怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

怖い話をまとめたサイト。2ちゃんねるやホラーテラーの怖い話、意味がわかると怖い話、実話の怖い体験談、都市伝説などを毎日更新。3ヶ月に1度は怖い話のランキングも作成。

カテゴリ:ほんのり怖い話 > ほんのりと怖い話61‐90

叔母が癌で入院した祖父(叔母の父)の介護の為に通院してた頃、昭和の昔の話。 

祖父の病院は、実家から少し遠い田舎の古い市立病院で、先の短い年寄りが多く入院していた。 
まるで姥捨て山的な趣きで、毎日間引かれるように年寄りが死に行くようなところだったとか。 
それでも叔母は家計を支えていた祖母(叔母の母)に代わり、祖父のもとへ足しげく通い、 
自分を育ててくれた祖父への恩返しのつもりか、懸命に介護した。 

病院の治療は祖父の老い先を知ってか、或いは年寄りへは誰でもそうなのか、形だけのもので、
治療とは名ばかりの薬漬けの延命の中、それでも中には懸命に介護してくれる看護婦らがいた。
中でもとある老看護婦は、まるで職務を超えて祖父に尽くすかのように、日夜とても良くしてくれたのだとか。 

祖父もいよいよダメかと言うある秋の日、老看護婦は祖父のお世話をしながら叔母に、
「佐藤(うちの苗字)さんは、佐藤家(地元の侍筋)ゆかりのお家でしょう?」と唐突に言われた。
祖父は教師で普通の家庭で育ってはいたが、何となくそう言う話を聞いていた叔母は驚き、
「何故分かったのですか?」と聞き返した。 
老看護婦ははぐらかしたが、祖父の世話も終わり部屋を出て行く際に、叔母の目を真っ直ぐに見つめ、
「あなたは今後、鈴木家ゆかりの方と一緒になられるでしょう。
 でも絶対に○○寺に行ってはいけません。生涯行ってはいけません。行くと命を取られますよ」
的な意味深な言葉を残して去った。 
○○寺は、家臣に反逆され謀殺された某武将が奉られている、地元じゃそこそこ有名な観光スポット。 
でもそう言われれば、うちは何故か行ったことないなあと、叔母も不思議がった。 

程なくして祖父他界。遺体を引き取り、医師医療スタッフさんに礼をいい病院を後にした。 
残念ながら、件の老看護婦に会えず仕舞だったが。

祖父の死から数年が立ち、叔母は見合いで嫁へ行った。嫁入り先は山田家。 
鈴木さん(地元の名士)じゃないのか、と残念ながらも少しホッとした叔母。
ところが結婚式に、鈴木家からの祝電と、
本家筋ではないにしろ、鈴木家の方々が新郎山田さんの親族として列席された。
その際に改めて山田夫に確認したのだが、山田家は鈴木家の分家で、未だに親族同士の付き合いはあるのだとか。
見合いではあったが、全くそんな事を知らされてなかった叔母は驚いた。
いつぞやの老看護婦さんは、この事を言われていたのかと。 

結婚して時が過ぎ、息子も生まれ、そんな話も忘れかけていた頃。息子の小学校での遠足のとある日。 
昼過ぎ、家事一通りを追えた叔母が寛いでいると、電話がなった。
電話は息子の通う小学校の教頭先生からで、息子が遠足先で高いところから落ち怪我をしたと。 
続き遠足先の担任から、『一先ず山田君を病院へ連れて行きます』と、平身低頭の電話。 
車の免許もなく、病院へ向かう足の無い叔母は、仕事先から旦那を呼び、車でお迎えに行く事に。 
心配で焦る叔母、だがもう一つ不安なことがあった。
息子が連れて行かれた外科病院は、○○寺のある山の麓近くにあるのだ。 
しかしそんな事は言ってられない。
そんないわれも知らない夫も大急ぎで車を出し、小一時間ほど離れた隣の市の外科病院へと車を急がせた。 

焦りの為か終始無言の夫、田舎道を抜けて外科病院のある隣の市へ続く山道へ差し掛かった。 
途中『↑○○寺』の看板。不安に駆られる叔母。
もしやこれは、いつかの老看護婦の言われた○○寺へ誘われているのではなかろうか、と。 

山道を抜け隣の市へ差し掛かる頃、夫が終始無言でいることに不安を感じた叔母。 
叔母「息子は大丈夫かしら?」
夫「ああ・・・」
叔母「あとどれくらい?」
夫「あと少しだ・・・」 
話しかけても殆ど回答がない。 
夫の横顔は青ざめて強張り、心ここにあらずという態。
いつもはとても気さくでとても優しい人なのに、どうしたのか・・・。 

叔母が訝ってることを見抜くように、車は急にスピードを上げた。目を見開き真っ直ぐに前を見る夫。 
「ねえ、どうしたの?ちょっとスピード出し過ぎじゃない?」と言うも返事がない。 
おかしい。いつもは夫へ口出ししない叔母も、内心息子への想いと、○○寺への不安がせめぎ合い焦りだした。 
車の先に『↑○○寺』の看板が再び。距離からしてあと10-20分も行けば○○寺へ着くだろう。 
「ねえ、ちょっと、病院こっちの道でいいの?」
夫からの返事はない。もしかして夫は正気ではないのかしら・・・・・・。 
「ねえ、ちょっと!」と夫の肩をゆする。「うるさい!」と跳ね除ける夫。
「ねえ、どうしたの?変よあなた?」
叔母を無視するように車を飛ばす夫。 
「車を停めて!私はタクシーで行くわ!」
大きな声を出す叔母。
だが夫は、聞こえないように車を走らせる。 
変だわ、おかしい。兎に角車を止めなければ。そして一刻も早く病院へ向かわねば。 
ブレーキレバー?を引けばいいのかしら?
運転席へ手を伸ばす妻。
「何するんだ!」
夫が大声で妻の手を払いのける。 
夫の大声でビクっと体を振るわせる叔母、そして夫の狂気を確信した。 
スピードを増す車、目前に『右、○○寺、左、市街地』の看板。 
「車を止めて!!」
叫ぶ叔母。
車は速度を緩めない。 
夫は右にハンドルを切ろうと・・・寸前叔母は、ハンドルを掴んで思い切り左に切った。 
ブレーキを踏む夫、車はスピンして分かれ道の角にギリギリ手前で止まった。 
夫は目を見開いて、狂気の表情で叔母を睨む。そして叔母の首めがけて手を伸ばす。 
身の危険を感じて車を降りようとする叔母。
シートベルトをはずそうとする手を掴まれ、強い力で引き寄せられた。 
顔の狂気は凄みをまし、両肩を凄い力で掴まれた叔母。
ああ、矢張り○○寺へ近づくべきではなかった。
あの看護婦さんの言われた通りだったのか、と観念しかかった時、夫が「ごめんな」と一言。 

次の瞬間、強烈な張り手が叔母の顔に飛んだ。続けざまに2-3発。 
夫「おい!しっかりしろ!」
朦朧とする叔母。
「こ、殺される・・・助けて・・・」 
夫「何言ってんだ!起きろ!お前正気か?」
意識が晴れてくる叔母。眼前には心配そうな夫の顔が。 
「あなた、正気に戻ったの?」
夫「お前こそ!電話かけてきた時から様子が変だとは思ってたけど!どうしたんだ一体?
 お前は車を出して暫くしたら寝だしたんだぞ。
 暫くすると起きて、
 『息子の無事を祈願に○○寺へ行こう』だとか、
 『ここら辺は来たことがないから少し観光して行きたい』だとか言い出して、
 『何言ってるんだ。先ず息子の迎えが先だ』と言ったら怒り出して、
 今度は『車を止めろ』だとか、『タクシー拾って○○寺へ行く』だとか言い出して、運転の邪魔しだして!
 挙句、分かれ道のところで無理やり○○寺の方へハンドル切って!
 ブレーキが間に合わなければ俺たち死んでたぞ!!」 
呆然とする叔母。今まで自覚してきたことと全く逆だ。
でもそう言われると、自分は車に乗った頃からの道すがらをあまり覚えていない。 
兎に角、今は落ち着いて、急いで外科病院へ向かおう。息子が待っている、と。 

病院への道すがら、叔母は夫へ老看護婦の言葉を教えた。
夫は驚き、妙な話もあるものだと訝ったが、それ以上は取り合わなかった。 

息子は遠足で行った公園にある城跡の石垣から落ち、頭を10針近く縫う怪我だったが、
幸い後遺症もなく、今でも元気。 
城跡は、○○寺へ奉られる武将のお城だったことが後で分かった。
最初の学校側からの連絡は担任の先生だけからで、教頭先生から叔母への電話はかけられなかったことも。 

叔母の家も含めうちの一家は、未だに○○寺へ行った事がない。

オカルトとはちょっと違うけど、今でもトラウマになってる話。 

小学生の時、いつも遊んでるグループの中で、ある日ちょっとした喧嘩をしてしまって孤立した。 

放課後一人で本屋で立ち読みをしてると、同じクラスの全然目立たない男の子も立ち読みしてて、
話しかけると一緒に遊ぶことになった。 
「公園行こう」と言って本屋を出たけど、暫くしたら雨が降ってきて、
で、そいつんちが近いからって、そいつんち行ったの。 
普段は誰も遊びにこないらしく喜んでたな。

家は古い平屋で狭くはないけど、掃除してんの?ってくらい散らかってた。 
で、そいつの部屋行ったんだけど、玩具とかゲームとか何もないの。
俺が結構テンション下がってたらトランプ持ってきて、
まあトランプでいいわって、ポーカーとかおいちょカブとかやってた。

暫く遊んでると、そいつの母ちゃんが麦茶持ってきた。
「あら~お友達?○○君って言うの?タカシと仲良くしてあげてね」って。
「はい。ありがとうございます」ってお茶貰うけど糞不味い。 
苦いしょっぱいとろみつき。何これ麦茶?何か変な味するわって飲まなかった。 
つーか気がついたら、やたら小蠅が多いのよ。ブヨみたいに飛んでる。
麦茶のグラスにも入ったので、麦茶いらんって良い言い訳になった。 

外は雨なのに電気代をケチってか家は薄暗いし、なんだかな~みたいな感じでトランプしてた。
で、何となく家族の話になって、
父ちゃんは何でも仕事で遠いとこにいて、家には母ちゃんと妹、あと寝たきりの爺ちゃんって話になった。 
「あー母ちゃん以外に人居たんだ~」
「妹はまだ学校だけど、爺ちゃんがね」
「へ~」って。 


782 :本当にあった怖い名無し:2011/03/03(木) 03:24:06.09 ID:0t+6amMu0
んで、暫く遊んで夕方、雨も止みつつあるし帰るかな?ってなって、
帰る前に「トイレ借りていい?」ってたの。「うん、いいよ・・・」ってしぶしぶ的な感じ。 
トイレがちょっと長い廊下の突き当たりで、右手が襖の部屋なの。 
んで、そこら辺がまた強烈に臭い。
何ていうか、超足が臭い人が雨の日に1日履いて熟成されてマイスターな仕上がりの靴下に、
全身包まって寝るくらい臭い。 

鼻押さえながら、まじかよこれって感じで雨上がりの廊下を歩いてたら、
脇の襖の中からコツッコツッって、何かぶつけるみたいな音するの。
何だろう?ここが爺ちゃんの部屋?何か呼んでる?って思って、しゃがんで細く襖開けて覗いた。
悪戯心もあったんだけど。 
部屋の中は明かりもなく、襖の隙間から漏れる明かりで薄ぼんやり見えたんだけど、
奥に布団敷いてあって誰か寝てた。
でも、変なの。顔に布がかぶせてあんのさ。死んだ時みたいに。
で蝿が、小蠅じゃなくて大きな蝿がすごい数ブンブン飛び回って、小さな虫も這い回ってて。
コツコツ音を立ててたのは、そいつらが襖にぶつかる音だった。 
中がまたさらに臭い。ゲロともウンコとも区別つかないような匂いが充満してた。 
子供心にヤバいって思って直ぐ閉めたんだけど、立ち上がってトイレ入ろうとしたら、
直ぐ横におばさんが、さっきと違ってなんか凄い怖い顔でこっちを睨んでる。
「トイレこっちよ」って言うから、「あ、はいすいません」ってトイレ借りて、そそくさ退散した。 

そんだけの話なんだけど、この時を強烈に思い出したことが今までに二度ある。 
一度目は、
何だったかの宗教で、死人が生き返るからって、ミイラをずっと家の中に寝かしてたってニュースを見た時、
そして、
去年の死人年金受領詐欺がニュースになった時。 

その日家に帰ったら、母ちゃんに「何処行ってたの?臭いよあんた」って言われて、 
「○○君のうち」って言ったら暫く無言になって、
「○○君とはあまり遊ばない方がいいかも。あそこのお母さん宗教熱心だから・・・」
みたいなことを言ってて驚いた。
俺が普段遊んでる、超がつく悪ガキどもには何も言わないのに、みたいな。 

以上です。落ちも何も無くてすまん。

怖いというか、不思議な話。 

俺が学生の頃、賭けポーカーがはやったことがあったんだが、Nという友人が異常なほどポーカーに強かった。 
こっちがフラッシュ(色揃い上から5番目くらいの強さ)を揃えても、
その一段上の役のフルハウス(スリーカード+ワンペア上から4番目くらいの強さ)を出してきたりと、
相手よりひとつ強いくらいの役がポンポン出る。 
その上、絶対に勝てる役をこちらが揃えると、すんなりとゲームを降りてしまう。 
あんまりにも強いから、これはおかしいという話になり、カードを新品に変えてみたりしたが、相変わらず強い。 

これは賭けにならないということになり、早々にポーカーは廃れてしまったんだが、
俺は気になって、友人に勝利の秘訣を聞いてみることにした。 
「なあ、N。お前って賭けになると強いけど、なんで?」 
するとNは困ったような顔になって、ぽつりとこういった。 
「勝ちたい勝ちたい言う奴は、なんていうかな、雰囲気にでるんよ。
 逆にあかんこれは負けるって時は、表情に出る。それがなんとなく分かるんよ」 
そういうもんか……と思ったが、今考えるとそれが不思議なんだよな。
そもそも、そんな理由だけで常に勝利し続けることが可能なもんなのかね。 

ちなみに、ある日Nが友人の家に行ったときに、友人のじいちゃんを見て、
「あのじっちゃん死ぬぞ。はよ病院に連れてった方がいい」(俺が見たときはどこも異常な様には思えなかった)
と友人に助言をした数日後に、そのじいちゃんの病気が発見されたりと、今でも不思議でならん。 

休憩所見て思い出した。 
寺や神社や占い師さん達に、「守護者すっげー」みたいなことをいつも言われる私の修羅場。 

付き合う前は優しくて明るい人と思ってた彼氏が、DVモラハラ男だった。 
いきなり豹変するのではなく、小出しにしつつ飴と鞭を使いわけるタイプ。半ば洗脳に近かった。 
初っ端から殴られてたら即逃げるんだけど、
優しく嫌味を言うことから始まり、暴力沙汰になるのは付き合って半年後。 
もう完全に「私が悪いから怒られるんだよね」と思い込んでいた。 

その頃は優しい嫌味ではなく、ねっとり嫌味と軽い暴力に進化してて、 
私が凹んで謝ってたら、サンダルはいてる私の脚を彼が革靴で踏み付けようとした。 
踏まれる寸前、彼氏の頭に鳥の糞がボトッ。 
空を見渡しても鳥は居なかった。 

彼氏の部屋で彼氏が他愛のないことで切れて、手を振り上げた瞬間、棚の上にあったものが彼氏の頭にヒット。 
棚のすぐ近くに居たわけじゃないのに。

私に熱いお茶をひっかけようとした瞬間、持ち手が折れて彼氏の股間にバシャッ。 

私にライターを投げ付けようとした瞬間、ライター着火。 
彼氏の服に燃えうつり軽い火傷。 

私を怒鳴ろうとした瞬間、茹でていた玉子爆発。 
鍋の近くにいた私無傷。鍋から離れていた彼氏の顔にヒットし火傷。 

他にも、夜中に呼び出しメール送ろうとしたら携帯が壊れたり、(店に持っていくと直る)
mixiに、私sage彼氏ageな日記をあげようとした瞬間にパソコンあぼーん、とかあったらしい。 
「最近変な婆が夢にでてきて」とも言っていた。 

ある日、夢に聞き慣れない方言のおばちゃんが現れて、 
「あぁあぁ、いだましいこどっ。えぇっこっんな痩せちまっで…ひょろひょろでねぇの。
 ほんだからなんどもいってっぺぇ、あ゛んなろぐでもねおどこやめっで、なっ」
とか言われた。 
起きた瞬間に「なっ」という声が聞こえた気がした。 
妙に印象に残る夢だった。 

その数日後、友達と歩いてたら、浮浪者っぽい占い師?に呼び止められた。 
占「あんたえらい人に守られてるねぇ。
 その人の言う通り、彼氏とは別れなさい。殴る蹴るって、最低じゃないの彼氏」
友「ちょっと失礼じゃないですか?この子の彼は私も知ってますが、とても」
占「あんたはね転職はやめときなさい。なんだっけ髪長いその人、二週間後に辞めるから」

占い師の言葉に固まる友達。 
友達は髪長い同僚といざこざがあり転職を考えていた。
(修羅場無関係だが、髪長同僚はきっちり二週間後退職した)

占「二万二千七百五十ニ円あるでしょ。お代は千円札二枚でいいよ」
一円単位で財布の中身を当てられた事にびびり、二千円渡してそそくさと逃げた。 

友達「彼氏君…殴る蹴るってほんとに?」
私「私が悪いから…仕方ないよ」
友達「どういうことで殴られたの?」
詳しいことを話すと、友達は怒りで顔真っ赤にしてた。 

その後、友達に説得され洗脳解除。 
彼氏をファミレスに呼び出して別れを切り出した。 
周りに聞こえるか聞こえないかの静かな声で毒づきはじめる彼氏。 
「外に出るか」と腕を捕まれた。 
真後ろの席に変装して待機してくれていた友達4人(私と彼氏の共通の友人)が彼氏を止める。 
愛想よく友達に挨拶する彼氏。
「話聞いてたから、全部知ってるから」と、最初に私を説得してくれた友達が告げると、顔色を変えた。 
私はもう見慣れていたが、友人達には初めて見る表情と雰囲気だったらしく、
ついてきたものの彼氏寄りだった友人の一人は呆然としていた。 

多勢に無勢と判断したのか、一人で帰ろうとする彼氏。 
友達「話終わってなくない?ちゃんと別れるんだよね?」
彼氏「もういらねーから」
彼氏寄りだった別の友達「サイテー…彼氏君ってこんな人?」
彼氏「誰に何言ってもいいよ?みんな俺の味方だし。お前らなんかの言うこと信じないって」
録音済みでした。 

その後彼氏は、友人の半分ぐらいに縁を切られていた。 
私と別れた後、彼氏は私を殴った右手を火傷し、私の目をつこうとした中指人差し指の先っぽ削る事故にあい、
私を蹴ったり踏んだりした右脚を骨折。 
彼氏の家にある私が貢いだ物は、カビ大発生と虫大発生で台なしになったらしい。 

別れた後に、また方言のおばちゃんの夢をみました。 
「うんうん」と満足げに頷き、
「男でも女でもな、あいそええのはきぃつけ、笑顔の下は鬼がおるでのう」
そして何故か、近くのスーパーのイメージがわいてきた。 
そのスーパー近くにある宝くじ売り場で宝くじ買ったら、貢いだのと同じくらいの額をあてました。 

DV受けてるのは私の方なのに、生傷絶えなかったのは彼氏のほうだったな。 
本性表わしはじめたあたりから、彼氏がどんどん不運になっていってて、 
転んだり物無くしたり、何か小さな失敗をするようになってった。 
ドジなタイプとは程遠く、神経質で周囲をいつも見渡してるタイプだったから心配だった。 

昔坊さんが語ってたけど、守護者は霊ではなくて、もっと強くて偉いらしい。 
人間だったかどうかはわからなくて、大地とかそんなあたりらしい。

母の若い頃の話で、怖い(というか危なかった)のがある。 

母は四、五年ぐらい前までタバコ吸ってたんだが、二十歳前位に乗ってたのが中古の高級車らしくて、 
結構車が好きで、中古でその高級車(名前忘れた)見て安かったから、ばあちゃんに言って頑張って買ったらしい。

買ってすぐに助手席に焦げ跡があって、あー自分はタバコ落とさないように気をつけよって思ったらしい。 
でも、その次の日にボヤ起こして、やっちゃったかって思ったらしいんだが、
それが車乗るたびに起きて、タバコやライターを持ってない時でもボヤが起きて、
流石にヤバいって感じて、買った店に返したんだよ。 
返してすぐに免許証入れっぱなしだったのを思い出して、店に行ったんだけど、もう買われた後だったんだ。 

二日位したら、突然家に警察から電話が来て、
警察『○○(母の旧姓)さんのお宅でしょうか?』
若母「そうですけど・・・」 
警察『ショックを受けないでくださいね。
 実はあなたの家の娘さん、先ほど車の事故でお亡くなりになりました・・・』
若母「・・・娘は私ですけど?(一人っ子)」 
警察『あれ、え、うそくぁwせdrftgyふじこ!?』
って凄い驚かれたらしいんだけど、車の外に母の免許証があって、死んだと思われたらしい。 
普通、死体と顔違うのわかるだろって思ったんだが、それがわからないほど酷かったらしい。 

その車はなぜか凄い炎上して、死体が殆ど炭の状態で、男か女かもわからないぐらいだったらしい。 
警察は事故って言ったが、本当は何もない普通の駐車場(ハイキングとかの)で、 
燃えるようなものは一つも無かったらしい。(後で身元わかったらしい) 

皆さんも、タバコと中古車には気を付けてください。

去年の夏に、小学生から付き合いのある友人の家に飲みに行っていた時の事。 
霊感がない俺は本やネットで怖い話を読むのが好きで、その友人と二人で飲んでいる最中に心霊系の話になった。 
俺がこんな話もあった、あんな話も聞いたことあると話し、
友人も「それは聞いたことあるわ(笑)」などと笑い半分、怖がり半分で話していて、
俺がこんな不思議な体験したわ~と話すと、友人が突然「実は…」と切り出した。 
その内容というのも、友人は弱いながらも見える体質であり、そこそこの体験をしているとの事だった。


俺の家族を含めそういう人がいない事に加えて、長い付き合いだった友人の突然のカミングアウト。 
元々怖い話が好きなのに加えて、生の体験談が聞けるとあって話は盛り上がり、
友人と話していると二十四時を過ぎていた。
さすが友人宅の実家なので泊まる事に気が引けた俺は、歩いて自宅に帰る事にした。 
歩いて帰る事の出来る距離ではあったが、片道30分以上な上、時間帯は深夜。 
「車で送るよ」と友人の家族の強い申し出があったが、その日は平日だったので丁重に断り歩いて帰る事にした。 
それで、友人は友人は「せめて見送りくらいはする」と、近くまで送ってくれる事になった。 
帰り道のほとんどは街灯もない田舎道。

さっきまで怖い話をしていた事もあって、
帰り道のルートが三つあるが、その中でヤバイと感じる場所を三番目まで挙げて交互に挙げていくか、
という話になった。 
まず、言いだしっぺである俺が三番目だと感じた「国道沿いの病院」と言うと、「え…?」みたいな顔をする友人。
友人も全く同じ場所を考えていたらしい… 
まぁまぁ…次々!と友人を急かせて、友人が答えた二番目にヤバイ場所は「俺の家の近くの工場」。
今度は俺が「え…?」という反応をしてしまった。 
実はその工場の目の前で、数年前に交通事故で亡くなった人がいる。 
加えて、その場所は小さいころから何処か嫌な感じがしていたので、俺も二番目にヤバイと思っていた場所だった。


二人して絶句しながら、最後はお互い同時に場所を挙げることに。
予想を裏切らず、二人が挙げたのは同じ場所。「友人宅の近くにある、林がトンネル状になった道路」だった。 
当然、打ち合わせたわけでも、三か所が話題に上がったわけでもないので、
二人で、ヤベーよコエーよとガクブル。
しかし、酔いが残っていて何を考えていたのか、一番ヤバイと感じた場所に行ってみるかという話に。

目的地に向かいながら、俺も霊能力があるんじゃね?と思い、
目的地を頭の中で思い浮かべて霊能力者のまねごとをし始めた。
(自分に霊能力があるかどうか確かめる方法が有名ですが、今思えば多分あれから連想したんだと思います)
それで思い浮かんだ映像は、自分視点ではなく第三者の視点。
友人と俺はトンネルの中間地点、道路の上に二人並んでおり、五m離れた林の中から友人と俺を見ていた。 
しかも2mほどの高さから見下ろし、狼のように自分たちの右側から飛びかかり…そこで映像は終わり。 
終わった瞬間、俺の右半身だけ鳥肌が半端ない事になっていた。
友人にそれを告げると、怖いと言いつつ目的地までの足は緩まず、俺も半ばやけになって友人について行った。 


目的地に着くと、深夜、しかも街灯がまともについていない事もあって、不気味な雰囲気。 
林のトンネル入口から二人して逃げ腰になりつつ覗いてみても何もいない。 
「何もいないよな…?」と友人。
それから30秒ほど眺めても何も見えない。 


仕方ないから、さっきのもう一回やるかと思い、目の前の光景を浮かべようとした途端、
友人の『逃げる』合図である肩たたき。
二人でそこから猛ダッシュ。 

ちょっと離れたところで友人に聞くと、
「何か、闇よりも黒い何かが『右側』にいて、林の中に入って行った」と。 

そこからは、予想外の体験にビビりながらも友人と別れ、俺は自宅に徒歩で何事もなく無事帰宅。


その数カ月後、母親にこの事を話してみると物凄く驚かれた。 
ハイ、二番目の工場前どころか、三か所全部で人が亡くなっていました。 
三番目の国道沿いの病院では、長い直線の後きついカーブがあるので事故が多い。 
一番目の林のすぐ裏に結構大きいため池があり、そこでお婆さんが溺れて亡くなったらしい。 
当然、この二つの事を俺と友人は全く知らず、
何で人が亡くなってるのに工場が二番目にヤバく感じたんだろう、と二人で首をひねってました。 

見たのは友人だけで俺は何も見てないが、それを差し引いても不気味な合致が多い体験だったように思う。 
他の体験談もありますが、また要望がもしあれば書き込みたいと思います。

数ヵ月前の週末。腹減ったからリビング行ってお菓子食ってたのね。 
で、母ちゃんはソファで昼寝してて、俺適当にテレビ観てた。 
そしたら母ちゃんが寝言言い始めて、誰かに道案内してるみたいだった。 
「はい、そうです。ここ曲がるんです」とか、「ここ左折です」とか。
面白くてしばらく聞いてた。 
「そうです。そのまま道なりです」
そしたらピンポーン。一瞬、え?ってなった。
まさかなと思ったら鍵忘れた兄貴で、玄関先でちょっとほっとした。

で、母ちゃん起床。なぜか汗だく。 
「今、誰かきた?」って。 
「いや、来てない。兄貴帰ってきたけど」って答えたら、「他には!?」って。
「いや、誰も来てないって!」って言ったら、めっちゃ安堵してた。 

で、父ちゃん帰ってきて夕飯食ってる時、兄貴が唐突に、
「お母さん、今日帰りに知らん人からうちん家どこか尋ねられてんけど、知らん?約束してたんちゃうん?」って。 
母ちゃん絶句。
「まぁ、知らん人やしなんかキモかったから、知りません言うといたけど」っとしれっと言う兄貴。 
「母ちゃんどしたん?」って聞くと、
今日昼寝中見た夢で、顔だけぼんやりとした中年の女に、
包丁で脅されながら俺んちの道案内をさせられてた夢だったらしい。 
それがあまりにもリアルだし、中年の女の声にも聞き覚えがあるから怖かったと。
だから自分が案内して本当にここに連れてきてしまったんじゃないか?と思ったらしい。 
兄貴が道を聞かれた相手とも特徴が一致。
でも母ちゃんはその女の正体が今も思い出せず、
父ちゃん・兄貴・俺も、それ以降そんな人に声をかけられてない。

某神社に友人と参拝に行き、お守りを買い帰宅。
私の家で友人と二人で駄弁っていたら良い時間になってしまい、うちに泊まる事になったんだ。 
ちなみに家は3LDKのマンション。親と弟と同居。 

私の家族が寝静まった深夜、ふと部屋のドアを見たら薄っすら開いていた。 
建て付が悪いので良くある事。
しっかりと締め直したのだが、また少ししたら開いていた。 
なんだよ…と思いドアを睨んでいたら、ふっ…と黒い影が通った。 
私の部屋は角部屋で、影の進行方向の反対側は壁。 
驚いて友人と顔を合わせ、またドアを見る。 
今度は、猿の様な鬼の様なお面を被った子供が部屋を覗いて、また通り過ぎて行った。 
慌ててドアを閉める私だが、友人は侵入者かもしれないと言い一緒に部屋を出た。 
隣の弟の部屋の扉はキッチリ閉まっていて、開閉の音もしなかった。 
玄関を覗きリビングに行っても誰も居ない。 
リビング横の和室で両親もいつも通り就寝中。 

歩き回って疲れたし、気のせいだ、という事になりもう寝る事にしました。 
念のためにロフトベッドの頭元にお守りを置き、二人寄り添って就寝。 


友人は爆睡。私はうとうとしていた頃、ベッドの下に気配が。 
気のせいだと思っていたら、足元から「ねえ、お守りちょうだい」と子供の声。 
声の方を見たら、さっきの子供が立って居た。 
ベッドと天井の間は立てるほどないのに。 
「ねえ、お守りちょうだい」 
再び催促され、欲しいなら…と思い、私の分のお守りを手渡した。 
するとその子供はすっとベッドの下に降り、気配を滑らせ居なくなった。 

なんだあれは…と思い寝ようとしたら再び気配が。 
今度はいきなり足元だ。
「お守り」
あげたのになんなの?と思っていたら、友人の分が残っていたのを思い出し、それを手渡した。 
すると子供は居なくなり、私は眠りにつき朝になった。 

友人は爆睡して気づかなかったみたいだし、家族に聞いても何も無かったと言う。 
害はお守りが消えたくらいでなにもない。 
だけど隙間が少し怖いから、押入れ片付けてきっちり閉めた。 
以上。

友人に神社センサーみたいな人がいる。 
はじめて来た場所でも、地図も見ずにちょっと周りを見渡して、
「あっちかな…」とか言って歩き出して神社にたどり着く。 
道に迷ってふらふらしてたら神社に行き着き、興味をひかれてなんとなく道を曲がれば祠に出会う、そんな人。 

すごかったのが、ハイキングで迷った時。
山のてっぺんにある神社をゴールにしてたんだけど、二人で迷子になった。 
地図見ても自分がどこにいるかわかんないし、
とりあえず上に登って行けば頂上の神社につくんじゃね?ってことになったんだけど、 
いきなり「こっちな気がする」とか言って、脇にあった獣道を歩き出した。 
頂上の神社の場所が分かったのかと思ってついて行ったら、
神社は神社でも、地図に載ってない中腹にある別の神社だった。 
人もいない寂れた感じの神社で見るからに古そうだった。 

そこで休憩してたら、人が下から登って来たから道を聞いてみた。 
その人は古い神社の管理をしてるという地元のおばあさんだった。 
そしたら、頂上の神社への道は少し前の大雨で一時的に通行禁止になってたとのこと。 
後は弁当食べて古い神社にお参りして帰って来たけど、 
古い神社の管理人さんは、ここは普段は無人で参拝客もほとんどいない、人が来るのは珍しいよって言ってた。

友人は最近神社だけじゃなくて、寺センサーも備わりつつあるらしい。

自分の今の実家は新築だけど安かった。
いざ住んでみると、まあなんというか細々色々変な事がよく起こった。 
ただ家族の誰も霊感的なものが全く無いからか、変な事が起こる家という以外特に感想もなく何十年も住んでいて、 
ソレを起こす何かが単独なのか複数なのかわからないまま、
とりあえず何かあると「ヤツの仕業か」とか、「またアイツか」とか言ってた。

でもある日、兄弟の誰かが「ヤツに名前をつけよう」って言い出したんだ。 
もうずっと同じ家に住んでるんだし名前で呼んでやろう、みたいな。
凄くいい案に思えて、最初は神様の名前つけようとして、流石にそれは罰当たりじゃねって事で、
その名前にもう一字足したのをソイツの名前ってことにして、
ルーズリーフに筆ペンの下手な字で命名した名前書いて壁に貼って、
「これからよろしく!」て挨拶した。

それきり何も起きなくなった。
だから今謎の同居人に困ってる人は、とりあえずソイツに名前つけてみたらいんじゃね?

俺の実家は東北の超田舎にあるんだけど、数年に一度(具体的な年月日は省く)村全体で謝肉祭をやるんだよね。 
その風習?が少し変わっていて、その年に7歳になる子供と16歳以上の未婚の女を別々の籠に入れて、
普段は立ち入り禁止になっている山奥の祠?に閉じ込めるの。3日間。 
でも一つ問題があって、これに選ばれた人間は、色々とおかしな事になってしまいました。 
だから、選ばれる人間は、必ず村の中で立場の弱い人間が中心に選ばれる。 
で、3つ前の祭で問題が起こった。


その時祠に入れられる人はもう決まってたんだけど、なぜか村長の親戚の娘が自分が入るって言い出した。
この女性は7歳の時祠に入れられた経験のある人。 
本人がやりたいならやればいいということで決まりかけた。 
だけど、今度は村長がOKを出さなかったんだよね。 
この時はまだ、村の立場の弱い人間を選ぶというルールはなかったけど、 
多分自分の一族から出すのは格好悪いとかそういうことなんだろうと思います。 
でも、その娘は絶対に自分が入るって言って聞かなかった。 

それでも結局、村長が絶対にだめだということで、結局その娘は選ばれなかった。 
これは聞いた話なんだけど、この時「自分が入らないと大変なことになる」とか、「約束がどうのこうの」と言って、
すごくもめたらしい。 
当然何言ってるか意味わからないし、村長の意向で別の人が2人選ばれた。 

その人たちが祠に入って3日後。籠が祠から運び出されて開けられた。
その時に問題が起こった。籠を開けて、7歳の方の子は出てきたんだけど、もう一人の方が出てこない。
村人も結構いて見てて、だんだん異変に気づいて、何だ何だって感じになってきた。
籠の中を何人かで確認する。中は空っぽ。 
で、籠から出てきた人って大体ぐったりしてたり、ボーっとして意識朦朧としていることが多いんだけど、
この時の7歳の子はブルブル震えて怯えているようで、明らかに何かおかしかった。 


村人何人かで祠の中とか探したりしたけど、籠に入っているはずの女性は何処にも見当たらなかった。 
駐在さんにも来てもらい、翌朝町から警察官が沢山来て捜索したけど、やはり女性は見つからなかった。 
最終的には行方不明ということになった。 

後から村の人たちの間で噂になったことなんだけど、
7歳の子が警察の人にいろいろ聞かれた時に、しきりに「守らんかったから来た」と変なことを言ってたらしい。 
その子も相当なショックを受けたのか、それをただ繰り返すだけで、
何が来たのかは「ウルグル」と変なことを言うだけでわからずじまい。 

こういうことがあったから、当然祭りをどうするか話し合いがあったそうだけど、
ご先祖様たちがここに落ち着くと同時に始まった祭りなので、祭りそのものは存続。 
ただし、安全のため、祠に入る人の選定は、審査して問題の無い人を選ぶということに。 
と言うのは表向きで、実際は何が起こってもいいように、立場の弱い人間が中心に選ばれるということになった。

あの時の7歳の子は今でも村で生活しているらしいけど、あんまり普通に会話できるような感じではないらしい。 
村長の親戚の娘はこの事件の後、何か月かして余所に出て行ったということだった。 
村長はそれからしばらくして亡くなった。 
当時も、この事件について話さないようにという雰囲気が村にあったみたいで、
真相を知りたくても、村人たちはそれ以上踏み込めなかった。
なので、本当にオチ無し、あんまり怖くない話でごめんなさい。一応これで終わりです。

小さい時、親が共働きで一人で留守番する事がよくあった。 
特に小学校の夏休みなんか、日中はだいたい一人で家にいた。 

四年生の夏休み。 
トイレ行って居間に戻ったら、知らないお爺さんが座って勝手に麦茶飲んでた。 
「誰?」と聞いても答えない。 
ちょっと怖いから自分の部屋で漫画読んで、暫くしてから戻ったら、もういなかった。 

それから何日かに一回ペースで来た。 
来る所は見なくて、ちょっとトイレ行ったりテレビに夢中でいたら、いつの間にか部屋にいる。勝手にお茶飲んでる。
慣れてくると全く怖くなくて、なんとなくいるのが当たり前になった。 

ある日、また来て勝手にお茶飲んだ後、いきなり「お前、なんか願い事あるか」と言われた。 
「お母さんに家にいて欲しい」と答えたら、「そうか」と言って消えた。 

その日の夜、帰宅した父は「父さん偉くなったぞ!」と私に報告した。 
当時はよくわからなかったが、父はこの日、異例の昇進が決まって給料も跳ね上がった。 
その後、秋になって母の妊娠が発覚し、父の収入も増えたからと、母は退職して専業主婦になった。 

ぬらりひょんという妖怪を知ったのはかなり後になってからだったが、 
あれはもしかしてぬらりひょんだったんだろうか。 
でも、ぬらりひょんって願い事を叶える妖怪じゃないみたいだしなあ……とも思う。 
何者にせよ、いい奴だったんだと思うけど。

先輩と仕事場に二人で泊まり込んでた日、休憩中にその先輩が聞かせてくれた話なんだけど。

先輩曰く、「友人に会えなくなった」て。
最初は単に仕事が忙しいからなんじゃないのかと思ったんだけど、どうやら違うらしい。
事情を聴いてみたところ、なんか結構長かったので覚えてる限りを短くしてみた。


事は先輩が専門学校に通ってた頃から始まったそうだ。
ある日、高校の頃から仲の良かった友人から、『バイトを始める事にした』って電話が来たんだって。 
それで、『良いバイトだから一緒にやってみないか?』と、先輩にもバイトを勧めたらしい。 
毎日課題で忙しかった先輩は、一緒にはできないと先に断りつつも、 
その友人の楽しそうな声から、どんな場所なのか気になって、好奇心で面接についていく事になった。 

当日、友人と待ち合わせてから、先導してもらいながら一緒にそのバイト先に行った先輩。 
見慣れた街を進みつつ、幾つかあまり知らない道も通ったけど、頭の中の地図では大体の場所は把握できてたそうだ。

20分位歩いた所で、友人が立ち止まって「あの店だよ!」と前方を指差す。
その方向にあったのは、目立たないけど別に普通の古本屋の看板だった。


友人が「面接に来ましたー」と店内に入っていくのを見送ってから、 
先輩は店頭に置いてあるワゴンの文庫を物色して時間を潰していた。 

ふと店のガラス戸に目をやると、パート・アルバイト募集の張り紙があった。 
こういう店でもちゃんと募集ってあるものなんだなーとか思って、とくに気にはしなかったらしいけど。

その日はそれから、友人とあの店でのバイトについて話しながら帰路についたそうだ。 

数日後、休日に友人が、
『バイト受かったから、今日から働いてるぜ!なんか買ってってくれよw』と電話を掛けてきた。
先輩はやる事もなかったから、とりあえず財布を持って以前通った道を辿って古本屋に向かったらしい。

ところが、店があった場所は普通の民家になっていた。 
最初は道を間違えたんだと思って、少し戻ってから周囲を探したけど、無い。 
先輩は意を決して、本屋があった(と思われる)場所にある家を訪ねて、この辺りに本屋がないか聴いてみたらしい。
「この辺りじゃ、駅前の方に行かないと無い」
そう言われて、もうワケがわからなくなったそうだ。 

その後、友人から電話は掛かってくるし、普通に会話もできて年始には年賀状も届くのに、
何故か一度も顔を合わせて無いらしい。 
そして、そのまま少しずつ疎遠になって、今じゃケータイも通じなくなってしまったそうだ。

それから大分経って、高校の同窓会の話が先輩に来た。 
懐かしい事もあったし、もしかしたら友人に会えるかもしれないと思って、二つ返事で参加した。 
先輩が会場に着くと、旧友の懐かしい顔が並んでいた。
でも、一通り見まわしてみたけど友人がいない。 
幹事だったクラスメイトに、「友人は来ないのか?」と一言聞いてみたら、
「あぁ?お前、何言ってるんだ?あそこで普通に飲んでるじゃん」
と、全く違うクラスメイトを指差していたそうだ。 


以上、駄文スマソ 
正直、あんまり信じる気は無いんだけど。 
身近でこんな体験してる人っているものなのか・・・?

うちのそばに戸田火葬場があるけど、そこの人に聞いたら、 
10年に一回くらいの確率で火葬中に生き返る人がいるみたい。 
あまりの高温に、ショックで生き返るんだってさ。 
火力の調整室に焼き加減を見る小窓があるんだけど、そこから覗くと、 
中で生き返った人が暴れてるんだって。 
そういう場合は、途中で止めてもどうせ助からないからそのまま焼いちゃうんだって。 
暫らくは、中から扉をドンドン叩くらしいけどね。 
遺族に言っても嫌な思いさせるだけだから黙ってるって言ってた。 


*以上。 
で、たまたま隣の部屋にいたうちの親に、 
「途中生きかえっちゃっても焼かれたらヤダよね~」みたいな話をしかけたら、
でもね~なんて真顔で、下の話聞かされた。

親がまだ子供だった時の事、知人が亡くなって火葬された。 
その際、焼いている最中に、かまの中から叩く物音がして、声もしたんだと。 
でもやはり、“今止めても助からないから”って(…)完全に焼かれた。 
後は通常の作業で終わって、冷めたら(?)外に出されるよね。 
で、普通なら当然、一人分の骨しかない筈が、その時二体分あったんだって~… 
誰か、当人と一緒に逝きたくて中入っちゃったのかもしれないけど、
入れるもんだろか? 誰も気付かないうちに? そんなスペースあるのか? 
その焼かれたもう一人って、実はそこんちのオクサンが…とか、 
結婚間際の恋人が…とか言う訳?って聞いてみたけど、
後の話と言うか、具体的な部分は親も覚えてなかった。 
でも本当にそう言う事もあったのね…(-"-)

私が大学生の頃。帰りにタバコを買おうと思って、足を止めたときのことでした。
6、7歳位の女の子がそばに寄ってきたのです。
「こんにちは」
私は変な子だなと思いましたが、一応「こんにちは」と返しました。
「なにしてるんですか」
「何って、タバコ買おうとしてるんだけど」
妙に話しかけてくるその子に、私はついそっけない態度で接していました。
私が財布を出しタバコを買い終えるまで、
その女の子は「いい天気ですね」とか、「何年生ですか」とか、話しかけ続けてきました。
私は適当に答えていました。

私がそこを離れようとすると、
その子は「お母さんが呼んでるから来てください」と言って、私の手を引っ張るのです。
私はいよいよおかしいと感じました。私に用があるとでも言うのでしょうか。
私はなんとか誤魔化して帰ろうとしましたが、
女の子はこちらを振り返りもせずに「呼んでますから」と言い続け、私を連れて行こうとするのです。
私はその執念のようなものに引きずられるかのように、女の子の後に付いていきました。
もしかしたら本当に困っているのかもしれない、と思いもしました。

5分ほど歩くと、少し大きめの公園に着きました。
ブランコやジャングルジム、藤棚やベンチが見えます。
夕暮れ近いせいか、人影はありませんでした。
女の子は藤棚の方に私を連れて行きました。
その公園の藤棚は、天井の他に側面の2面にも、藤が伸びるようになっていました。

中にはベンチがあるのでしょう。
女の子は「お母さん連れてきたよ」と、藤棚の中に向かって呼びかけました。
私からは角度が悪くて、そのベンチは見えませんでした。
中を覗きたかったのですが、
私の手をしっかり握っている女の子を振りほどくのが、なんだか悪いような気がして出来ませんでした。
「すいません、うちの娘が」と、藤棚の向こうから声がしました。
普通の、何の変哲もない女の人の声でした。
ですがその声を聞いた瞬間、全身に鳥肌が立ち、ヤバいという気持ちになったのです。
一刻も早く、そこから逃げ出したくなりました。

「わたし、遊んでくる」と唐突に女の子が言い、藤棚のすぐ向こうにあるジャングルジムへ向かって行きました。
私ははっと我に返りました。
「すいません、うちの娘が」
また、あの声がしました。なんの変哲もない声。今度は鳥肌も立ちません。
気のせいだったのか…?
私は意を決して、藤棚の向こう側のベンチが見える場所に、ほとんど飛び出すような勢いで進みました。
飛び込みざま、ばっとベンチを振り返ります。
…そこには、少し驚いたような顔をした女性が座っていました。
肩くらいまでの髪をした、30過ぎくらいの女性です。
「すいません、うちの娘が」
彼女は、今度は少しとまどい気味にそう言いました。
…なんだ、普通の人じゃないか。
そう思うと急に恥ずかしくなり、私は「ええ、まぁ、いえ」などと返すのが精一杯でした。


私はその後、その女の子の母親と軽く世間話をしました。
天気がどうだの、学校がどうだの…と、どうでもいい話なので省きますが。
母親も言葉少なですが、普通に話していました。
女の子は藤棚のすぐ隣、私の背後にあるジャングルジムで遊んでいます。
そろそろ日も沈もうかという頃合い。
公園はオレンジ色に染まりつつありました。

私はふと、当初の目的を思い出しました。
何故私がここに連れてこられたのか、です。
そこで、「あの、どうして僕をここへ…」と問いかけました。
その瞬間です。
「チエっ(仮名)!!」と、もの凄い声で母親が叫びました。おそらくあの女の子の名前。
私はバッと、背後のジャングルジムを振り返りました。
すると目の前に何かが落ちてきて、鈍い音と何かの砕ける音が足下でしました。


ゆっくりと足下に視線を向けると、あの女の子、チエという女の子が奇妙にねじくれて倒れていました。
体はほぼ俯せなのに、顔は空を向いています。見開いた目は動きません。
オレンジ色の地面に赤い血がじわじわと広がっていくのを、私は呆然と見ていました。
警察、救急車、電話…などと単語が頭の中を飛び交いましたが、体は動かなかったのです。

そのとき、女の子がピクリと動き、何事かを呟きました。
まだ生きてる!と私は走り寄り、女の子が何を言ってるのか聞き取ろうとしました。
「…かあ…さ…」
お母さんと言ってるのか!?
私は藤棚を振り返りました。
ですが、彼女の母親の姿はそこにはありませんでした。
そういえば…最初に叫んだときから、母親はここへ駆け寄ってもきていません。
助けを呼びに行ったのでしょうか。


「お…いちゃ…」
再び女の子が呟いたので、私はそちらの方を向きました。
「大丈夫だから。お母さんが助けを呼んでくれるから」と、そんなことを女の子に言ったような気もします。
でも気休めです。どう見ても、首が折れているようにしか見えませんでした。
私は、今ここにいない彼女の母親に怒りを覚えました。
「おか…さんが……よんで…か…」
女の子はまだ呟いています。

……おかあさんが呼んでるから…?
私は上、ジャングルジムを見上げました。
そこには、さっきの母親がぶら下がっていました。
濁った目、突き出た舌、あまり書きたくない。死人の顔です。
そして母親の外れた顎がぐりっと動き、「すいません。うちの娘が」。

あとはあまり覚えてません。
私はその時に、気を失ったのだと思います。
私は気づくと、夜の公園で呆けていました。
そのジャングルジムは、その後取り壊されたと記憶しています。

当時高校一年だった俺は、海辺の我が家から友人宅へ向かうべく歩いていました。
時刻は午後九時をまわっていたでしょうか。
住宅地とはいえ街灯も疎らで、薄暗い海岸近くの生活道路に、俺以外の人影は全くありませんでした。

と、後ろから足音が聞こえてきました。
何気なく振り返ってみると、10メートル程後方に男がいます。
一見して、それほど若くないことだけはわかりました。
足音が早くなり、その男がどんどん近づいてきました。
追い越すんだなと思っていると、その足音は1メートルほど後方で歩を緩め、俺にぴったりと追従する形になりました。
細い路地ならともかく、そこは幅員5メートル程もある道です。
明らかに意図的なその行動に、当時既に武道の有段者だった俺も、
相手の真意を質すことはおろか、振り向くことすらできなくなっていました。

そのまま10メートルも歩いたでしょうか、
後ろの男が再び早足になると、息がかかるほどに密着してきました。  

この後の事を書くと、予定調和臭くなるので気がひけるのですが、事実なので書きます。

密着されて俺の恐怖が最高潮に達した瞬間、角を曲がって1台のバイクが近づいてきて、俺の前に止まりました。
「よ~お、久しぶり」
それは中学時代の友人でした。
その時初めて、目前の異様な状況に気づいたその友人が、
「え?誰?何?どうしたの?」と素っ頓狂な声を上げると同時に、
男は不自然に顔を背けると、海岸方向に走り去っていきました。

横田さんが連れ去られたとされる場所から、数キロ地点の海岸線で、彼女が失踪してから数ヶ月後に体験した実話です。
マスコミが彼女の失踪を報道した翌日、当時通っていた道場の後輩が、
「あの横田って、俺の同級生なんスよ」と言っていたのが、今でも鮮明に思い出されます。


書こうかまよったけど
俺の人生で起こった怖い話でもない不思議な話を一つ。

俺が中学二年の夏休みに、いきなり仲の良い友達に「落としたら、拾えよ」と言われた。

俺は何のことか良く分からないので、友達に「なにが?」と聞いたら無視された。

それから、夏休みが終わり、学校に行った際に先生にも「落としたら拾いなさい」と言われた。

その時にも「何のことです?」と尋ねたんだが、「何か言いましたか?」などと本質とは関係のない言葉でスルーされた。

いい加減気になってきて、塾の講師に「おい、落としたら拾えよ」と言われたときに、何を落としたか質問してみたんだ。

すると塾講師は「そんなこと言ってない」と言う始末。

それから14年たった今でも時々「落としたら拾えよ」と言われる。

一体何なんだ?

これは俺が5年前に体験した、世にも奇妙な話だ。

ある夏の日、俺は友人である男Aの車に、女Bと女Cを乗せドライブしていた。
時計はすでに0時を回っていた。
その日は雨がしとしとと降り続けており、じめじめして生暖かい日だった。

A「どうせなら、肝試ししようぜ!なんか天気も気持ち悪いし。ははは」
そんなAの突拍子もない提案に、他のみんなは嫌な表情を浮かべた。
なかでも一番嫌がっていたのは、カエルとお化けが大の苦手だった俺である。
俺「いやいやいや。いいって!帰って酒でも飲もうぜー」
そんな怖がる私を見て、Aはますます面白がり、いよいよ皆を説得にかかった。
A「わかったわかった。んでも、どうせ帰り道だし、○○霊園にちょっとだけ寄ってこうよ。
 いいっしょ?寄るだけ寄るだけ。すぐ帰るから。そしたら飲もうぜ!パーっと!はは」


そんなノリノリのAの様子を見て、後部座席に座る女性陣も俺も、渋々ながら承諾してしまった。
雨は依然シトシトと、フロントガラスにこびり付いてくる。

A「おっ、もうすぐだな!」
強がるかのように、車内はたわいもない話で盛り上がっていた中、
そのAの言葉に3人は少し顔をこわばらせながら、今から向かううっそうとした森に目を向けた。
○○霊園は、国道から細い道へと入り、400メートルほど森の中を進んだところにあった。
A「暗ぇーー!こえーー!ははは」
B「マジ怖いマジ怖い。やめようよ、やっぱり」
車は国道から、その細い道へと進入した。
周りは木々がうっそうと生い茂り、もちろん街灯など一つもなく、暗闇そのものだった。
車のライトだけを頼りに、舗装されていないその道を、ガタガタと車体を揺らしながら奥へと進む。


C「いやー!チョー怖い、マジ怖い。つーか細くてユーターンできないじゃん!」
A「余裕余裕!どっかでターンできるって。つーかマジ暗いな~」
後ろを振り返ると、すでに国道は見えなくなっていた。
幾分目が慣れてきたものの、そのことがかえって恐怖心をあおった。
あれだけ乗り気だったAもさすがに少し怖くなったのか、CDのボリュームを上げた。
A「おっ!あそこにターンできそうな場所があるぞ!どうする?」
中間地点ぐらいなのだろうか。道幅がやや広いところがあった。
そのAの言葉には、すでに引き返したいという意思がこもっていたようにも思える。
俺「もういいって。帰ろうぜ!マジ勘弁だよ」
B「早くユーターン!」
A「ははは。おまえらビビリだなー。んじゃ帰っか」
C「マジもう無理。つーかAもビビってんでしょ!早く帰ろうよ!!」
そんなCの言葉に、強がりのAは急に車のエンジンを停めた。


辺りは一瞬にして暗闇に閉ざされた。
今まで車内に大音量で流れていたCDも止まった。
ただ雨の音だけがシトシトと聞こえてくる。
俺「うわっ!」
B「きゃぁーー」
C「きゃあー!」
A「はっはは。やべー、マジでこえーな。やべーやべー。ん?あれ…」
俺「マジ殺すぞA!!早くエンジン付けろボケェ!」
B「なんなの、早くつけてよ!もう最悪―!」
A「あれ?あれ?つかねー。なんだよ!つかねーよ!」
俺「おい、マジでふざけんなよ!怖えーから早くつけろって!マジ殺すぞ!」
A「マジだって!つかねーんだって!お前やってみろよ!」
発狂してAを殴ってしまいそうな衝動を抑えながら、車のキーへと手を伸ばした。
ガチャ、キンキンキンキーン キンキンキンキンキーン


俺「おい、なんだよ!マジかよ!」
キンキンキンキーン キンキンキンキンキーン   
スターターの金属音だけがむなしく鳴り響き、エンジンはかからなかった。
俺「マジかよ!おまえ、余計なことすっからだろ!マジで殺すおまえー」
A「悪ぃって。つーか何でだろ?ちょっと見てくるわ。ちっ、最悪だよ!」
Aはボンネットを開け、雨の中、車の外へと飛び出していった。
後ろの二人も大分怖がっているようで、不安そうな表情を浮かべながら震えているようだ。
すると、後ろに座っていたBが突然、
B「ちょっと!マジ、あれ何?ちょっとあそこ見て見て、早く!」
Bの指差した方を見てみる。車の左前方の森の中に、何やら光っているものが見える。
俺「あっ!何だよ、あれ!」
後ろの二人はすでに発狂している。俺も気絶しそうなほど怖かった。
その光がだんだんと近づいてくる。なにやらライトのようにも見える。

なにか危険を感じた俺は、Aを車内に戻すべくドアを開けようとした。
その瞬間その光の正体は、突然車の目の前に現れた。
中年の男性のようだ。つなぎのような服を着ていて、手には懐中電灯を持っている。
こんな雨の日に傘も差していない。
Aはびっくりして車内に飛び戻ってきた。
A「なにあいつ?なんなの、あいつ?やべーよ、マジでやべーよ!」
その男は、しきりに大声で何かを叫んでいるようだ。
幾分強くなった雨脚のせいでよく聞き取れなかったが、確かに険しい表情で怒鳴り声を発している。
ドンドンドンドン
男は運転席の窓を強く叩いた。
もう何がなんだかわからない。頭の中が真っ白だ。
ドンドンドンドンドンドンドンドン
「あ…」
ドンドンドンドンドンドンドンドン
「あけろ…」


ようやく聞き取れた男の言葉に、Aは無意識にドアを開けてしまった。
A「すいませんすいません!エンジンがかからなくて、すいません…」
男はあいかわらず何かを言っている。
「こ…おま…だな…どけ…」
男はグイとAを車の外へと引っ張り出して、運転席へと座った。
キンキンキンキン…ブルンブルンブルルルルル…
突然エンジンがかかった。

Aを運転席に戻したその男は、ものすごい大きな声で叫んだ。
「ここはお前達が来る場所じゃないんだ!」
混乱して、その後どうしたのかよく覚えていないが、気付くと4人はコンビニにいた。


俺「マジ怖かった…」
A「やばかったなーあいつ何者なんだよ…」
後ろの女の子二人は、声を出して泣いている。
A「落ち着いて、とりあえず便所でも行くか?」
そのコンビニのトイレは、外に設置してあった。

車を降りた4人は、フラフラな足取りで便所へと向かう。
そこで俺は、ふとあることに気付いた。
俺「おいっ!A、おまえ、なんで血ついてんの?」
A「え?嘘!あっ…」
Aの右手は血で赤く染まっていた。
女の子二人は気を失ったのか、その場に崩れ落ちた。


A「なんで…なんだよ、この血…」
俺とAは急いで便所にある洗面所で、その手についた血を洗い流した。
A「気持ちわりーよ。なんだよ、この血…」
ジャブジャブ
俺「んでも、怪我はしてねーみたいだな」
A「そうだな。あっ!ま…まさか…」
俺「えっ…」
Aがジーンズの右ポケットから取り出した車の鍵は、血で真っ赤に染まっていた。
なにやら毛のようなものも付いている!?
ぎゃぁーーーーーー!!!

その日は朝になるまで、俺の部屋で4人で呆然としていた。
外はまだ雨が降り続いていた…

「即身仏」って知っていますか?

食事を絶って、生きたままミイラになるっていうアレだ。これは、子どもの頃、曾祖父から聞かされたお話し。

曾祖父の家の近くには「上人山」と呼ばれる山がある。そこには「上人洞」という小さな洞穴があって、今でも信心深い年寄りはお供物を供えたりしている。

曾祖父もそういう年寄り達の一人で、毎月「上人洞」へ出向いてはサツマイモを供えていた。

ある時、曾祖父が「上人洞」へ一緒に行こうと言った。初夏の青空が眩しくて、散歩をするにはとても気持ちいい日だった。「上人洞」という場所へ行くのは初めてだし、まだ子どもだったわたしは、ウキウキしながらついて行くことにした。

「上人洞」は麓から歩いて一時間程度の場所にあり、以外と見晴しのいい場所だった。

木立の切れた八畳程度の原っぱの山際に、小さな子どもがやっと入れるくらいの穴が開いていて、しめ縄が張ってある。

曾祖父はその前の平らな石にサツマイモを供えると、熱心に祈っていた。それからおもむろに振り返ると、

「ここがどういう場所か知ってるか?」

と、わたしに訊ねた。

「ここは、おじいちゃんが人を殺した場所なんだ」

曾祖父は言った。

わたしはビックリして口もきけなかった。

「昔、ここに一人のお坊さんがやってきて・・・」

淡々とした口調で、曾祖父は語り始めた。

曾祖父が子どもの頃、若いお坊さんがこの村にやって来て、村長にこう言った。

「今の世の中には苦悩が多すぎる。私は即身仏となって民衆を苦しみから救いたいのです」

お坊さんは村近くの洞穴で即神仏になる為の行を行なうから、ぜひ村人に協力して欲しい、と頼んだ。即身仏になるには、食事を絶って生きたままミイラにならなければならない。

だが、最初から一切の食べ物を口にしない訳ではないのだそうだ。修行をしながら、毎日少しずつ食事の量を減らしてゆく。やがて水だけを飲むようになり、最後には水も口にしなくなる。そうして、やっと生きたまま仏へ、つまり「即身仏」になることができるのだという。

若いお坊さんは自分が即身仏になるまでの間、食事や水を洞穴まで運んで欲しいと言った。それからもう一つ、重要な事をお願いしました。

「即身仏へ浄化される修行は大変苦しいものです。もし万が一、私が我を忘れて逃げ出すようなことがあった時は、洞穴に閉じ込めて下さい」

村長はお坊さんの申し出を了解すると、洞穴近くの村人数人に交代で食事を運ぶよう言い付けた。

即身仏の行が始まってかなり経ったある日のこと。

曾祖父は自分の父親から洞穴へ水を届けるよう言い付けられた。父親は仕事の都合で町場まで出かける用事があったので、十才を過ぎた長男の曾祖父に、代わりを頼んだのだ。

曾祖父が水を持って洞穴まで行くと、お坊さんは骨と皮ばかりの姿で洞穴の外に寝そべっていた。水を差し出すと、お坊さんは嬉しそうにそれを飲んだ。まだ子どもだった曾祖父は、あまりに痩せこけたお坊さんが心配になって、

「何か食べるものを持ってきましょうか?」

と声をかけた。

お坊さんは寝そべったまま、少し笑った。

曾祖父は急いで家に帰ると、母親がふかしたばかりのサツマイモを懐に抱えて、お坊さんに届けようとした。

そこで母親に見つかってしまったのだ。

母親はサツマイモを何処へ持って行くのかと訊ねた。曾祖父が正直に答えると、母親は急いで近所の男衆を集めて山の方へ歩いて行った。

曾祖父は、自分がとんでもなく悪い事をしたような気持ちになって、家に残った。

お坊さんは即身仏の修行が辛すぎて、洞穴から這い出していたのだ。村人たちはお坊さんを洞穴に閉じ込めると、出てこられないように石を積んで閉じ込めてしまった。それが、お坊さんとの約束だったから。

数日の間、洞穴からはお経を唱える声が聞こえた。でも、その声もだんだん小さくなり、やがて何も聞こえなくなった。

それから幾年か過ぎ、村人たちが洞穴の石積みを退かすと、立派な即身仏となったお坊さんの姿があった。

狭い洞穴の中に、凛と座禅を組んだ姿で座っているミイラを見て、曾祖父は何故かサツマイモを思い出したのだそうだ。

あの時、お坊さんはきっと、サツマイモを食べたかったろうと。

自分がお坊さんのことを母親に言わなければ、あのままお坊さんは山を降りて、今でも生きていたかもしれないと。

「だから俺は、死ぬまでこうやってサツマイモを届けるんだ」

曾祖父は静かにそう言った。

即身仏となったお坊さんの亡骸は、どこかのお寺に、今でも祀られているそうだ。

友人のカナエちゃんの話です。

彼女は、小学校時代に習字教室に通ってました。
そこは子供のない老夫婦が二人でやられてた教室で、近所の小学生が多く通っていました。 
中でも彼女はとりわけ先生ご夫婦に気に入られ、可愛がられていたそうです。 

ある土曜日、いつものように教室へ行き、2時間の指導を終え道具を片付けていると、 
旦那さん先生に、
「カナエちゃん、明日暇だったらドライブ行こうか?何か欲しい物があったら買ってあげるよ」
と誘われたそうです。
今までにない申し出に?な気分で、奥さん先生の方を見るとにこにこして、
「是非おいで。パフェを食べに行きましょう」と。 
友人は食い気と物欲に負け、「はい!」と返事をしたそうです。
「じゃあ2時にね」と奥さん 
先生と約束し、その日は帰りました。
親に話すと、人様にご馳走になったり、物を買ってもらったりと許される訳がないと思い、内緒にしていたそうです。

翌日、彼女は近所に住むユキちゃんとマミちゃん(私)を誘って、習字教室へ向かいました。 
先生夫婦は当然彼女が一人で現れると思ってたせいか、とても驚いてました。 
気に入られてる立場を自覚してる彼女は、
「せんせー、友達もパフェ食べたいって。一緒に行ってもいい?」と、当然のように聞きました。
先生夫婦は少し困り顔で、どうしようか大丈夫かしらとこそこそお話していたのですが、
そこに急にユキちゃんが、「お腹痛い、おうち帰りたい」とぐずり出しました。
姉御肌のカナエちゃんは、何?そいつは見捨てちゃおけねえなあとばかりに、
「先生、ごめん!ユキちゃんちょっと連れて帰ってくるから。ドライブはまた今度」
と言うと、彼女と私とでユキちゃんを両側から挟む形で支えました。 
すると奥さん先生が車から降りてきて、「じゃあまたね」と、彼女を涙混じりにきつく抱きしめました。
私は、大袈裟だなあ。でもカナエちゃん、そんなに何でも買ってもらう位好かれてるなんて羨ましいなあ。
と思ったことを覚えてます。
カナエちゃんは「また今度ね~」とユキちゃんを支えながら、去っていく車に手を振ってました。 

結局、またの機会は訪れませんでした。 
先生ご夫婦はその日の夕方に、某岸壁から車ごと身投げして帰らぬ人になったのです。 
警察が先生宅を捜索したところ、綺麗に片付けられたご自宅兼教室の先生の教卓の上には、
大変達筆に書かれた遺書と、カナエちゃんのご両親に宛てられた手紙があったそうです。 
遺書には、旦那さん先生が回復の見込みのない病であること、
奥さん一人残すのは辛いので、話し合った結果、お二人と最愛の生徒であるカナエちゃんを連れて旅立つ事が。
また、カナエちゃんのご両親に最大限の陳謝と、ささやかながら残る全財産をお譲りする旨が書いてあったそうです。

カナエちゃんは、お父さんお母さんに黙ってドライブに行こうとしてたことをこっぴどく怒られたそうで。
ユキちゃんは、トイレ行ったらケロっとしてました。 

あの時ユキちゃんが、「お腹痛い」と言わずに「トイレ行きたい」と言ってたら、と思うとほんのり怖くなります。

ユキちゃんありがとう・・・カナエちゃんのいけず。

↑このページのトップヘ