。壁も蔦這っちゃって緑色。
 
ポストなんか落ちてどっか行っちゃって、四角い錆びの跡しか残ってないの。 
 
かなり怖くて即逃げた。

家に帰ってから、あの家で変な事件とかなかったって家族に聞いたら、別にないって。 
 
でも、おかんとだべってた隣おばちゃんが思い出したんだ。 
 
俺が小学校入る前に一回だけ、あの空き家を別荘みたいにして、夏の数日だけ家族連れが泊まりに来てたって。 
 
俺、そん時にあの子と遊んでたらしい。
 
でも家はその後すぐ売られちゃって、家族連れとあの子が来たのはその一回きりらしい。 
 
いや、俺小学校入ってからもその子と遊んだって。 
 
ランドセル背負ってたもん、給食袋に捕まえたカエル入れておかんにどつかれたもん、間違いねーよ。

帰る前に空き家に寄ってみたけど、門に鍵かかっててすごい錆びで開かなかった。 
 
あいつが開けた時は、すーっと普通に開いてたはずなんだけど。 
 
こえーので、今年の夏は帰郷しないことにした。

引用元:ほんのりと怖い話スレ29 

大学の頃に出会った奴で、よ~く嘘をつく奴がいたんだ。 
ただ、人を貶めるとかそんなんじゃなかったから、『面白い奴』みたいな感じで結構人気モンだった。 

で、結構そいつが霊を見たっていう話をよくしてたんだ。 
勿論、俺らは「またはじまったよwww」という感じで聞いてたんだけど、なかには「マジでっ!?」って興味を示しちゃう奴もいるんだよね~。 
いつもならその嘘つきも「マジwマジw」って感じで終わるんだけど、その時その話に興味を持ったのが女の子だったからか、「じゃあ、幽霊見に行く?」って言い出したんだ。
その子は勿論喜んで快諾。(あんな怖い目にあうとも知らずに…)
嘘つきと仲の良かった俺も勿論同行させられ、嘘つき曰く「確実に見れる」という廃アパートへと向かった。 
まぁ実際ただのドライブ感覚だったんだけどね、俺の場合。
だから正直、怖いとかっていう感覚はこれっぽっちもなかった。
しかも、嘘つきの言う事だし、到着して「うわ~、あそこに居る~」、「ねっ!見えた?」みたいな感じで終わるんだろうと思ってた。 

そんな事を思いながらも、いよいよ現場に到着……足がすくんだ…。 
雰囲気がね、もう尋常じゃない。
車から降りる事すら躊躇ってしまう、そんな場所だった。 
「じゃ、行こっか」と、平然と車から降りる嘘つき。 
「冗談じゃない!!」と思った俺は、「不法侵入になんじゃね?」とか言ってなんとかやりすごそうと思ったが、
「大丈夫」という嘘つきのなんの根拠もない一言に説き伏せられてしまった。 
そこで、さぞやビビってるだろう女の子に同意を求めようとしたが、意外にも「じゃ行こ!」と行く気満々の様子。
腹をくくって敷地内へと足を踏み入れた。 
プレッシャー。とてつもない程のプレッシャーを感じた。
よく霊が居る場所に行くと体が重くなるとか聞くが、まさにこの事だろうと直感した。 
勿論、俺今までは霊を見た経験がない。それでもここは絶対に出る。そう感じた。 

敷地内に入ってからアパートまでの距離は約20M程だろうか、一歩足を踏み出す毎に恐怖感が増していく。
そんな俺を尻目に、嘘つきと女の子は何事もないように進んでいく。

溢れ出そうな程の恐怖を抑えながらも二人の元に駆け寄り、なんとかアパートの入り口まで辿り着いた。 
 
そしていよいよアパートの中へと侵入しようとしたその時、嘘つきが予想外の言葉を発した。 

「俺、徐霊とか出来ないからね」
……恐怖感がより一層増した。 
俺の中では、霊が見える=霊に対するなんらかの対応策がある、という固定観念があったからだ。 
逃げ出したくなった。
俺の中でこの嘘つきは、少なくとも霊が見えるという事に関しては本当だろうと、なぜかこの少ない時間で確信していた。
だから、何かあってもこいつがいればなんとかしてくれるはずだと、この状況下での心の拠としていたのだ。 
しかし、そんな考えは脆くも崩れさった。
それは俺だけではなく女の子も同じ考えだったのか、
その言葉を聞き、急に泣きそうな声で「もういい~帰る~」と言い出し、
さすがに嘘つきも「戻るか」と言ってくれた。 

そして、今来た道を戻り出口まで半分程に差し掛かった時、俺の持つ懐中電灯の明かりの先に突然それは現れた。
アパートの敷地内へと入る幅3~4Mの門の端に、白く明らかに人の形をしたそれが居た。
間違いなく確信した。霊だと。 

血の気が一瞬にして引いた。 
瞬間、直ぐ後ろの嘘つき達を見た。
女の子は嘘つきの体に顔を押し付け、声を出してはいけないと思ったのか、「ッグゥッ…ウッ」と鳴咽していた。 
しかし、嘘つきは何事も無いような顔で「見える?行こ」と、女の子の体を支え出口に歩いて行った。 
「ちょwwwお前www……!!!」
力の入らない足腰をなんとか動かし、情けない事に嘘つきの体にしがみつき背中に顔をうずめて出口に辿り着いた。

「着いたよ」と言う嘘つきの声にも、俺はうつむいたまま車に乗り込むのがやっとだった。 
女の子はまだ泣いていた。そりゃそうだ、俺だって泣きそうだ。 
「もう居ないよ」と言う嘘つきの言葉も耳に入らず、結局その場を後にするまで一度も顔を上げる事が出来なかった。

暫く車を走らせ明るい場所に着き、女の子も泣きやんだところで、やっと俺も落ち着いてきた。 
「何、あれ?」と何かを知りつつも嘘つきに聞いた。
予想通り「何って、霊だよ」って笑みを浮かべながら答える嘘つき。 
それを聞いてまた泣き出す女の子。
 
「憑いてきてない?」と言う俺に、嘘つきはこんな事を話してくれた。 

「俺が今まで見た霊ってのは、走っておっかけてきたり、ましてやとり憑くなんてのはない。だいたいが動かずにその場に居るだけ」
さらに、 「多分、大体が死ぬ直前のままの格好かな?例えば事故で亡くなった人なら、道路に倒れたままとか・・・あっ、一度だけ踏み切りに飛込んで行く霊を見た時があるけど、あれは不気味だ!」 などと話してくれた。
結局、嘘つきもハッキリとした事はわからないらしい。 
「じゃあ、話しとか出来るの?」という問いには、
「無理。すくなくとも俺はね。もしかしたら出来る人も居るかもしれんが、俺はしたいとも思わんね」と言っていた。

まだまだ色々と聞きたい事があったが、まずは肝心の先程見たものについて聞こうとした。
しかし、女の子がこの話をしてまた泣き出すといけないので、その場はその話をするのはやめた。 
それに、先程見た霊がどんな霊なのかも大体予想がつく、というかどんな亡くなりかたをしたかをだ。 
アパートの入り口には大きな木があった。これで十分だった。


引用元:ほんのりと怖い話スレ30

幼稚園ぐらいのとき、両親が出かけていて、家に独りになったときがあった。 
 
俺は昼寝してたから親が出かけていたのを知らなくて、起きたときにだれもいないから、怖くて泣きながら母を呼んでいた。

で、探してもいないから、あきらめて居間で座って泣いていた。 
 
そしたら、庭の道を女の人が歩いて行ったのが窓から見えた。 
 
白い服を着ていて、顔も真っ白で、眼も鼻も口も無いように見えたけど、女性だというのはわかったので、母だと思った。 
 
その人が通って行った後、すぐに窓を開けて「お母さん!」て叫んだけど、誰もいなかった。 
 
追いかけて行って探したけど、やっぱり誰もいなかった。 
 
俺んちの庭はそんなに大きくなくて、隠れるところもないはずなのに・・・

俺はその後、二回同じ女を見た。
 
二度目はまた一人でいるとき、三度目は姉と一緒にいるとき。
 
姉も同じ人を見たと言ったので、俺の幻覚ではないだろう。
 
その後もまた、姉は一人でいるときに見たらしいので、その女は我が家に合計四回現れたことになる。 
 
いつも同じ姿、つまり全身真っ白で、顔がわからない。追いかけても必ずいない。
 
そして女は、絶対に窓際の庭の道を西にむかって歩いていく。 
 
あれはなんだったんだろう・・・


引用元:ほんのりと怖い話スレ29 


めちゃめちゃ昔、私が小学生になったばかりくらいに体験した怖い話。 

家のまわりは田畑や雑木林ばかりで、道路も舗装されていない田舎の子でした。 

家のそばにある墓場で近所の子とよく遊んでいたんですが、まあ罰当たりなガキどもですわな。 

卒塔婆でちゃんばらしたりとかね。

お寺がそばにない墓場で、とくに怒られたりはしなかったんですが、親からこれだけは守れと言われたことがありました。
 
「墓場では転ぶな。墓場で転んだら片足を置いていかなければいけない。そうしないと罰が当たる」と。 

でもね、ガキが遊ぶ(暴れるという表現のほうがあってるかな)のですから絶対、間違いなく転びますよ。 

そんな時は、足を切るわけにはいきませんから、代わりに靴を片方脱いで墓場に置いて家に帰ります。 

で、次の日に「昨日はごめんなさい」と墓場であやまって、置いておいた靴を持ち帰るわけです。 

ある日、いつものように近所のクソガキどもと墓場で遊んでいたんですよ。鬼ごっこかなんかしていてね。 

全員がもつれあって、墓石にぶつかって、派手にすっ転んだわけです。 

で、いつものように靴を片方脱いで置いていくことにしたんですが、1人の子(Y君としときます)が、買ってもらったばかりのキャラクターの絵が描いてある靴(ウルトラマンだったかな?)だったんで、置いていきたくなかったんでしょうね。靴を置かずに帰ろうとした。 
 
みんな「片足置いてかなきゃいけないんだぞ!きっと足がもげちゃうぞ!」なんて言ってからかってた。 
 
でもね、本気で罰が当たるとは思っていなっかたんです。
 
だから、Y君が靴を置かずに帰るのを止めはしませんでした。 

しばらくして、私は学校帰りだったんでしょうか、道路の向こうに母親がいるのに気づきまして、ちょうど駄菓子屋の前でしたね。 
 
お菓子買ってもらおうと、道路を渡り始めたんです。 
 
すると、道路の向こうで母親がすごい勢いで手を振ってるんです。 
 
何だろうと思ったら、景色がいきなりぐるぐる回ってわけわからなくなって。 
 
トラックに引っ掛けられたそうです。 
 
道路の真ん中で私はぺったり座っていたそうです。
 
覚えてないんですよ、その時のこと。 
 
ブワーって走ってきたトラックに引っ掛けられて、道路の真ん中でくるくる回って、かすり傷ひとつありませんでした。
墓場で遊んだんで罰が当たったのか、ちゃんと靴を置いていったから無傷ですんだのかとか、色々考えてました。
 
次の日、学校でみんなに、事故にあったけど怪我しなかった話をすると、みんな何かしら危ない目にあっていたのがわかりました。 
 
誰も怪我しなかったので、気にしていなっかたみたいです。 
 
ただ、靴を置かずに帰った子、Y君、学校に来ていないんです。 
 
遊びにも来なくなったしおかしいなって思っていたら、いつの間にか転校していました。

何年かしてもう中学生になってましたが、Y君が転校というかいなくなった理由を知りました。 
 
Y君、家の玄関で転んで頭を打って、右だか左だか聞いていないんですが、半身不随になったんだそうです。
 

引用元:ほんのりと怖い話スレ その29

昨日あったほんのりと怖かった話

普段電車に乗る時は、大体音楽聞きながら本を読むのを習わしにしてるんだけど、昨日はiPodが見当たらなかった。

しょうがないから文庫本だけ持って電車に乗る。 
 
どうにか席に座れたが、車内の喧騒がなんとなく嫌で本に集中できない。 
 
会話なんて聞き取れない雑音だが、うるさいなぁ……と思っていたら、
 
「死んだ」
 
やたら明瞭に、しかも結構遠くから聞こえて来た。
 
朝の車内は混雑してるし、遠くの人の声なんて全然聞こえないはずだった。 

不思議に思っていると、駅に着いて暫く止まる。 
 
今度は外から声が聞こえる。 
 
片輪か気違いか何だか知らないが、やたら大声で喚いている。 
 
「下着ドロ下着ドロ、ストーカーストーカー、自殺自殺」 
 
うわ、キモスと思って、興味津々で見てると目が合った。 
 
「ストーカーストーカー、自殺自殺」 
 
運良く電車が発車したおかげで、長々と見つめあう事にはならなかった。 

なんだか変な日だなと思って、電車から降りて気が付いた。 
 
その日は友人の姉が自殺した日であった。
 
特に親交はなかったので、単なる偶然かも知れない。


引用元:ほんのりと怖い話スレ28 

これは僕が小学5年の時の話です。

5年生になると夏休みに一泊二日で学校に泊まって、自分達で飯作ったり、何か作業(何したか忘れてしまった)したりして、プチキャンプみたいな行事がありました。
 
で、夜になると肝試しがありました。
 
体育館から男女一人ずつペアで順番に決められたルートで校舎を歩いて、体育館から一番遠い南側の離れた校舎に行くんです。
 
僕は好きな子とペアになればいいなと思っていましたが、そんな都合よくペアになれる訳も無く、違う子とペアになりました。

ただ、その子(Sさんとしておきます)は可愛い系のグループの一人で、仲も良かったので、まぁ不細工な奴となるよりかはマシだなと思いつつ、自分達の順番を待っていました。

で、自分達の順番になって体育館を出ました。

当たり前ですが、校舎は真っ暗でシーンと静まり返っています。

最初の理科室に入るところで、「お前先に入れよ」「嫌や。○○が先に行ってよ!」などと軽口を叩きつつも、ちょっとドキドキしていました。

理科室では先生が物陰から飛び出てきたりで、Sさんはキャーキャー言っていました。

僕はまぁ、予想できていたし身構えていたので、声に出す程びっくりしませんでした。

理科室を抜けて、「びっくりしたねぇ」「別にぃ」等と言いながら廊下を進み、2階に行く為に階段を上ろうとした時でした。

いきなり「キャハハハハハハハハハハハハハ!!!」と大きな笑い声がしました。

油断していた僕とSさんは、「うわああああぁぁぁぁぁぁああ!!!!」と笑い声の方を振り向きました。

ちょうどその階段の隣の奥に職員トイレがあった為に、せまくて短い廊下がありました。

そこに女の人立っていて、こっちを見て大声で笑っているのです。

真っ暗で階段の手すりが死角になっていたので、横を通っても気付かなかったのです。

ビビりながらも、暗くて顔がよく見えないその女の人に僕は、「びっくりしたぁ!先生誰?」と声を掛けました。

しかし、女の人はまだずっと笑ってこっちを見ています。

「?」と思い女の人に近づくと、!!?先生と違う!?見た事ない人や!!!と気付きました。

その人は、この学校では一度も見た事の無い女の人でした。

僕は恐怖とパニックで、笑い続ける女の人を無言のまま見ていました。

Sさんも僕と同じで、無言のまま女の人を見ていたと思います。

すると突然、大声で笑い続けていた女の人がピタッと笑いをやめ、

「…違う」と言って、無言のままこっちを見ながら、ゆっくり真っ暗な職員トイレに入って行きました。

Sさんが呆然と立ち尽くす僕の袖をギュっと引っ張って、「早く行こう」と呟きました。

「あぁ…」と僕とSさんは歩き始めました。

僕はSさんに「あの人見た事ある?俺見た事ない」と聞くと、Sさんは「私もない…」と言ったので、二人無言のまま歩いて行きました。

その後、工作室や保健室などを通りましたが、先ほどの恐怖があったので大してびっくりもせず、みんなが待ってる南校舎の会議室に着きました。

そこには60人ぐらい集まっていました。

僕たちの学年は130人くらいいたので、そのまま僕らも全員ゴールするまでそこで待っていました。

僕はさっきの女の人が誰か気になって、クラスの男子に「階段のトコで…」と聞いてみる事にしました。

しかし、みんなそんな人はいなかったと言うので、こいつら俺をからかいやがってと思い、女子にも聞いてみる事にしました。

しかし、女子もそんな人はいなかったと言うんです。

逆に「○○(俺)君はいっつもそんな冗談言うよね」みたいな反応をされたので、同じペアのSさんが「私も一緒に見た」と反論しました。

しかし、やっぱり誰も見た人はいませんでした。

僕はマジかよ…と思いつつ、新たにゴールしてくる奴に聞いて回りましたが、そんな人は出てこなかったと言われました。

そして、そのまま全員がゴールして肝試しは終わりました。

不安な気持ちでいっぱいだった僕は、担任に女の人の事を聞いてみました。

「階段のところで脅かし役をやってた人は誰か?」と聞いたところ、「階段に脅かし役はいない」と言われたので僕が見たその女の人の特徴を(髪が肩より下まで伸びてて等)を言って、

「そんな感じの人、今学校にいますか?」と聞いてみました。

「××先生の事?」と言われたんですが、「いえ、絶対に××先生ではありませんでした」と答えると、

担任は「○○、冗談言ってるやろ?」と言い出しました。

仕方ないのでSさんを呼んで来て、同じ証言をしてもらうと、担任は「じゃあちょっと見回ってくる」と言って、何人かの先生と校舎を見回りに行きました。

数十分後帰ってくると「そんな人はいなかった」と、女の人の件は終わってしまいました。

僕は釈然としないながらも、あきらめて寝る事にしました。

その後、その女の人が誰かは結局分かりませんでした。

一体あの女の人は何者だったのか、たまに考える事があります。

小学校の時は幽霊だ!と思っていましたが、今では変質者が紛れ込んでたのかなと思う様になりました。

ただそう考えると、ちょっとゾクッっとくる怖さがあります。

今の時代だったら、俺とSの証言で多分中止なるだろうな。
 

引用元:ほんのりと怖い話スレ27

先日、一歳の子供と2人で外出した時のこと。
 
ある駅で下車したとき、普段人見知りな子供が、

1人のおじさんに笑いながら近寄ろうとする。
 
私が「迷惑だからダメだよ」と言って手を引いても、

私の手を振り切っておじさんの所へ行ってしまった。
 
おじさんは優しいおじさんだったらしく、

私の子供に優しく話しかけてくれたりしたので、
 
少しだけ子供をおじさんに抱っこしてもらったりした。
 
そしてあろうことか私は、子供とおじさんのツーショットを携帯のカメラで写真に撮った。
 
私は普段こんなことを絶対にしないから、自分のこの行動もちょっとビックリした。

そして家に帰り、夫に今日あった出来事を話して携帯の写真を見せると、 
 
夫が「この人(おじさん)俺のオヤジだ」と言った。 
 
夫の父は、15~16年前に夫の家族が他県に住んでいた時に失踪してしまって、それ以来行方不明だという。
 
私の子供は、私ですら会ったことが無い夫の父親、

子供にとっては祖父が分かっていたのだろうか。

引用元:ほんのりと怖い話スレ28 

今日は熊本は雨が降っている。 
 
雨が降るとあの日のことを思い出す・・・

当時、小学2年生だった俺は、下校時刻に突然の大雨が降ってきて傘も無く呆然と昇降口に立っていた。 
 
他の生徒は置き傘していたり雨の中走って帰ったりと、段々校舎は静かになっていった。 
 
辺りは暗くなりかけていた。
 
すると、後ろから女(事務の人かな)の大人の人から声をかけられた。 
 
「傘、忘れたの?」
 
俺は当時人見知りだったので、何も言わなかったのだろう。
 
「おばちゃんも今から帰るから、車でおうち送ってってあげよか?」 
 
俺は母親に会いたくなって泣き出した。
 
相手もそのことを察したらしく、事務室の電話を貸してくれた。 
 

母親に迎えに来てくれるように電話をかけた後、その女性とは別れて再び昇降口の前で一人で座っていた。 
 
すると、いつからいたのかわからないが、
 
ランドセルに黄色いカバーをつけた小学1年生の女の子が、傘置き場のところに立っていた。 
 
今考えてみると、彼女は自分の傘がなくなっていたのを必死に探していたのだろう。 
 
もしかすると、誰かが彼女の傘を無断でさして帰ったのかもしれない。 
 
彼女は嗚咽をもらしながらずっと傘を探していた。 
 

10分後、俺の母親が昇降口に迎えに来てくれた。
 
例の少女はこちらをちらっと見て、また傘を探し始めた。 
 
俺の母親はその事情を察したらしく、「一緒にかえろか?」。
 
少女は急いでランドセルをからって、逃げるように雨の中を傘もささずに走って行った。 
 
きっと同情されるのが惨めだったのかもしれない。

すると、そこには少女の忘れ物らしき、図工の作品がおきっぱなしにしてあった。 
 
『1ねん2くみ ○○ ○子』
 
サインペンであどけなく書かれた文字が、今でも鮮明に頭に残っている。 
 
母親はそれを手にとって、
 
「あら、この子上手ね。あんた、明日クラスに届けてあげなさい」 
 
そういって、俺と母親は雨の中、傘をさして帰って行った。 
 
翌日は雨もすっかり上がり、空気中がムシムシしていたことを覚えている。 
 
俺はランドセルと傘(今後のために置き傘として)と、昨日の少女の図工の作品を持って登校した。 

朝の会が終わった後、1年2組に作品を届けに行った。 
 
そのクラスの担任に聞いたら、その子はどうやら風邪で休みらしい。 
 
作品だけ事情を話して渡し、俺は自分のクラスに戻った。 

数日後、その少女が俺のクラスにお礼を言いにきた。 
 
それ以来、たまに廊下で会うと、お互いに近づいていって話したりもした。 
 
そんなこんなで、俺は初めて異性の年下の友達が出来た。 

話は一気に飛ぶが、俺が中学2年生のとき。その子も偶然に俺と同じ卓球部だった。 
 
思春期なだけあって、二人は以前のように話したりはしない。
 
そんな毎日を送っていて、ある日、友達から聞かされた。 
 
「あいつ(例の少女)の家の母親は、あいつが幼稚園のとき、雨の日に幼稚園に迎えに行く途中、車に轢かれたらしいよ」 

俺の中で4年間の時が一気につながった。 
 
申し訳ないことをしたのかもしれない。
 
引用元:ほんのりと怖い話スレ その28


小学生の頃、近所に杖をついたホームレス風情のおばあさんがいた。 
 
いつも近所をうろついていたが、スーパーのベンチで弁当を買って食べているのを何度か見たので、金はあったらしい。
 
もしかしたらホームレスじゃなかったのかも。 

そしてある日、そのスーパーのトイレに行ったら、そのおばあさんがいた。 
 
三つある洗面台を順番に移動しながら髪を梳かしている。 
 
洗面台と床にばらばらと落ちる抜け毛、酷い異臭。 
 
幽霊のような佇まいにガクブルして、その日はそのまま逃げた。 

そして後日、母と買い物をしに車に乗っていると、またそのおばあさんを見かけた。 
 
足をさすりながら、バス停のベンチで休んでいるようだった。 

そして、スーパーに着いて中に入ると、なんとそのおばあさんが肉売場をうろついていた。 
 
バス停からスーパーまで車で10分。 
 
車の私達に歩きで追い付く訳がないし、
 
もしあそこからタクシーやバスを使ったとしても、私達の方が早く着くのは明らか。 
 
瞬間移動したとしか思えない。

その日の夜、私と母は今度は歩きで習い事から帰っていた。 
 
すると、また前方におばあさん発見。 
 
度々の奇怪な行動に母と二人でガクブルしたが、しかし母はとんでもないことを言いだした。 
 
「私、いつもあのおばあさんがどこへ帰るのか気になってたの。ちょっとつけてみない?」って。 
 
なんちゅー大人だと思ったが、面白かったので母と二人おばあさんの後を追った。 

おばあさんは路地を曲がった所の電柱に近づいていって、抱きつきスリスリし始めた。 
 
あまりのキモさに母を目を見合わせたが、次また目を向けるともうおばあさんはいなかった。 
 
そこは一本道で曲がり角はない。 

私と母の間では、あのおばあさんは電信柱の妖精ってことになってる。 
 
それ以来見かけない。 
 
気味悪かったけど、思い出すとちょっと楽しいwww 


引用元:ほんのりと怖い話スレ 27 


以前この掲示板で、子取りの話題になった。 

『子供なんかさらって来て一体何になるのか』

『うるさいしわがままだし飯は食うし金はかかるし・・・』

そんな話題になった事があった。

約二十年前。俺がまだお母さんのお腹の中にいたころ。 

母が俺の入った大きなお腹で、2歳の小さな兄と一緒に、

東京の家から近くの街へ、電車に乗って買い物に行ったときの話。 

母は電車の中で少し不自然な光景を目にした。 

老婆が孫(小学校中学年ぐらい)の子供と一緒にいたのだ。 

別にこれと言って不思議ではないのだが、年齢的に考えても祖母と孫なのだが、どこか不自然だったらしい。 

しばらく電車に揺られていると、その老婆が母に話しかけてきた。 

その老婆曰く、連れていた小学生の男の子は、孫でなく実の“息子”だった。

その老婆は母が連れている幼い兄を見るやいなや、なんとも奇妙なことを言った。 

「子取りには気をつけなさい」

その老婆は、体質的にとても子供が出来にくかった人だった。 

若い頃に何度も試みたが、結局子供を産むことは出来なかった。

街で子供を見かけると、羨ましくて欲しくてたまらなかったそうだ。 

老婆は「夫と二人で若い頃、何度も産院に子供をさらいに行った」と言っていた。 

しかし、この幸せを手にした途端、誰かが掴んでいた幸せを奪うのが怖くて、

結局歳を取るまで子供を盗むことは出来なかった、と。

そして数年経ち、夫との子供を授かった、と。 

母はそれを聞いて青ざめたらしい。

引用元:ほんのりと怖い話スレ27


学生の時、美術の先生から聞いた話。 

先生が出張中、奥さんが先生のベッドでひとり眠っていると、毎晩のように見る夢があったそうだ。 

それは、部屋の隅の天井からぼたぼたと血が滴るという、あまり気持ちの良く無い夢。 

気になったので天井裏を探ってみると、

そこからは先生が学生時代に描いた絵が沢山でてきた。 

独身の頃、住んでいる場所からそう遠く無いところに屠殺場があり、

写実的な絵を勉強していた先生は、

血のしたたる牛の頭や肉なんかを、キャンパスにいくつも描いていたそうだ。 

結婚後、その絵は日の目をみることなく、家の屋根裏に置かれたままになっていた。 

先生の奥さんはそのことを全く知らなかったようだが、

「牛の魂?が絵にこもって、なんらかの形で存在を知らせたかったのかも…」と言っていた。

たかが絵…
と思うが、『モノにはなんでも魂が宿る』というのは、

あながち嘘ではないのだなあと思ったお話でした。


引用元:ほんのりと怖い話スレ27 

中学の同級生に、左の瞳が赤い子がいた。 
君島さんという結構可愛い子で、入学してすぐに男子の間で評判になったけど、変な噂もあった。 
『赤い目は呪いの目で、気に入らない人を殺す』というもので、
君島さんと同じ小学校から来た子たちが広めていて、実際その子たちは君島さんに近づこうとしなかった。 
小学校で君島さんの周りにいた人たちが、何人か亡くなっているのが噂の元のようだった。 
私自身はきっと嫉妬からくる嫌がらせなんだろうと、さすが可愛い子は憎まれるものなんだなあと思っていたので、
君島さんとは普通に話していた。 
クラスの大半の人はそんな感じで、噂を真に受けたりはしていなかった。 

一ヶ月後、君島さんにいつも親しげに話しかけていた男子が事故で亡くなった。 
私はその男子が亡くなる三日ぐらい前に、君島さんの口から、 
「話しかけてくれるのは嬉しいけど、ちょっとしつこいというか、授業中とかはよして欲しいよね……」 
と、その男子に関して迷惑している旨を聞いていたので、かなり驚いてしまった。 
『気に入らない人を殺す』
これが頭の中に浮かび上がってきて、恥ずかしいながら私は君島さんに変に嫌われるのが怖くなってしまい、
必要以上に接するのは避けるようになった。 
他の人たちも同じだったようで、それから君島さんの周りからは一気に人が減り、
君島さんはいつも一人でいるようになった。 

それから一年後、中学二年の時、また事件があった。 
君島さんの噂は相変わらずで、
クラス替えで同じクラスになった人たちは、赤い瞳のこともあってかなり不気味がっていた。
こそこそと陰口のようなものも叩かれていた。 
隣の席になった子は、陰口こそ言わないけどかなりあからさまで、朝来たらまず君島さんの机から席を遠ざけていた。
私を含め前年から同じクラスだった人たちは、クラス全体の雰囲気に危ない予感を感じていた。 
個人的にどろどろした悪口が耳に入ってくるのは嫌だったけど、
私たちも一年にわたって君島さんと関わるのを避けてきたわけで、もっと普通にしろとは言えなかった。 

夏休みの途中の登校日のことだった。 
私たちの学校はその日、防災訓練をすることになっていた。 
先生が夏休みの残りをいかに過ごすかとかそんな話をしていると、校内に放送が入り、
校庭への避難を始めるという単純な訓練だったのだけれど、
その途中、階段を下っている最中に、私たちのクラスは後ろから折り重なって倒れるという事故を起こしてしまった。
私は階段の上のほうにいたのでまだ大丈夫だったけど、
下の方にいた人たちは折り重なった人たちに押しつぶされて、かなり危ない状態だった。 
三人が骨折して、一人が意識不明のまま救急車で病院に運ばれた。 
その意識不明になった子は、君島さんの隣でいつも席をずらしていた子だった。 
幸いその子は意識を取り戻しのだけれど、学校に戻ることはなく、そのまま転校してしまった。 

それがあってから、クラスで君島さんについて陰口が叩かれることはなくなった。 
私たちのように何も言わずに距離をおく人や、やさしい態度でほんの少し接するという人が増えた。 
君島さんについては私たちの学年で知らない人はいなくなり、
学年全体の雰囲気が、君島さんとは何も言わずに距離をおき、たまに優しいそぶりを見せる、という感じになっていた。
結局それから高校に行くまで、君島さんに対する皆の態度は変わらず、
しかし、人が死んだり怪我をしたりということは無かった。 

君島さんは地元からちょっと離れた女子校に進学したのだけれど、
なんとそこは私の第一志望で、私もその女子校に進んだ。 
私たちの中学校からは、私と君島さん以外には五人ほどがその女子校に進んでいた。 
私と君島さんはまた同じクラスだった。
中学一年からで通算四年、ずっと同じクラスということになるわけだけれど、やはり会話はしなかった。 
君島さんの赤い瞳はやっぱり皆の注目を集め、
互いに友達になろうとしている四月の女子生徒たちの恰好の話題の種になった。 
中学に入学したばかりのときと同じで、君島さんの周囲には人が集まっていた。
あの噂も早くも広がっていたけど、信じてる人はいないようだった。 

でも、クラスで君島さんの周りに人がいることに嫉妬する人はやっぱりいて、
特に女子校は異性の評判を気にしなくて良いとあって、かなり苛烈な悪口をいう人たちがいた。 
またあんなことが起こるのかなと、私は何となく思っていた。 

今度は病気だった。
梅雨に入るくらいに、クラスで君島さんの悪口を言っていた女子の一人が、授業中いきなり倒れ、
口から泡を出しながら痙攣し、そのまま救急車で病院に運ばれた。 
数日後、どうやら癲癇を発病したらしいということで、その子はしばらく休学することになった。 
さらに、夏休みに入る直前の期末考査の真っ最中に、
これまた君島さんの悪口を言っていたクラスのリーダー格の女子の一人が、突然学校に来なくなってしまった。 
また数日後に担任の先生から、その子が急性の白血病を発病し入院生活に入っていると伝えられた。 

三年前と同じで、君島さんに対する皆の態度は変わった。 
まるでそこに誰もいないかのように皆振舞った。私もその一人だった。
君島さんはもう慣れてしまったのか、休み時間もいつも本を読んで静かに過ごしていた。 

高校二年に上がる頃、白血病の子が亡くなった。
もう一人癲癇の子はどうなったかは知らないけど、戻ってこないようだった。 
私はまた君島さんと同じクラスになった。これで実に五年連続。 

春の始業式の日、肩をたたかれて振りかえると、君島さんが立っていてどきりとした。 
「また同じクラスだね。よろしく」
「……んっと、よろしく」
思いきり詰まりながら、私は返事をした。 
関わるのを避けてきただけに、話しかけられただけでひやひやだった。 
君島さんはそんな私の心情をわかっていたのか、それ以上何も言わずに離れていった。 

それから一学期期末考査までの三ヶ月と少し、クラスで君島さんに話しかける人は誰もいなかった。
中学校の時にあったことがほとんど皆に知れ渡ったのと、前年のクラスメート二人のことが原因だった。 
普段「幽霊なんてありえない」とか、「呪いで人が殺せたら苦労しないって」などと話している子たちも、
君島さんのこととなると「でも万が一、もしかしたらって思うと、ちょっとね……」と、近づこうとしなかった。 

忘れもしない、高二一学期期末考査が始まる二日前、私は帰り際、君島さんに呼びとめられた。 
「ねえ、○○さん、ちょっといい?」 
「え……まあいいけど」 
「あのさ、この手紙、後で読んでくれる?」 
白い封筒に入った手紙だった。
正直怖くてあまり受け取りたくもなかったんだけど、突き返すのもどうかと思って受け取った。 
その日の夜、勉強の合間に封筒を開き中を見たら、便箋に綺麗な文字が綴られていた。

○○さんへ 

あなたと同じクラスになるのは今年で五回目ですね。
あんまりお話することもなく、友達と言って良いのかどうかわかりませんが、
級友としてあなたにお願いがあります。
ご存知の通り、私はあまり人に好かれません。 
みんな私を見ないようにして、私を遠ざけます。 
だからきっとみんな、私の姿は離れればすぐに忘れてしまうと思います。 
人は見ていないものなんか記憶に残さないでしょうから、
みんなの記憶の中で私は、すぐにぼやけていってしまうと思うんです。 
だからあなたにお願いがあります。 
あなたが私をどういう風に見ていたのか私はわかりませんが、
あなたはずっと同じクラスで、ほかの人より多くの時間を同じ教室の中で過ごしてきました。 
あなたが私を見た時間は、きっと他の人に比べて多いでしょう。 
私の姿がぼやけていくのが、他の人に比べて遅いと思うんです。 
私がいなくなったとしたら、私の姿をできるだけ覚えていて欲しいです。
できたら、私のお父さんやお母さんに、私が学校でどんな子だったか伝えてもらいたいです。 
誰の記憶にも残らないとなると、それは元からいなかったのと同じだと思うんです。 
私は確かにいたのに、いないことになるのは嫌です。 
だからお願いです。私のことを覚えていてください。 
突然の手紙、すみません。  

君島▲子 

この手紙ってまずいんじゃないかなと思った私は、夜遅かったけれど担任の先生に電話した。 
担任の先生は君島さんに話を聞いてみるということで、一旦電話を切った。 
「何かあったら連絡ください」と言っておいたら、三十分くらいして先生から電話が来た。 
電話の内容はショッキングなものだった。 

担任の先生から電話を受けた君島さんのお母さんは、君島さんを電話口に出すために部屋に呼びに行き、
そこで床に横たわった君島さんを見つけたのだという。 
自殺を図った直後で、すぐに病院に運ばれて、現在治療中だと伝えられた。 
先生はこれから病院に行くと言っていたので、私も迷いつつ行くことにした。 

君島さんは自分の左目をはさみで突き、次いで手首を切ろうとしての自殺未遂だった。 
はさみの刃だったせいかうまく手首を切ることが出来ず、そのうち潰した目の痛みで失神。
早くに発見されたこともあり、死を免れたらしい。 
私は君島さんのお母さんに、泣きながら知らせてくれたお礼を言われたけど、むしろ罪悪感で一杯で、 
「違うんです。私たちのせいなんです……」と泣き出してしまった。 

君島さんは翌日には目を覚まし、左目も失明を免れた。 
私はそれから君島さんの病室に何度か足を運び、話をするようになった。 
君島さんは初めのうちは、ぼーっとしてるか話してもぼそぼそと話すかだったけど、そのうち明るく話すようになってくれた。
「ねえ、○○さん……私、この目、どうしたらいいかな……?」 
「え?」
「この目のせいだってみんな言ってるんでしょ」 
「……だからはさみで?」 
「うん……」 
私は今更ながら君島さんが本当に気の毒になって、 
「別に気にすること無いよ!もう潰すなんて怖いこと考えないで!」と明るく励ました。 
「今までのだって全部偶然だって。なんなら私が例外になって証明してあげるよ。
 治ったら、その赤い目でばっちり見つめていいからさ」 

二学期の中頃に、君島さんの眼帯は取れた。
私と君島さんは仲の良い友達になっていて、赤い瞳を見た時は正直不安になったけど、離れることはなかった。 

それから年が明けるまで何も無く、 
「ほら!君島さん、別に目のせいなんかじゃないって!」 
「うん……そうなのかな……」 
と二人安心していた。 

でも、三学期が始まってからすぐ、私は倒れてしまった。
異常なまでの高熱がでて、39度から40度越えとなり、入院となってしまったのだ。 
医者は風邪だろうと言っていたけど、点滴を打とうが解熱剤を飲もうが熱が下がらず、意識が朦朧としていた。 
40度越えが四日目を過ぎる頃から私は意識を失っていたらしく、記憶は無い。 
親の話では、君島さんがやってきて、 
「何で!?私、○○ちゃんのこと大好きなのに、何で!?」と泣いていたという。 
医者もどうして熱が下がらないのかわからず、私の体はかなり衰弱して危なかったらしいけど、
でも、七日目にはすっかり熱が下がって元気になった。

で、母から君島さんの事を聞いた。 
「君島さんがね、別の病院に入院してるのよ。……目を……その、痛めちゃったんだって……」 
「えっ!?」 
退院したらすぐに君島さんに会いに行った。 
君島さんは笑顔で「元気になったんだね」と迎えてくれたけど、眼帯が痛々しかった。 
君島さんは左目がほぼ失明。あと何回か手術を試みるけど、絶望的だという。 
君島さんのお母さんに話を聞いたところ、また目をはさみで突いてしまったと泣いていた。 
意識の無い私の元へお見舞いに来た次の日だった。 
赤い血がたくさん出て、それでも君島さんは嬉しそうに笑っていたらしい。 
「何であの子はあんな……」 
泣きはらすお母さんの瞳を見たけれど、普通の茶褐色だった。 
君島さんは結局失明し、義眼を入れることになった。 
義眼を入れた君島さんは、距離感が取れなくて困っていたけど、 
「やった……。黒い目だ。綺麗……」と本当に嬉しそうだった。 

その後高校を卒業し、大学も同じ女子大に進んだ私達は、今も仲良くしているけど、あれ以来私は倒れていない。 
本当にあの赤い瞳のせいだったのか、偶然だったのかわからないけど、今が良ければまあいいかと思っています。


引用元:ほんのりと怖い話スレ27

俺が大学生の頃の話。

熊本大学なんだが、大学の周りには竜田山があって、その山道には霊園があった。
 
当時、俺は学園祭実行委員会だったから、
 
授業が終わる夕方から夜の11時くらいまで、大学の周辺の食堂とかからカンパをもらいに先輩と出回りをしていた。

学園祭まであと3日、その日の晩のことだった。
 
この日は先輩と別行動で、俺は竜田山の麓にあるR食堂(今でも営業中なのでイニシャル)にカンパをもらいに行っていた。
 
その帰り、霊園を通りかかっているとき、霊園の中に人影が見えた。
 
俺は人一倍怖がりなので、『あれは見間違いだ』と頭の中で繰り返し、足早に山を下っていった。 

翌日、先輩にそのことを話すと、先輩自身もその人影を見たというのだ。 
 
しかも、先輩が「それは老婆だ」とまで言い切った。 
 
そんな会話を二人でしていると、他の連中が興味津々に話に加わってきた。
 
もともと実行委員会をやるようなお祭り騒ぎが大好きな連中だから、その日の夜、肝試しをすることになった。

午後11時、俺たちは6人でその霊園までライトを持ってハイクをした。 
 
案の定、やはりそこには人影があり、それまでは饒舌だった他のメンバーも言葉を失った。
 
確かにそこにいるのは一人の老婆だ。しかし、なぜ墓場に? 
 
俺たちは不自然でないように、あくまでも山を登りにきただけであるかのように、
 
霊園にはそれ以上目をやらずに別の会話を始めた。 
 
すると、その老婆が近寄ってきた。
 
「あんたら、わしんこと見にきたっちゃな?霊て思てから」
 
皆絶句した。俺は何がなんだか分からなくなっていた。
 
ようやく仲間の一人が、「すいません!」と上ずり声で謝っていた。 

老婆はしばらく俺らに説教をしたあと最後に、
 
「わしはな、去年、夫ば殺されたっちゃげな。あんたらみたいな大学生が学園祭前に浮かれて、酒ば飲んじから車ば運転してからの。夫ば轢いたった!」
 
老婆は涙声で俺らに向かって怒鳴った。俺らは何も言えなかった。 
 
老婆は続けて、
 
「ちょうど今ぐらいの時間じゃ、夫が殺されたんは。んでな、夫がよう夢に出てきて、『あの山ば通る糞ガキどもば呪い殺してやる』って言うもんじゃけんが、わしは夫が墓から出てさらかんように、こうやって学園祭前は墓ば見とるげな」 

俺たちは墓に手を合わせて、その日は解散した。

引用元:ほんのりと怖い話スレ 27 

3年ほど前の話。
 
当時自分は臨時採用の教師だったのですが、赴任先の学校に躁うつ病の教師がいました。 
 
彼女(仮にA先生とします)は暫く療養し、復帰してきたとのことです。 
 
しかし、見るからにうつ期に入っているようで、 
 
「私教師やってていいのかしら」「こんな私で役に立てるのかしら」等、
 
自分の存在価値を問う言葉を暗い表情でよく漏らしており、 
 
皆やんわりと「A先生がいなくちゃ!」「大丈夫、一緒に助け合いましょう!」など言いつつ接していました。

そんなある日、彼女が副担任をしているクラスで問題が発生。 
 
A先生が主担任であるB先生に話すのを、自分は職員室で数人の教師とともに聞いていました。 
 
そこでB先生が言った言葉、
 
「僕だけで大丈夫」「A先生がいなくてもどうにでも出来ますよ」「A先生の出番はないですよ(笑)」 

『B先生の一言で子供が傷ついた』という親からの苦情も納得できるほど、B先生は普段から無神経な人として有名。
 
恐らく、彼なりにA先生の手を煩わせないようを気遣った言葉なのでしょうが、 
 
自分は勿論、聞いてた職員一同『言葉が足りねぇ!!(´Д`;)』と内心突っ込みいれてたと思います。 
 
その時A先生は「私がいなくても…」と呟いたので皆でフォローしたのですが、聞く耳は持ってない感じでした。

で、翌朝、A先生の訃報が入りました。自宅で自殺していたというのです。 
 
葬儀には職員一同参列したのですが、
 
B先生はしきりに「おかしいな~昨日は元気だったのになぁ??」と首をかしげてました。 
 
先生方は皆口にはしませんでしたが、『お前のせいじゃ!!』と言いたげにB先生をちろちろ睨んでましたが、彼は全く気付いてないようでした。
 
無神経って怖い。


引用元:ほんのりと怖い話スレ 27 

旦那の祖父が危篤の時の話。

連絡を受けて私、旦那、2歳の息子とで病院に向かった。 もう親戚の人も来ていて、明日の朝までがヤマらしい。 

息子はまだ小さいので病室にずっといるわけにもいかず、もう夜で他の患者もいないし、1階のロビーで待機していた。

普段8時には寝る息子も普段と違う雰囲気が嬉しいのか、9時を過ぎても眠そうな気配がない。楽しそうにしていた。

9時をまわって、そろそろ夜も遅いし、当番で義祖父に付き添うことにして、今日はそろそろ帰ろうという話になってきた。 

が、息子が突然「じいちゃん!じいちゃん!」と叫びだした。 

病室にいる旦那の父のことかな?と思ったので、

「じいちゃんは上で用があるから待ってようか」と言っても、

エレベーターまで行って「じいちゃん!じいちゃん!」と叫ぶ。

旦那が「連れて行こうか」と言うので、じいちゃんのいる病室へみんなで行った。 

ところが、旦那の父ではなく危篤の義祖父を指差し、

「じいちゃん!じいちゃん!」と言うので、ああこっちのじいちゃんのことかと納得した。 

「じいちゃんね、今ねんねしてるの。今日はもう遅いし、バイバイして帰ろうか」と私が言い、

息子が「じいちゃんバイバイ」と言ったその瞬間、義祖父の呼吸がおかしくなり亡くなってしまった。 

みんなが「じいちゃんは最後に○○(息子)に会いたくて呼んだんだねえ」とみんな口を揃えて言った。 

その後、義祖父を家に連れて帰るためそのままみんな待っていだが、私と息子だけ先に車に戻っていた。 

私は亡くなったことを実家の母に電話した。

ついでに息子も電話口に出させ、「ばあちゃん会いたい」「ばあちゃん好き」などと話していた。 

その時、急に「じいちゃん!」と叫びだした。(父は亡くなっていない)

「じいちゃんじゃなくてばあちゃんでしょ」と私が言っても、

「じいちゃんじいちゃん」と嬉しそうな様子で話す。

電話を切っても「じいちゃんじいちゃん」と繰り返す。 

「じいちゃんどこにいるの?」 

「あっち」と病院を指差す。 

「お母さんはじいちゃんがどこにいるかわからないから、○○君連れて行って」 

そして車を降りると一目散に病院へ。

エレベーターの前で「じいちゃん下!じいちゃん下!」。 

私はまだ病室にいると思っていたのだけど、とりあえず地下のボタンを押し下に行く。 

地下は一般に使われてないようで、目の前が壁で道が左右に別れ看板もない所だった。 

「じいちゃんあっち!じいちゃんあっち!」と、息子が指差す方に行く。 

何度も角を曲がってたどり着いた突き当たりに、親戚の人が集まっていた。 

「あれー?みんなこんな所でなにしてるの?」と言ったのと、状況を理解したのが同時だった。 

みんなで義祖父を送り出すところだった。

「△△(私)なんでこんなとこにいるの?」と言う旦那に事の顛末を話した。 

一緒に見送りに来ていた医者と看護婦が、恐ろしいものを見るような目で息子を見た。 

が、親戚の人は「おじいさんはほんとに○○が好きで、見送ってほしかったんだねえ」とほのぼのしていた。

その後、家に着いてから、義祖父の亡骸を見て息子が「じいちゃん」と言う事は一度もなかった。 

「じいちゃんどこ?」と聞いてもしらっとして、分からない顔をしたり義父を指したり。

子供ってのは人間の身体を見てるんじゃなくて、その中の魂を見ているんじゃないか。 

そして、その魂は死んでわりとすぐ身体から離れてしまうんじゃないか。 

私が死んでその死体を見ても、息子は「ママ」とは言ってくれないだろうなど、色々考える一日でした。


引用元:ほんのりと怖い話スレ26

俺が二歳ぐらいのころ、うちには柴犬(子供の記憶だったので大型犬だった気がするが、実際は柴犬ぐらいな気がする)がいて、よく庭で日向ぼっこしてたんだ。
 
俺はよく家の中の庭への出入り口の近くでテレビを見てたんだけど、犬との距離は、もしかしたら1メートルなかったかもしれない。

もちろん、庭への出入り口は夏とかは開いていた記憶がある。 

犬は鎖に繋がれていなかったから、今思うと無用心だなって思っていたんだ。

でも、うちによくいるから、うちの犬なんだなって思ってたんだ。

不思議とその犬が吠えた記憶はなかったが…。

この前、母親に「うちも昔、犬飼ってたよなー。俺が二歳ぐらいの時」と言ったら、 

母親が「うちで犬なんか飼ったことないよ。母さんが子供の時、柴犬を飼っていたけどね」って言われたんだ。

その時、軽い口論になったんだけど、母さんもいい年だから物忘れも多くなったんだろうと思い、

「やっぱり俺の勘違いな気がする」って言って、話を終わらせたんだ。 

でも、そのことが腑に落ちなくて、さっき兄に聞いたら、兄にも全否定されて、「気でも狂ったか」って言われたんだ。

で、へこんでここに書き込んだわけなんだが。 

その犬は、今考えてみればおかしかった気がするんだ。

庭から家に猫が入ってきた時、母親はその猫を必死で追い返した記憶はあるんだ。

まあ、二歳児にとっては危険だしな。当然といえば当然だ。

だが、その柴犬を追い返した記憶は一度もないんだ。あんなに近くにいたのに。

あと、幼少のころよく犬の幻影を見たんだ。

横目で見たら犬がいた気がして、いざ向いてみると何もなかったり…。 

でも、そういうのを見たのも7、8才くらいまでで、それ以降は見なかったんだ。 

三年ぐらい前、地元の駅から柴犬がついてきたんだ。常に3、4メートルぐらい離れて。 

うちの前に着いて、『ごめんな。うちでは飼えないんだ』と思いながら見たら、 

犬がそれに察したらしく、来た道へテクテク歩き出したんだ。

ふう~っとため息をついて一瞬目を離したら、次に見た時には犬がいなかったんだ。

ぜんぜん怖い話でなくてスマン。でも気になっていたんで書いてみました。


引用元:ほんのりと怖い話スレ27


母方の祖父母の家は、絵に描いたような田舎である。
小6のときの出来事。

その日は明るいうちから、弟とそこの地元の少年たち計6~7人で遊んでいた。 
日が暮れたら、地元の少年のうちのひとりが保護者を呼んできて、花火をすることになっていた。 
昼間遊んでいたのは、集落端にある舗装されていない駐車場みたいな空き地。広さは車が15台くらい置ける広さ。 
その脇には大きな農業用水路(?)が流れている。
普段は車や機械?や廃車が置いてあるらしいのだが、その日は数台のぼろぼろの廃車しかなく、そこで遊ぶことになった。
地元の少年たちも、そこではあんまり遊んだことがないとか言っていた。もちろん俺ら兄弟も初めて。 
していたのはカンケリだったと思う。

日が暮れかかった頃、俺と弟と地元の少年1人(以降A)は、
3人で農業用水路近くに隠れている最中に、なにかお堂みたいなものを倒してしまう。 
ぼろぼろの木造だったので気にしなかった。
周りにはスクラップやガラクタや壊れた小さなプレハブボックスみたいのがあったので、壊してもなんとも思ってなかった。

程なくして黄昏になり、保護者を呼んできて花火が始まった。場所は同じ駐車場。 
このときまだ、互いの顔が十分認識できる明るさだったのを覚えている。(俺ら兄弟が帰宅するので早めに行われた)

この後起きたこと。 
1、俺と弟とAが立て続けに唐突に変なしりもちをつく。(あざもできる) 
2、弟とAがおもむろに走りだし用水路にはまる。(大事には至らず)後で聞いても走り出した理由は不明。 
3、みんなで2人を助けた後気づいたら、俺の足の裏に釘付の板が靴を貫通して刺さってることに気付く。 
いつ刺さったか不明。気付いてから激痛。(血はそんなに出なかった)
4、足に刺さった釘を抜いている時、自分が利き腕の手首の辺りまで火傷しているのに気付く。 
よく見るとほか2人も同様に火傷。(俺が指摘するまで気付かず)背筋が凍った。 
花火であんな火傷の仕方は普通しない。それが3人同時って・・・ 

さすがになんかおかしいってことになって、
何かの呪いじゃないのか?(当時『~のたたり』や、『~の呪い』ってのが流行ってた)と感じ始める。 
お堂のことはすぐに心あたった。少し罪悪感があったためだったと思う。

そこで、弟とAがなんか怒られてるかしてる間に、
懐中電灯を持って俺がB(別の少年)を誘って、そのお堂を見に行った。 
片足が激痛だったがそれどころではなかった。
すると、昼間は高く生えてた雑草で気付かなかったのだが、お堂の周りには実は小さな地蔵が密集していて、
それらを俺・弟・Aがぐちゃぐちゃに踏み荒らしていたことが分かる。 
血の気が引いた。

結局、「地蔵倒しちゃった~」とか俺が言って、みんなでそれを直して(お堂はそのまま)、帰ったと思う。 
それ以降特になにもない。 
偶然が重なっただけかもしれない。 
3人の火傷に気付いたときのビビり具合、焦り具合は忘れられない。


引用元:ほんのりと怖い話スレ25

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