怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−

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タグ:コトリバコ関係の怖い話

年始に親戚一同が集まった時に、祖母の一番上の兄さんが昔聞いたっていう話をしてくれた。 

・悪いことをすると箱に魂を取られ、別の人の魂を入れられてしまう。
・箱に魂がいっぱいになると、そこから新しい人間が生まれてくる。
・↑は山の神様(?)の食べ物になるか、従者(?)になる。

でも、その箱がどういうものかは知らない。
この話を聞かせてくれた人が、教えてくれなかったとのこと。 
コトリバコ系オカルト話キター!?と内心嬉しくなった自分は、従兄弟と詳しく話しを聞いてみた。

戦前の話。
曽祖父はとある職人で、家族と二人の弟子とお手伝いさんと住んでた。 
家族構成は、曾祖父、曾祖母、娘・息子(五人兄弟)、曾祖父の弟(Mさん)、
弟子は二人(FさんとYさん)、お手伝いさんは一人。 

ある日、曾祖父の友人Aさんが、二人の姉弟を連れてきた。 
姉弟は関西出身で、住み込みの仕事を探していたらしい。 
二人とも手先が器用で、何か手に職をつけたいと考えていたので、曾祖父の弟子にどうよとのことだった。 
曾祖父は先にいた弟子二人を近々独立させようとしていたところだったので、丁度いいと預かったらしい。

この姉弟は仕事は出来たんだけど、おかしなところがいくつかあったらしい。 
変わった文字しか書けなかったり、神社や寺にいくことを極端に嫌がったり、
家族や生まれ育った土地のことを何一つ話さなかったり。 
だから曾祖母は、姉弟は差別されてしまうようなところの出身なのかもと考えていたみたいだ。
 
その姉弟が話してくれたってのが、上の箱の話。 


そんなこんなで5~6年一緒に暮らした頃に、戦争が始まってしまった。 
曾祖父の仕事はなくなるし、Mさんは徴集されるし、子供達も疎開だ何だとなって、
今までのように暮らすことが難しくなってきた。 

そんな時、姉弟の親族を名乗る人から手紙がきた。
一度家に帰って来い、という内容だったらしい。 
今までそんな手紙は一度もきたことなかったから、曾祖母はびっくり。 
姉弟は泣いて嫌がったんだけど、やはり理由は言わない。 
でも帰さないにもいかないし、戦争が終わったら迎えに行くから、と約束して家に帰した。

その後、家に無事についたと姉弟から手紙が届いた。 
もう会えません、今までありがとうございました、という内容だったらしい。 
なんで?と疑問に思ったんだけど、同時期にMさんの戦死の知らせが届いてそれどころではなくなってしまった。 
Mさんが所属していた部隊(?)の人から、遺品と書きかけの手紙が届いた。 
戦場の辛さと、家族の安否を気遣う内容と、
それと、あの姉弟が夢に出てきて、今までお世話になりましたと言われた、と書かれていた。 
Mさんには姉弟のことは言ってなかったので、偶然にしてはヘンなタイミングだと思ったらしい。 

その後、戦争で家が焼けて土地も手放した。 
それでも約束どおり姉弟を迎えに行こうとしたんだけど、手紙に書かれていた住所は存在しなかったらしい。 

子供達も結婚して孫が出来た頃、曾祖父が脳溢血で倒れ、二週間後に帰らぬ人に。 
倒れる前に、しきりにあの姉弟が夢に出てくると言っていたらしい。 

それから数十年が経って、元弟子のFさん、Yさんも亡くなった。 
この二人は世話になった曾祖母に手紙を残していて、内容はあの姉弟のことだった。 
最近夢に出てくる、泣いて謝っていた、とかそんな内容。 


曾祖母は現在104歳。 
最近痴呆気味で、よく昔の話をしてて、どうも姉弟を無理矢理実家に帰した後悔しているみたい。 
それで今、親戚連中がこの姉弟を探してみようかと計画中らしい。なんか探偵雇うかとか言ってる。 
手がかりらしい手がかりなんてないし、半世紀以上前のことだからムリだと思うんだけど。 

話を聞いていて姉弟が非常にうさんくさいことと、死ぬ前に必ず姉弟の話が出てくることに怖くなってしまった。

今日ここで、私が9年前から苦しめられつづけている、後悔と恐怖の記憶を、
この話を見た人に、ほんの少しづつ持っていってもらえればいいなと思い、ここにこうして書かしてもらいます。
実際になにかが憑くわけではありませんが、そう記述する事で、私自身の記憶の影がほんの少しだけ明るくなるので・・・。

9年前の体験、それは私は某保険会社に入社し、3年目に突入した矢先の出来事でした。
私は係長になり、4人の部下が居て、その中の3人(I君T君Yさん)は一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの仲でした。
残りの一人はこの物語には関係無いので省略させてもらいます。

その日も私達は4人で行き付けの居酒屋で食べた後、割り勘で支払いを済ませ帰る途中でした。
いきなりI君が、りんご一個がちょうど入るくらいの大きさの、見るからにぼろぼろな木箱を取り出して見せました。
それは変なしかけのある箱で、
以前流行ったルービックキューブのように、色(木目)がきちんと合うようにそろえると開く、と言う箱でした。
彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん昔のものらしいです。
なんでも、戦争前からあったそうです。
「父は開けれないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだから、と僕に譲ってくれました」と言ってました。
その箱を彼は、二世代隔てた今でも未だに開けられずにいるそうです。
僕はその箱を見たときから、なんとなく言いようの無い悪寒を感じていました。
僕は霊感があるほうなのでしょうか、時々、上半身と下半身の釣り合いがとれてない人とか、
足の足りない(もしくは無い)小動物等を見かけることがあるのです。
なので僕は、T君とYさんが代わりばんこにその木箱の節目をずらしたり、引っ張ってみたりしているのを見ていて、
なぜかひやひやしていました。
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。

結局、その日はその木箱は開きませんでした。
店を出て、帰りのタクシーがつかまるまでの5分間くらいしか時間が無かったので、さすがに無理でした。
その後、その日は全員何事も無く帰宅しました。

次の日にI君が、前日私以外の2人に好評だった木箱を会社に持ってきて、
昼休みにデスクワークをしていた私の元へ、Yさん、T君を連れてやってきました。
私はその途端、付き合いが悪いと思われるのを覚悟で、彼らに忠告しました。
「その箱は、開けないほうがいいと思う」と。
彼はいぶかしげな顔をしながら、僕に「兄と同じことを言うんですね」と返しながらも、
得意げに「きっと近いうちに開けて見せますよ」と言いました。
そしてデスクワークをしている私に気を使い、それきり昼休みは話しませんでした。

その日の仕事が終わった後、4人で桜見をしようと言うことになり、
近くの公園で、Yさんのお母さんの差し入れで筑紫のお吸い物をすすりながら、桜を堪能していました。
そんなときにT君が、「この素晴らしい風景を、四人一緒に写真に収めておこう!」と言って、
ポラロイドカメラを出し、それでひときわ幹の太い立派な桜をバックに写真を撮りました。見事なな写真が撮れました。
でも、変なのです。
夜だから余計な光が入る心配も無し、開けた場所だからフラッシュが反射して変色する心配も無いんですけど、
写真がなんとなく薄い赤色を全体的に帯びているのです。
T君は「こういうこともあるさ」と言って、もう一回全員で写真を撮りました。
しかし、またも同じ現象が起こったのです。
T君は「広い範囲で撮るから、余計なものが入るのかもしれない。フィルムに余裕はあるし、一人づつ撮ろう」と言って、
私、Yさん、I君、T君の順番で撮ることになりました。
まず、私の撮影です。コレはうまく行きました。
つぎのYさん、うまく行きました。
問題はそのつぎのI君でした。
1度目で撮れた写真は、さっき撮ったのよりなんとなく赤みが強くなっているように見える写真でした。
そこでもう一回。
今度はなんだかI君の周りに赤ではなく、黄色に近い色の薄いビニールのようなものが写っている写真でした。
気味悪がりながらも、Iくんはもう一回撮るようにT君にお願いしました。
そして出てきた写真を見て、T君は「なんだあ、なんか変だ!」と言って、
私達のほうに駆け寄ってきて、その写真を見せました。
その内容はかなり凄惨なもので、
I君の手や顔はほとんど隠されるほどに、数え切れないほどの黄色い手がI君の体に四方八方から絡んできて、
さらに、I君の体の黄色の手に絡まれていない部分(下半身)も、鮮烈な赤色に染まっていました。
I君はこれを見せられた後、一つの事実を告白しました。
その内容は次のようなものでした。
「今日、昼休みの後、印刷室でコピー気を回してる間、木箱をいじっていたら、ついに木箱が開いたんですよ。
 だけど、中からはぼろぼろの布袋が出てきて、それに『天皇ノタメ 名誉の死ヲタタエテ』って書いてました。
 開けてみたら、大量に爪と髪の毛の束が出てきて、不気味だから焼却炉に捨ててしまいました」

私達はすぐにそれをお寺に持っていって、その話をして、写真を供養してもらえるように頼んだんですけど、
お寺の住職さんは、
「あなたのしたことは、とても危険なことです。
 あなたがたの持ってきたその写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。
 その木箱を持っていらっしゃい。それを供養してあげれば、中に閉じ込められていた魂も救われます。
 ぜひ持ってきてください」
と言って、寺の住職はひとまず今日は帰るように促しました。
しかし結局、I君と会うのはその日が最後になりました。

次の日の朝、I君が昨日の帰宅途中、自宅近くで自動車に衝突され、
胴体が切断され、下半身は炎上する車のタイヤに巻き込まれたまま一緒に焼け焦げ、
上半身はそこから20メートルくらい離れたところにあり、即死だったとのことです。

その日、私とT君とYさんは、彼の母親から木箱を譲ってもらい、それを寺の住職さんのところに持っていきました。
しかし寺の住職さんは、
「この箱は怨念そのものです。それも、もはや人のものではなくなっています。
 この霊たちの怒りを静めるのは難しいです。
 供養して差し上げたいですが、時間がかかります。それでもよろしいですか?」
と言いました。
I君が霊に憑かれる行いをしてから、たったの半日で命を落としたのを見ている私達は、
それではいけないと思い、自分達で読経を覚えることにしました。

その年の12月、私達が霊の恐怖を忘れかけていた頃になって、Yさんが火事で亡くなりました。
発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいです。
残された私とT君は気味が悪くなり、会社に転勤を希望しました。
事が起きたこの地を離れれば、霊たちも私達のことを追って来れないのではないか、と思ったからです。
しかし、考えたくありませんが、すでに私と彼のどちらかが憑かれている可能性もあるわけなので、
お互いの了解で、別々の場所に転勤させてもらうことにしました。
しかし、その考えは甘かったと、後から思い知らされることになしました。

それから9年が経過しました。まさに悪夢のような9年間でした。
T君は転勤後、2年目にして結婚。
その後、一人目の子供が生まれて半月で肺炎で亡くなり、二人目の子供も流産で亡くなりました。
それと同じに、二度にわたる流産でT君の妻も体を悪くし、
脳に腫瘍がデキ、植物人間になって、次第に体力が衰えていき、最後には死に至る重い病気を患いました。
そして、6年目の秋に亡くなったといいます。
T君も精神的に参っていたのでしょう。翌年の春に、会社の屋上から飛び降り自殺をしてしまいました。

それから2年がたち、現在に至ります。
このごろになって、頻繁に激しい動悸に見まわれるようになりました。
さらに、夢に先に逝った3人が出てくることも度々ありました。
私はこの先どうなるのかわかりません。
今の持病の動悸も、恐怖によるストレスからくる一時的なものでありたいと思いますが、
私を除いた3人がすでに他界してしまっていることから、私ももう長くないかもしれません。

この長く読みづらい素人文書を、最後まで読んでくださった人は、
私に憑いている霊を鎮める手助けをすると思って、手を合わせて簡単な読経をお願いしたいと思います。

「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と。


これは高校3年の時の話。

俺の住んでた地方は田舎で、遊び場がなかったんで、近所の廃神社が遊び場というか溜まり場になってたんだよね。
そこへはいつも多い時は7人、少ない時は3人くらいで集まって、
煙草を吸ったり酒飲んだり、たまにギター持って唄ったりしてた。
その廃神社は人がまったく来ないし、民家や商店がある場所からはけっこう離れていたから、
高校生の俺達にはもってこいの溜まり場だった。

ある日学校が終わって、まあその日も自然と廃神社に溜るかぁみたいな流れで、
俺と他の3人の計4人で自転車で廃神社に行ったんだ。
時間は4時過ぎくらい。そこで煙草吸ったりジュース飲んでたりしてた。
11月頃で、ちょっと寒いなぁなんて言いながらくだらない話に花を咲かせて溜ってたんだよね。
そしたら、ザッザッザッザッって神社の入り口から足音が聞こえてきたんだ。
最初は他の連れが溜まりに来たのかなぁと思ってたんだけど、
神社の境内に入ってきたのは、70代位のおばあさんだった。
俺を含めた4人とも会話がピタッと止まってね。
その廃神社に溜まり始めたのが高校1年の頃からで、約2年間溜まり場にしてたけど、
これまで一度も人が来た事がなかったんで、ビックリしたというか、人が来る事自体が意外だったんだよね。
俺たちは神社内の端側にある段差のある場所に溜まってたんで、おばあさんは俺たちの存在に気づいてない。
俺や俺以外の連れも、なんとなくバレたらいけない気がしてたのか、みんな黙ったままジッとおばあさんを見てた。
おばあさんは神社の賽銭箱(賽銭箱には落ち葉やゴミしかないのは2年前にリーサチ済みです)の前に立って拝んでた。
拝んでた時に聞き慣れない言葉で何かを呟いてた。
1分くらい拝んだあとに、賽銭箱の後ろのほうに片手に持っていた鞄を置いて帰っていった。
「おぉビックリした!」
「まさか人が来るとはww」
「ちょっと怖かった~」
とか話してたんだけど、当然気になるのは、おばあさんが放置した鞄。
俺はなんとなく嫌な予感がしてたんだけど、連れのAが賽銭箱のとこまで走って鞄を持ってきた。
「札束が入ってたりしてw」とか言ってるんだけど、
俺はわざわざ神社に置き去ったものだからロクでもないモンなんだろうなぁと思って、
「そんなもんあそこに置いとけよぉ~」とか言ったんだけど、他の3人は興味しんしん。
仕方なくA達が鞄を開けるのを見てた。
「なんだコレ」と言うBの手には古新聞。
相当古そうなのは新聞の黄ばみ方で分かったんだけど、
記事はよく覚えてないけど『なんたら座礁』『○○が逮捕』みたいな文字が書いてあったのは覚えてる。
新聞の日付は1972年って書いてあった。
「なんで24年前の新聞が…」ってみんな不思議がってた。
Cもちょっと気持ち悪くなったのか「やめとくか?」と言い始めたんだけど、AとBは更にガサゴソと鞄を物色しはじめた。
今度は財布。Aは「おぉ金入ってたら○○ストアで酒買って宴会するかw」と言いながら財布を開けた。
見た事もない札が一枚(昔のお札じゃなくて外国の札?)と、お守りとレシートと紙切れが入ってた。
AとBはすぐに興味なくして「なんだよ~金入ってねぇよ」と言ったんだけど、
俺は中身に興味があったんでCと一緒に見てみた。
お札はたぶん中国か韓国のかなり昔の札。レシートはボロボロでよく読めない。
お守りには梵字みたいな、たぶん梵字ではないけど、中国語か韓国語で書かれたお守りかなぁって感じの物。
俺とCが財布をくまなく調べてると、Aが中から小さな木製の箱を取り出した。
「なんだよコレ!お宝っぽくないか!?」と言って、Aは開けようとするんだけど開かない。
俺は「やめとけよ。どうせロクなもん入ってないって」って止めて、Cも「気持ち悪くなってきた…」って言うのに、
AとBは必死に開けようとしてる。
最初はコイツら馬鹿だなぁwって思ってたんだけど、
AとBはその箱を地面に叩きつけたり、二人が引っ張り合いをし始めたりして、
開けようとする行為がだんだん激しくなり始めた。
「ちくしょぉぉ開けよコノヤロ~」
「なんで開かないんだよぉぉぉ」
AとBはそう叫びながら必死に木箱を開けようとしてるんだけど、その姿が尋常じゃないって感じになってきて、
俺もCも唖然として見てた。
力づくで止めさせようとも思えないくらい、目が血走ってて必死なんだよ。
「お、落ち着けよ」と言ったんだけど、AとBには俺やCの存在すら目に入ってないみたいな感じで、
木箱をガンガン地面に叩きつけたり踏んづけたり、引っ張り合いしてる。
ヤバイなコレと思ってさすがに止めに入ったんだけど、
Aはガグガッと口からわけのわかんない声というか音を出して俺を突き飛ばした。
俺とCだけじゃどうしようもないから、他の連れを呼ぼうにも当時まだ誰も携帯電話を持ってなかったから、
誰かを呼ぶにもその場を立ち去らないといけない。
俺もCも一人になりたくないけど、仕方ないからCとジャンケンして俺が勝って、俺が他の連れ達を呼んで来る事になった。
もう五時過ぎくらいで、少しずつ夕陽が落ちかけて暗くなり始めたんで、
Aたちの行動とか周りの雰囲気がすごく気味悪く感じた。
2年間溜まり場にしてた場所がまるで別の空間に思えたんだよね。
AとBがコンビプレーしながら木箱を必死に開けようとしてる異常な姿を見ながら、「じゃすぐ戻る!」と走り去る俺に、
「頼むから早めに帰ってきてくれよ~」とCは泣きそうな感じで返事した。
神社の階段をダッシュで降りて、自転車を置いてる場所まで走って、自転車に跨いで走り出そうとした時にギョッとした。
さっきのおばあさんが、神社の向かい側の道でニタニタ笑ってた。俺の方じゃなく神社方向を見て笑ってた。
俺は神社に戻るわけにもいかず、おばあさんに話かけようなんて事も怖くて出来ず、
必死に自転車をこいで、神社から一番近いDの家に向かった。

家から出てきたDは最初「は?なにそれw」と言っていたが、
俺が必死に説明してたらようやくヤバイ状況に気づいたみたいで、
「早く行こう!いや、Eも呼ぼう」とDの自宅からEに電話して、「早く家に来てくれ」と頼んでEの到着を待ってたんだけど、
Eは20分以上待っても来ないし、外がかなり暗くなり始めた事に焦って、
Dの弟にEが来たら神社に来るように伝言を頼んで、俺とDだけで神社に戻る事にした。

二人で自転車こいで、神社に到着した時は、さっきいた場所におばあさんはいなかった。
俺とDは神社の階段を駆け上がった。


以上、記憶はここまで。
次の瞬間俺は病院にいた。
エッと思って起き上がろうとしても起きあがれない。
一生懸命起き上がろうとしたら、足にギプスがはめてあって、腕には手首に包帯。
急に全身に鈍い痛みが走って、「うぉぉ」って小さい声が自然に出て、寝たまま苦しんでたら、
しばらくして病室に看護婦か入ってきて、
そこからもよく覚えてないけど、とりあえず家族が来たり先生が来たりして慌ただしい感じになった。
どうやら交通事故に遭って、4日間目を覚まさなかったらしい。
「Aは?Bは?神社は?Dは?」とまくしたてて聞く俺に、
母さんは最初は「今はいいの。今はゆっくり休みなさい」とか言ってはぐらかしてたんだけど、
何度もしつこく聞いたら、「A君もB君も亡くなって…D君は重体で…」と言われた。
意味が分からずポカーンとしていると、
ABD俺の4人が自転車に乗って歩道を帰っていたら、トラックが突っ込んできて、AとBは即死。Dは意識不明の重体。
(後日、図書館で地元新聞読んだらたしかにそう書いてあった)
駆けつけた担任の先生はボロボロ泣きながら「よかったなぁよかったなぁ」って言ってくれてるんだけど、
「おかしい…俺は神社に向かってたんだけど。AとBは箱を開けようとしてて、Dに助けを呼んで神社に行ったんだけど」
と説明した。
支離滅裂だったのか、親や先生は理解してくれなかった。
その日の夜は寝たり起きたりを繰り返しながら、
連れが死んだショックより(もちろん悲しかったけど)「おかしい…」という感情が強かった。

翌朝一番でCとEが見舞いにきた。
Cは泣きながら「すまん!俺、30分待ってもお前が帰って来ないから、AとBを置いて逃げた」と言った。
俺は「あ~そうなのかぁ」としか返事が出てこなかった。せめて神社付近で待っておけよと思ったけど言えなかった。
Cは、
「あの後、Aが『もう少しで開く!開く!』って叫び出したんだよ。Bも『開く!開く!』って…それが怖くて逃げたんだ」
と言った。
Eは、
「よく分かんないけど、Dの家に行ったら、Dの弟から神社に行くから来てくれってお前らが言ってたって聞いて、
 すぐに神社に行ったんだけど、お前らいなくて、別のがいたから仕方なく帰ったら、次の日事故ったって聞いて驚いたよ」
「別のって?」
「いつも溜ってる場所に何人かいて、暗くてよく見えなかったけど、
 お前らの転車はないし、雰囲気がなんかおかしかったからすぐ帰ってきたんだよ」
CとEと神妙な顔をしたまま、20分くらい話して帰っていった。

その後は、刑事が来ていろいろ聞かれたから正直に全部話したけど、
神社の話より事故の瞬間の話しか興味がないみたいで、
「事故前後はまったく覚えてないです」って言ったら、残念そうに帰っていった。
後日、何度かまた刑事や相手の保険屋や弁護士が来て、話を聞かれたけど、
神社のくだりより、事故の時の話しか興味ない感じだった。

事故を起こしたトラック運転手は精神的な疾患を持ってたらしくて、事故後に逃走して自殺を図ったらしい。
でも死にきれずに病院にいて、会話にならない状態だって聞いた。
重体だったDは結局あの後亡くなった。
Dの弟は俺を恨んでいるみたいで、退院後にDの家に線香あげにいった時も無視された。
俺はもともと東京の大学に進学が決まってたから、一月から学校に登校して3月に卒業した。
周りは妙に優しくしてくれたけど、俺は気まずくてCやEとは距離を置いた。
Cは4年前に自殺したらしいけど、俺は長い間地元に戻ってないから疎遠になってて詳しい話はしらない。


いろいろあったから地元とは距離を置いてきたけど、昨年11月に親父が亡くなったから12年ぶりに地元に帰った。
大学卒業の時に一度帰ったけど、日帰りで一時間位しかいなかったから、じっくり帰るのは12年ぶり。
葬式など全部終わって、すぐ東京に帰ろうと思ったけど、母さんがなんか不憫でギリギリまで実家にいる事にした。

昼間やる事もないんで、12年ぶりに徒歩で田舎町をウロウロしてたら、急にあの廃神社が気になった。
本当は思い出したくもないんだけど、その気持ちに反して神社が気になる!行きたい!と強く思った。
あの時の関係者といえばEだけど、12年間疎遠になっていたし、連絡しにくい。仕方なく一人で行った。
歩いてみると、神社は家や学校からかなり遠かったんだなぁと思った。
神社に比較的近かった行きつけのスーパーは潰れてビルになってたり、
近くにコンビニや大きなショッピングモールやマンションが出来てたり、12年前とは景観がかなり変わってた。
神社はまだあった。あの日以来の神社だった。俺は急に怖くなった。心臓が高鳴り、手のひらは汗でジトッとしてきた。
引き返そうと思ったけど、わざわざここまで歩いて来て今さら引き返すのも抵抗があって、
思いきって恐る恐る階段を昇った。
変わらない風景のはずだった。でも変わっていた。
神社は綺麗になっていた。賽銭箱や社や石造りの道も綺麗になっていた。
近くに若い女の子が箒を持って掃除していた。可愛い娘だった。
俺は人見知りするタイプだから、普段は絶対に声をかけたりしないんだけど、
神社のこの変貌っぷりを目の当たりにして、迷わず声をかけれた。
「すみません。あの…あのですね。10年以上前に神社に来てた者なんですが」
すると女の子は「はい?」と答えた。
関係ない話だけど顔はアッキーナにソックリだった。髪のとても長いアッキーナだった。
「10年くらい前に神社によく来ていたんですよ、実は」と言ったら、
「少しお待ち下さい」と、箒を置いて誰かを呼びに行った。
俺は周囲を見渡した。12年前にはなかった神社の横のアパートのバルコニーで、洗濯物を干している主婦が見えた。
「どうされましたか?」
神主さんなんだろうけど、私服を着た上品な顔立ちの年輩の白髪のじいさんが近寄ってきた。
アッキーナは箒を持ってお辞儀して、別の場所を掃除し始めた。
「すみません。12年前に…」と説明をしたら、神主さんは驚いた表情をしながら聞いていた。
一通り話をした。二年間溜り場にしていた事や、おばあさんの話、事故の話。
「あ~なるほど…。実はこの神社は、3年前に○○神社(よくわかんない)から分祀されて復興したんです」
俺は「はぁ…そうですか…」と答えた。
「まさかそんな話を聞けるなんて思いもしていませんでした。
 その箱はその時に、おそらく開いたんでしょうなぁ…。
 アレは冥界の門みたいなもんで、私も実際に手にとった事はないんですが…」
「なんですか?冥界の門って?あの箱どこに行ったんですか?」
「いやぁアレにはいろいろな呼び方があって、私どもは忌箱(キバコ)と呼んでます。
 私がここに来たのが半年前で、前任の者が失踪したんですよ。
 詳しい事は私も聞かされていないんですが、前任者が忌箱に取り込まれたという話を聞きましたが…」
「ええ~!!忌箱ってなんなんですか?Aたちが死んだのも何か原因があるんですか?!」
「分かりません。う~ん…命をとる事もあるのかもしれませんね…申し訳ないですが…」

それから神主さんはお祓いをしてくれた。
神主さんは神主衣装に着替えて、30分くらい物々しい雰囲気の中でお祓いの儀式をしてくれた。
アッキーナはたまに様子を覗きにきた。俺は正座してお祓いをしてもらいながらアッキーナにさりげなく微笑んだ。
アッキーナはたぶん微笑み返してくれて、出て行った。
「忘れなさい。アレはあなたの人生にたまたま通りかかった、通り魔のようなものですから」と言われた。
俺は話せて良かった事と、お祓いのお礼を言って帰った。


その後は東京に戻って普通に生活している。
東京に戻ってしばらく経った頃から夢をよく見るようになった。3日に一回は見る。
あの日、Dと神社に到着した後の光景だった。
神社に到着した後から事故に遭うまでの内容が、断片的に夢に出てきた。
この前は、トラックにひかれたのは運転手の責任じゃなく、
俺とDがAとBと車道で揉み合いになっていたところに衝突してきた内容だった。
他にも神社の境内でのおぞましい内容の夢を見た。
内容は誰にも言っていない。
夢の内容を口にしたら、とても恐ろしい事が起こりそうだからだ。

最近になって俺は、これは夢じゃなく記憶なんじゃないかと思い始めている。


コトリバコで懐かしくなって思いだしたので、ちょっと語ってみる。 

まさにコトリバコが流行った当時、これをネタに自称霊感女をひっかけてやろうぜwwwといいだした友人がいた。
早い話が、コトリバコらしき物を自作して、いかにも曰くありげに見せて怖がらせよう、と……まあ、悪趣味な話だ。
普通だったら誰かが止めるんだろうけど、その自称霊感女はこれまで色々やらかしてたこともあって、
言いだしっぺとは別の奴が、偽コトリバコ作りを引き受けた。

この偽コトリバコを作った奴、俺らの仲間内ではなんていうか、地味であんまり目立たない奴だった。 
でも手先は器用で、自分でアクセサリー作ったりとかしてた。
そんな奴が、箱じゃないんだけど……なんていうんだ、茶道で使うナツメっていうんだっけ、
あれを古道具屋で安く買ってきて、いかにもそれらしく細工したわけだ。 
そして「うちの蔵を片づけてたら~」な役目は、言いだしっぺが引き受けた。

んで一週間くらいかけて仕込みをしてさ。 
コトリバコを参考に、言いだしっぺが「この前実家に帰ったらさ~」と飲み会などで話を持ち出し、
自称霊感女の興味をひいた。 
別の奴は「そういえばネットでこんな怖い話みたんだけど!」と、
これまた自称霊感女に情報を与え、誘導していった。 
言いだしっぺの実家は、ほんとに昔武家屋敷だったとかで、説得力はあったと思う。 
ちなみに製作者は言いだしっぺに偽コトリバコを預けてからは、
俺らの中に混じって素知らぬ顔で、自称霊感女と接していた。

んで他の友人の結婚式の打ち合わせでファミレスに集まった時、 
言いだしっぺが「そうそう、この前言ってた、蔵の中で見つけた変なもの、今日持ってきたんだ!」と、
偽コトリバコを取りだした。 
見た瞬間「ヤバいよ、これヤバいよ!」と騒ぎ始める自称霊感女。 
そしてネットで見たとは言わずに、いかにも自分が関係者のような顔をしてコトリバコの説明を始める自称霊感女。
俺はそんな彼女を無視して「そんなの作り話だろwwwwwこれ開けてみればいいじゃんwwwww」と、
偽コトリバコを開ける役目だった。 
この時点で、偽物の中身は知っていた。

ちなみに偽物の中身も、今思うと本当に悪趣味なんだが、本物に似せていた。 
おもちゃ屋で悪戯グッズの指買って、血みたいに塗ってさ。
まあ冷静に考えれば、本物だったら中に入ってるのは干物状態だろうなと想像はつくんだろうけども…… 

とにかく俺は、本気でおびえる自称霊感女と、心配そうに見守るフリをする仲間の前で、
偽物を開けようとしたわけだ。

見守る皆が「やめなよ!」とか「やれやれwww」とか煽るなか、俺は偽物の蓋に手をかけた。 
けどこれがあかないんだ。すっげー硬いの。
思わず製作者のほうを見ると、製作者も「???」な顔をしていた。 
それでもムキになって開けようとしていると、不意に誰かが俺達の席に近づいてきた。 
「あんたそれ絶対開けるなよ」 
って突然声をかけられて、思わず振り返ると、ハーフっぽい顔の男が立っていた。

ハーフっぽい男は俺の手から偽物を取り上げると、俺達をじろっと睨んで、
「どうせ要らないだろ?これ。貰ってくわ」と言い捨て、さっさと店を出ていった。 
残された俺達はポカン状態。
いったい何だアレ?もしかして誰か仕込んだ?とか思ってると、 
さっきの男の連れらしいのが話しかけてきた。
(なんで連れって判ったかというと、店を出て行く男に向かって「おいちょっと待てって!」と声をかけていたから)
「あー…なんかごめんね?あいつ変わってるでしょ。でもまあ許してやって」 
とか適当なことをいいつつ、支払済ませて出ていった。

ちなみに自称霊感女は、男が偽物を持って出ていった後、安堵のあまりガチ泣きしてた。 
俺達は肩透かしをくった気分だったけど、
当初の目的だった「『称霊感女を本気で怖がらせる』ことができたので、モヤモヤしつつもまあいいか……となり、
その日は解散した。 

びっくりしたのは数日後。 
怪しいハーフ男は、当時大学生だった弟の同級生だった。 
仕事終って会社を出たら、弟とそいつが待ち伏せしてた。

弟には自称霊感女が起こしたトラブルや、今回の偽コトリバコのことを話していた。 
それがどこでどう繋がったのか、正直気持ち悪かった。
知り合いだと紹介されて、最初は俺らの計画を止めるためにわざわざやってきたのか??とか思ったんだけど、
俺らが集まったファミレスにハーフ男がいたのは、本当に偶然だったらしい。 
まあ弟とは生活圏被ってたから、奇跡的な偶然てわけじゃないかもだけどな。 
俺の顔を見て開口一番、
ハーフ男は「ああいうの、もう作らせない方がいいっすよ」と言ってきた。

最初は悪戯のことを言われてるんだろうなと思って、
俺らもハーフ男の介入があったおかげで、かなり悪趣味なことしたよなー… 
という自覚があったので、年下に説教される我が身を恥じつつ、 
「うん、まあ、もうしないわ」とか言ったのね。 
そしたらハーフ男はため息ついて、
「オカルトとか好きなんですよね?だったら本当にヤバいものがあるってこと、なんとなくわかりません?」 
と言った。
背筋がぞわっとした。

「あれを作った人は、その気がなくてもそういうもんを作っちゃう人です。 
 たとえ中身が本物じゃなくても、相手に対してなんらかの悪意があれば、本物に近いモノになりますよ」 
ハーフ男はそれ以上詳しい説明はしなかったけど、なんか腑に落ちた。 
製作者は学生時代、自称霊感女に振られたとか、霊感女のせいで当時の彼女と別れたとか、
そんな話を聞いたことがある。 
どっちも俺にとっては後輩で、詳しい話を聞いたわけじゃなかったけど、 
偽物作って騙そうぜwwwとなった時、製作者がやたらと張り切ってたのを思いだした。

弟はもうちょっと、ハーフ男から色々聞かされてるらしかった。 
なのでしばらく経ってから、酒飲ませて色々聞きだした。 
ハーフ男に対する興味もあったしな。 
弟から聞き出せたのはこんなかんじ。 

・ハーフ男は本当にハーフ。母親がロシアだかあのあたりの出身。 
・霊感相当強いらしいけど、滅多なことではそれに触れない。 
・本当にヤバそうな時だけ、的確に動く。 
・偽物製作者は言ってみれば、祟られ屋の呪詛専門バージョンみたいな血筋の生まれ。 

マジで?と思ったけど、弟を通じて関わりができてから、 
二回ほど思わぬタイミングで助けてもらったからなぁ……

ちなみに俺、というか俺の友人が助けてもらった一回が、二年ほど前に製作者が突然死した時な。
製作者とは偽コトリバコの一件以来、あんまり連絡とってなかったんだけど、 
ある日別の友人を通じて「死んだ」と知らされた。 
まだ若くて特に病気もなかったのに、自宅に戻って朝起きてこなくて……というパターンだ。

この時例のハーフ男がいきなりふらっとやってきて、
「あの人死んだんでしょ。手作りのものを誰かにプレゼントしてると思うんで、回収してください」 
って、すげー無茶を言われた。
意味不明だと思いつつも、俺は友人に連絡とって、とりあえず製作者が作ったアクセサリーを回収しまくった。
集めたそれを、ハーフ男は分別して、ヤバそうなもんだけ持っていった。 
そのうちの一つ(指輪だった)は、なんかもう俺が見ても、これちょっと……ってなるようなものだった。
造形が気持ち悪かったとかじゃないのにな。

ハーフ男いわく、
「あー半分は俺のせいかもですね。 
 あんたらの悪戯の一件で、自分が本物を作れることに気がついちゃったんだと思いますよ。
 早死にしたのもそのせいでしょうね」 
だそうだ。 

幸いにというか、あの一件以来俺は距離を置いてたので知らなかったんだが、 
製作者は以前にもましてアクセサリー作りに精をだし、作ったものは気前よく人にあげてたそうだ。

一番ヤバい指輪を貰った俺の友人は、そうとは知らずに、製作者が片想いしてた女と結婚した男だった。 
個人的に『祟られ屋の呪詛バージョンの血筋』ってのが笑えない。 
「そういう知識がなくても、先祖から引き継いだ血ってのはバカにできませんよ」 
ってハーフ男に言われたのが、なんか印象に残ってる。 

今は海外にいるらしいけどな、ハーフ男。 
またいつかひょっこり連絡あるんじゃ…という予感があるんだが、
連絡あるってことは、俺の周辺にそういうトラブルが発生した時だと思うと、ちょっと複雑だ。


友人のフリーライターから聞いた、怖いというかとても気味が悪い話です。

友人はフリーライターといっても、朝鮮の民俗学に興味があり、1年の半分以上は向こうにいます。
いつか北に拉致されないかヒヤヒヤしてるそうですww
何回かやめろよって言いましたが、やはりなぜかあの半島に魅力を感じてしまうらしいです。
まあ、普通に民俗学といえば聞こえがいいですが、彼が主に調べているのは朝鮮の黒歴史・・・
表には出ないドロドロした歴史だというんですから、物好きと言うか悪趣味と言うか・・・ 
映画にもなった、キム・デジュンの暗殺部隊なども調べたというものだから、困ったものです 

そんな彼が語った朝鮮の闇・・・
本当に闇に葬られた、現実にあったとは思えない、思いたくない、恐怖の歴史です。
あまりの話の内容に、彼はそればかりは文章にできなかったと言います。
この話は誰にも話しておらず、人に話すのは初めてだと言いました・・・
なぜ彼が私に話したのか、それは、いやがらせの為に話したのです。
というのも、彼と一緒に入った料理屋のバイトが朝鮮人で、あまりにも日本語が下手で、
思わず「これだからチョンは」と言ってしまったのをきっかけに口げんかになり、
そして落ち着いたところで、彼がポツリポツリと話し出しました。
「お前、朝鮮人がどれだけ歴史の裏で恐ろしいことをやっていたのか・・・教えてやるよ・・・」と。

今やかの国は発展途上ということもあり、
超高層ビルが建ち、ハイテクなパソコンが並び、様々な国と交流をもってますが、
実際にはそんなのは全体の一部に過ぎず、少し山奥や地方に行けば、未だに自給自足してる村もあります。
南北問題や朝鮮戦争なんて教科書に載っているような歴史ではなく、
本当に裏の歴史を知るには、そういった村からの情報が欠かせないと言います。

3年ほど前になるでしょうか、その日も彼は山奥の村で取材をしていました。
一通りの取材を終え村を出たころには、空はもう真っ暗だったそうです。
予定よりも時間をくってしまった。
さっきの村に宿を求めようかとも思ったのですが、結局、麓の町まで歩くことにしました。

しかし、険しい山道。
もちろん街灯なんかも無く、手元の懐中電灯の明かりも、ただデコボコの道と闇を照らすのみ・・・ 
おかしい。迷ってしまったんじゃないか。
そう気づいた時はもう遅く、森と闇に囲まれ、そして雷鳴が轟いたそうです。
振り出す滝のような雨。
彼は雨具を着て、「こりゃあ・・・雨宿りできる場所を探して野宿だな」と覚悟を決めました。 

ぬかるんだ地面に足を取られながらも、雨粒しか反射しない懐中電灯の明かりを頼りに、
一晩過ごせるような場所を探します。 
すると、地面から飛び出す巨大な岩と岩の間に、穴があるのを発見しました。ちょうど人ひとり入れるような穴です。
「坑道か何かか?ちょうどいい」
彼はその穴に入りました。中はもちろん真っ暗で、電灯で照らしても冷たい岩肌しか見えません。  
そのまま寝てしまえば良かったのですが、
彼は好奇心で「奥はどうなっているんだろう?」と、穴の深くへ進んでいきました。 

どれだけ歩いたでしょうか、深い深い穴の先、出口が見える気配もありません。
懐中電灯の電池も気になります。 
こんなことなら、入り口のところでさっさと寝てしまえばよかった。彼は後悔します。
ここで夜を明かしても、目覚めは闇の中でしょう。結局進むか戻るかしかありません。 

万一行き止まりだったら・・・そう思うとやはり後戻りかな、そう考えた矢先、雨音が聞こえます。
もしかして出口か?  
さらに先に進むと出口が見えました。
かなりの距離を歩いた気がする・・・
それは山の裏まで突き抜けているトンネルだったようです。
とりあえず出口が見つかったので、そこで彼は横になりました。

まぶしい光に、彼は目を細めながら起き上がりました。
昨夜の遭難に雨。そしてトンネルの事をぼんやり思い出しながら外に出ました。 
木々の隙間から漏れる光、快晴です。
よかった、とりあえず麓まで降りよう。
そして、少し先に開けた場所があるのを発見し進みました。 

森から抜け出し草原に出た彼は、その時の感覚を、
「あの時背中に走った悪寒はヤバかった。脊髄が氷柱に変わったかと思った・・・」そう語りました。 
彼が見たのは墓、墓、墓、墓墓、墓墓墓墓墓。
草原のあちこちに倒れ積み重なり、そして草からのぞく墓墓、墓石の大集団。
ほとんどの文字は苔に覆われ欠けていましたが、それは確かに墓だったといいます。
しかもその数は尋常じゃなかったそうです。 
草原かと思ったのは墓の隙間から生えた草で、その一面・・・
そう、彼が立っている地面そのものが墓石の山だったそうです。 
これほどの死者・・・疫病か?村同士の抗争か?
この山にも昔、村が点々とあったことはだけは知っているが・・・しかし考えづらい。
あまりにも多い。村1つ全員・・・どころじゃ・・・ない。
この山1つ・・・いや、この地方一帯の人間が死ななければ、これほどの数にならないんじゃないか・・・? 

恐る恐る墓石の文字を覗き込む。時代はどれも大体同じ時代のものが書かれていた。
ちょうど、日本で言えば幕末~明治初期に集中しているらしかった。 
そしてもう1つ、欠けた墓石の文字をたどっていくと・・・彼は気づいてしまった。
女性と・・・子供しかいない・・・
名前はほとんどが女性の名前。男性の名前もあったが、刻まれた年齢はどれも幼く・・・ソレを物語っていた。 
これだけの女と子供が?
この時代は確かに村と村、地域と地域、国と国の争いがあちこちであり、疫病も度々あった時代だ。
しかし、それなら成人男性の名前も刻まれるんじゃないのか?
男たちが出稼ぎや徴兵で出て行った後、残された女や子供が疫病で亡くなったのだろうか?
恐怖は徐々に好奇心に変わっていった。
ここで・・・ここいらの地域で何が起こったのか・・・彼は調べることにした。

まずは地域の資料を漁ってみた。図書館や役所にも足を運んだが、コレといった情報は得られなかった 
そもそも、今でも地方の山の奥で何があったかなんて、日本ですら分かってない事が多いのに、
管理能力がアレな国だ。
今現在でも、住民票すらない山奥の人なんて数万人もいるんだ。分からなくて当然なんだよな。彼は苦笑した。 

そこで、先日の村に再度話を聞きに行った。
その村の人は、確かにあのトンネルと墓の山の存在は知っていたのだが、 
比較的新しい村だったため情報は少なかったが、
「昔、かなり良くないことが起こったらしいが、詳細はわからない」
村一番の年寄りもこう語るのみだった。

あの時代、この地域の生き残り・・・は、さすがにいないだろうけど、
もしかしたら、どこか移住した部族がいるかもしれない。
様々な資料を調べ聞き込みを続けると、ある重要な手がかりを見つけた。
あの山一帯の者の一部は、今のロシアに移住しているとのこと。 
「ロ・・・ロシア?はぁ・・・お手上げじゃん」
私はため息をついたが、彼は薄気味悪い笑みを浮かべて続けた。
「いや、ロシアまで行ったぜ・・・さすがにロシア語わからなかったから、辞典片手にな」
アホだコイツ・・・私はすっかり冷めたヤキトリを頬張った。
「んで、ロシアで見つかったのかよ?墓場山の住民は」 
「あぁ、見つかった。俺ってハイパーラッキーだ・・・まあ、1年かかったけどな」 
「マジかよ・・・」
「ああ、しかも『絶対に話さない』と、超ガンコジジイでな。
 交渉に交渉重ねて、聞き出すのにさらに1年かかった」 
「・・・はぁアホだなぁ・・・」
私はため息をついた。

バカみたいに寒いロシアの田舎町に、その老人の家はあった。老人は、確かに朝鮮人の顔立ちをしていたという。 
ただ、生まれも育ちもロシアだというのだから、老人が語ったのは父の祖父・・・
つまり、ヒイヒイおじいちゃんの話だ。 
その老人も90代というのだから、確かに時代は合っているようである。 
老人はしわが垂れてわずかに開いた瞳で彼を見据えて、ゆっくりと話し出した。

わしらの先祖さんがこの国にやってきたのは、もう1世紀以上も前の話だ。
正直、この話はあの世まで持っていくべきことなんだよ。
お前さん、知ってどうする?
この世には知らなくてもいいことが山ほどある。
その山の頂点に位置するだろうこの話を聞くというのなら、お前さんは地獄に落ちてしまうだろう。
それでもいいのかい?
もしかしたら、ボケた老人の戯言かもしれんだよ?  
まぁ、いいさ・・・逆に知っておかなければならない話・・・かもしれん。 

そもそもこの話は、わしは父から聞き、父は祖父から聞いた話だ。つまり曽祖父にあたる。 
そうか、墓の山があったというのであれば・・・あの話は作り話ではなかったのだな。  
正直、お前さんに話すのは、何ももったいぶったワケではない。怖かったのだ。
ずっと作り話だと・・・父がわしを怖がらせようと作った話だと思っていた。
それが・・・まさか・・・そうか、本当にあったことだったとはなぁ。
わしは家族にも、誰にも話したことは無い。そもそもお前さんが現れるまでは忘れていたことだ。
今さらとんでもない者が現れたもんだ・・・やれやれ。

わしの父の祖父は、小さな村に住んでいた。 
貧しく苦しい生活だったらしいが、まあ当時としてはそれが普通だったんだろうよ。
そうだな、仮に父の祖父の名をキムとしよう。 

色々な人が集まり、様々な民族、人種が入り乱れる。
当時の人間からしてみれば、よその人種というだけで争い、殺しあう。
山は1つの部族の集まりだ、だから隣の山は敵だらけなんだ。
キムはそう教えられた。その村人全員がそう教えられて育つ。 
おそらく、他の山の集落でもそう教えていたはずだ。
だから、基本的には生まれた山で過ごし、暮らす。自給自足が当たり前。
だから、下手に下界と干渉しないんだ。 

キムはその日、畑を耕していた。いつものように畑で汗を流し、家族の元に帰る。
貧しく苦しいが、それでも幸せだった。 

「山が燃えているぞ!!」
突然の村人の叫び。キムが駆けつけると、遠くで山が燃えていた。
まずい、このままではあの山火事はここまで来る! 
キムたち村人は、総出で消化にかかった。
川の水を汲み、火にかけるが・・・自然の力は本当に強かった。
結局火は集落に流れ込み、村が山が灰になる・・・ 
その光景をただ見つめていた。

問題はそれからだ。早い発見で村人はほとんど逃げ出せた。隣の山の住民も逃げてきていた。 
そして、地域一帯で唯一無事だった山がある。
逃げ延びた人々は、その山の集落に助けを求めたが・・・それは、他民族の山だったんだ。 
殺されはしなかったが、扱いはあんまりだった。
男は毎日奴隷のように働かされ・・・女子供は・・・わかるだろ?まぁ、そういうことだ。

ただ、奴隷のように働かされるのは仕方が無い。
しかし、女性は妊娠しちゃうんだよ。
もちろんコンドームなんてないし、堕胎技術もない・・・産むしかない。
しかし怖いね。
「他民族の子を孕んだだと!」
怒りに狂った男は、妻や娘を殺し、腹を割き、胎児を取り出しぐちゃぐちゃにつぶした。 
それが1つの夫婦・親子じゃなかったから尚恐ろしい・・・

んで、その胎児と女が例の墓になったか?
違う。墓なんて立派なものじゃない。壷に溜め込んだんだ・・・
なぜ壷なのかわからない。ただ、殺した女子供は壷に流した。
(キムたちのいた山では、壷は邪悪なものを封じる魔よけのような物だったんじゃないだろうか?
 と友人は仮定してる)

女と子供は数えるほどしか残らず、女はいつ妊娠してしまうか震え、憎い憎いその他民族に抱かれる日々。 
そしてある日・・・他民族の子供が壷に近寄ってきた。
「これなあに?」と聞いてくる。 
「幸運の壷さ」とウソを教えると、子供はその壷を持って帰っていった。
ちなみに、ヤツらはこの壷の中身は知らなかった。
女が殺されているのは、日に日に減っていく数を見れば分かったが、
まさか壷に入れてるなんて思ってなかったんだろうな。 

その壷のつくりは何か特殊で、どうやら簡単に開けられないような仕組みらしい。
詳しい事は分からないが、そういう壷らしい。だからバレなかった。 

次の日から不思議な事が起こった。
他民族の家から叫び声が聞こえ、その家の子供が死んでしまったのだ。壷を持って帰った子だ。 
そしてその家の妻、隣の家の子と・・・次々に他民族の女子供が死んでいったらしい。
キムたちは「我ら部族の呪いがヤツらに降りかかったんだ」。 
そう思ったが、そういうわけではなかったんだ。
キムのまわりの女性や子供も死んだんだ。
・・・おかしい。やはり、実際に殺した我々も恨みの対象なのか・・・ 
しかし、よくよく考えると、女と子供ばかりが死ぬんだ。男性は無事なんだ。

そこで、わずかに生き残った女子供をつれて、村の大半がついに逃げ出した。 
奴隷に逃げられようと、他民族はそれどころじゃなかった。大切な跡取りが次々と死んでいく。
これは間違いなく、キムたちが何かをしているに違いない。と気づいた時には後の祭り。
キムたちはすでに逃げていたんだ。 

逃げ延びた先が、例の山さ。
そこで再び生活を始めたキムたちは、今回のこともあり、他の集落ともできるだけ仲良くするようになった。
苦しいときは助け合い、笑い合うようにする。
そして貧しいけど、またつつましい生活が始まった。

めでたしめでたし・・・とは、いかなかった。
例の他民族がやってきたんだ。
男だけになった彼らは、ニタニタ笑っていたそうだよ。
何せ分かったんだからね。呪いの正体。それは例の壷だったんだよ。
彼らは壷の中身を無理やり調べたんだろう。子孫を殺す呪いの壷。 
そして壷はパワーアップしてたんだ。
どうやら、壷の中身が多いほど・・・強いんだ。
だから彼らは、その壷で死んだ我が子、我が妻をたっぷり入れてね。 

あとはもうグダグダさ。呪い呪われ、死んで壷に流して。
その話が都のお偉いさんの耳に入り、役人が来たときには、すでに女と子供が消えていたんだ。
その村から山から地域から・・・ほとんどね。
男たちは都へ連れて行かれ処刑され、女と子供の怨念を恐れた都の人は、それぞれに墓を作った。 
そうなる前に、キムたち含むわずかな生き残りは、北へ北へと逃げていったそうだ。 

気味が悪い話だよ。飢饉で子供を食った話とか色々聞いてきたが、この話だけは何か・・・気分悪ぃぜ。 
しかし、壷はどうなったんだろうか。
ま、恐ろしいものだから、国に処分されたんだろう。

友人が「え?」と聞き返してきた。
私はもう一度聞いた。
「本当に壷なのか?」 
「う~ん、まあ壷だって言ってたと思うぜ」
「壷じゃなくて箱じゃないか?」
「え?なんでよ・・・別に壷だろうが箱だろうが、とりあえず入れ物だろ?」 
「だって、しってるよ・・・その壷・・・というか箱」 
「あ?マジかよ!!」
「うん。その壷(箱)の作り方知ってる部族の人、多分日本に来たことあるんじゃないかな?」 
「・・・え・・・」
「しかも、日本でソレ作ったんだよ」 
「・・・え・・・ウソだろ、なんでお前が知ってるんだよ!!」 
「うん、オカ板で一時期流行ったんだ」 
「・・・?何が?」 
「コトリバコ」 

私はすっかりぬるくなったビールを一気に飲み干した。


319 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:10:17 ID:0GDcLRRy0
M「なるほど、そういうことでしたか・・・ 
 引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から逃げることは出来なかったんですね。
 結局苦しんだと。
 決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
 ・・・引き継いでいたとしても、結局は俺が祓うことになってたのかなw 
 S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・
 現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。 
 でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で。
 でも、Jさんを怒らないであげてほしい。 
 あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん。
 まぁ、もう箱はないんだけん安心だが? 
 面白い話が聞けて楽しかったと思って、Jさんを許してやって欲しい。Jさんを許してやって欲しい」

Jさんうつむいて、うなだれて、見ててなんだか痛々しかったです。


320 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:10:45 ID:0GDcLRRy0
M「それと、たぶんみんな、あの箱の中身が何かを知りたいだと思う。 
 ここまで話したら、もう最後まで聞いてほしい。 
 俺も全部は知らんけど、知ってることを話す。 
 ここはもう箱終わったけん、問題ないと思うし。
 正直、残りの箱はあと二つ、たぶん俺が祓わんといけんもんだけん、俺の決意ってのもある。
 それと、S父さんは本来知っておかんといけん話だけん。
 それとAは、たぶん今話とかんとしつこいけんなぁw 

 あの箱はな、子取り箱っていって、間引かれた子供の身体を入れた箱でな、作られたのは1860年代後半~80年代前半頃。
 この部落(俺らの言葉では部落といいませんが、差別用語です)は、
 このあたりでも特にひどい差別、迫害を受けた地域なんよ。
 で、余りにもひどい迫害だったもんで、間引きもけっこう行われていた。
 △▼(地域名です)の管轄にあったんだが、特に△▼からの直接の迫害がひどかったらしい。 
 で、働き手が欲しいから子供は作るが、まともな給料がなく生活が苦しいから、子供を間引くと・・・
 これは一応わかるよな?」


321 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:08 ID:0GDcLRRy0
M「で、1860年代後半かな?隠岐の島で反乱があったのはしっちょるか? 
 その反乱は1年ほどで平定されたらしいんだけど、そのときの反乱を起こした側の一人が、この部落に逃れてきた。
 島帰りってやつだな・・・ 
 反乱の理由とかは学校で少し習ったろ?隠岐がすごい裕福な土地だったってこととかも。
 まぁ、それはいいや。 
 で、その島帰りの人間、名前がな・・・◎○って言うんだよ」
(俺の苗字と同じでした。なんだか訳わかんね・・・)
◎○⇒以下AAとしますね。 

M「AAは反乱が平定されて、こっちに連れてこられた時に、隙を見て逃げ出してきたそうだ。
 話によるとだけどな。この部落まで逃げてきたと。 
 部落の人らは、余計な厄介ごとを抱えると、さらに迫害を受けると思って、AAを殺そうとしたんだって。 
 で、AAが『命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる』というようなことを言ったそうだ。 
 その武器って言うのがな、小箱だ。小箱の作り方。 
 部落の人はその武器がどのようなものかを聞き、相談した結果、条件を飲むことにしたんだ」


322 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:25 ID:0GDcLRRy0
M「AAはもう一つ条件を出してきた。
 武器(小箱)の作り方を教えるが、最初に作る箱は自分に譲って欲しいということ。
 それが飲めるなら教える。どうしてもダメなら殺せと。
 部落の人はそれを飲んだ。 
 そしてAAは、箱の作り方を教えた・・・ 
 『作り方を聞いてからやめてもいい。そして殺してくれてもいい』とも、AAは言ったそうだよ。 
 それだけ禍々しいものだけん、この小箱ってのは。AAも思うところがあったのかもな。
 ただ、『やり遂げたら自分も命を絶つが、それでもやらなければならないことがある』
 そうAAは言ってたそうだ」


323 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:38 ID:0GDcLRRy0
*箱の作り方、全部載せるとさすがにやばそうなので?いくつか省きますね。

M「それでその方法がな、最初に、複雑に木の組み合わさった木箱をつくること。
 これは、ちょっとやそっとじゃ木箱を開けられないようにするための細工らしい。 
 これが一番難しい作業らしい。お前らもちょっと見ただろ?あのパズルみたいな箱。アレを作るんだ。

 次に、その木箱の中を、雌の畜生の血で満たして、1週間待つ。
 そして、血が乾ききらないうちに蓋をする。 

 次に、中身を作るんだが、これが子取り箱の由来だと思う。 
 想像通りだと思うが、間引いた子供の体の一部を入れるんだ。 
 生まれた直後の子は、臍の緒と人差し指の先。第一間接くらいまでの。そして、ハラワタから絞った血を。
 7つまでの子は、人差し指の先と、その子のハラワタから絞った血を。
 10までの子は、人差し指の先を。
 そして蓋をする。

 閉じ込めた子供の数、歳の数で箱の名前が変わる。
 一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ、五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ。
 『それ以上は絶対にダメだ』と、AAは念を押したそうだ。

 そして、それぞれの箱に、目印として印をつける。
 イッポウは△、ニホウは■といった具合に。 
 ただ、自分が持っていく箱のハッカイだけは、7つまでの子を八人をくれと。
 そして、ハッカイとは別に、女1人と子供を1人くれと。 
 『ハッカイは、最初の1個以外は決して作るな』とも言ったそうだ」


324 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:53 ID:0GDcLRRy0
M「普通、そんな話まで聞いて、実行なんか出来ないよな。
 そんな胡散臭い人間の話。ましてや、そんな最悪の話。
 いくら生活苦しくても、自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに、さらに殺した子供の死体にそんな仕打ち・・・
 でもな、ここの先祖はそれを飲んだんだ。やったんだよ。
 どういった動機、心境だったのかは全部はわからないけど、それだけものすごい迫害だったんだろうね。
 子供を犠牲にしても、武器を手にしないといけないほどに、すごい・・・ 

 そして、最初の小箱を作ったんだと。
 各家、相談に相談を重ねて、どの子を殺すかっていう最悪の相談。
 そして実行されたんだ。 
 そして・・・ハッカイが出来上がった。 

 AAは、この箱がどれほどのもので、どういう効果なのかを説明した。要望にあった子供と女を使ってね。 
 その子供と女の名前は、□■と$*(伏せますね)。
 そして、犠牲になった8人の子供の名前は _______(伏せますね)。
 聞いたことあるろ?」
(俺らは知ってる名前です。でもいえません。ほんとにごめんなさい) 


325 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:00 ID:0GDcLRRy0
M「で、効果はAに言ってたようなものだ。女と子供を取り殺す。それも苦しみぬく形で。
 何故か、徐々に内臓が千切れるんだ。触れるどころか周囲にいるだけでね。
 そして、その効果を目の当たりにした住民は、続けて箱を作ることにした。
 住民が自分たちのために最初に作った箱はチッポウだった。
 俺が祓った奴だな。7人の子供の・・・箱・・・ 
 わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ。
 今の時代じゃないだろ?・・・ひどいよな・・・ 

 そして、出来上がった箱を、△▼の庄屋に上納したんだ。
 普通に。住民からの気持ち、誠意の印という名目で。
 庄屋の家は・・・ひどい有様だったらしい。女子供が血反吐を吐いて、苦しみぬいて死んだそうだ」


326 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:22 ID:0GDcLRRy0
M「そしてな、住民は△▼のお偉方達、△▼以外の周囲地域にも伝えたそうだ。 
 今後一切部落に関わらないこと。放って置いて欲しいこと。 
 今までの怨みを許すことは出来ないが、ほうっておいてくれれば何もしないということ。
 守ってくれるのなら、△▼へ仕事に出ている部落の者も、今後△▼に行くこともしないということ。
 そして、もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくということ。
 庄屋に送った箱は、直ちに部落に返すこと。 
 なぜ部落を放置するのか、その理由は広めないこと。ただ、放置することだけを徹底すること。
 そして・・・この箱はこれからも作り続けること。
 既に箱は7つ存在していること。

 7つあるっていうのは、これはハッタリだったんだろうなと思う。そう思いたい・・・ 
 言い方は失礼なんだけど、
 読み書きすら出来なかった当時の住民に、これだけのことが思いつくはずは無いと思うんだが・・・
 AAの知恵だったんだろうか。

 △▼含め、周りの地域は全てこの条件を了承したらしい。 
 この事件は、その一時期は周辺に噂としてでも広まったのだろうかな、すぐさま部落への干渉が一切止んだそうだ」


327 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:47 ID:0GDcLRRy0
M「で、この部落の大人たちは、それでも作り続けたんだよ。この箱をね。
 すでにAAはどこかに行ってたらしいんだが、箱の管理の仕方を残していったそうだ。 
 女子供を絶対に近づけないこと。 
 必ず箱は暗く湿った場所に安置すること。
 そして箱の中身は、年を経るごとに次第に弱くなっていくということ。
 もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、○を祭る神社に処理を頼むこと。
 寺ではダメ。必ず処分は○を祭る神社であること。
 
 そして住民たちは、13年に渡って箱を作り続けたそうだ。
 ただ、最初の箱以外は、どうしても間引きを行わなければならない時にだけ。
 間引いた子の身体を作り置いておいた箱に入れた、ということらしい。
 子供たちを殺すとき、大人たちは『△▼を怨め、△▼を憎め』というようなことを言いながら殺したらしい。 
 殺す罪悪感から少しでも逃れたいから、△▼に反らそうとしてたんだろうな。 

 箱を作り続けて13年目、16個目の箱が出来上がっていた。 
 イッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つ。
 単純に計算しても、56人の子供・・・ 
 作成に失敗した箱もあったという話だから、もっと多かったんだろうな」


328 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:00 ID:0GDcLRRy0
M「そして、13年目に事件が起きた。
 その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが、監視を立ててね。そして事件が起きた。 
 11歳になる一人の男の子が、監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。 
 最悪なのが、それがチッポウだったってこと。
 箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに、数が増えれば強くなる。 
 しかも、出来上がって間もないチッポウ。
 箱の外観は分かるよな・・・Sが楽しく遊んだっていうように、非常に子供の興味を引くであろう作りだ。 
 面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は、家に持ち帰り、
 その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。 

 住民たちは初めて箱の恐怖を、この武器が油断すれば自分たちにも牙をむくということを改めて痛感した。 
 そして一度牙をむけば、止める間もなく望まぬ死人がでる。確実に。
 そして恐怖に恐怖した住民は、箱を処分することを決めたそうだ」


329 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:15 ID:0GDcLRRy0
M「それからは大体分かるよな。
 代表者5人が、俺の家に来たんだわな。そして、俺の先祖に処理を頼んだ。 
 しかし、箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は、箱の薄め方を提案したんだ。
 それはJさんの言った通りの方法。
 そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。 
 神社側からは決して部落に接触しないこと。 
 前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること。
 箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・ 
 箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど。
 箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ。

 で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め、各班にその代表者が届けた。
 そしてどの箱をどの班に届けたかを俺の神社に伝え、俺の祖先が控えた後・・・その人は殺される。
 これで、どの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない。 
 そして、班内以外の者同士が箱の話をするのを、タブーとしたそうだ。 
 なぜ全体で管理することにしなかったのかは、恐らくだが、これは俺のじいちゃんが言ってたんだが、
 全体で責任を背負って責任が薄まるよりも、少ない人数で負担を大きくすることで、逃げられないようにしたんじゃないかな?

 で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
 じいちゃんの運の悪いところは、約束の年数ってのが、
 じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。 
 箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかさっぱり不明で、
 他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが、チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・ 
 まだ先だと思って何もやってなかったけど、真面目にせにゃ・・・」


330 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:10 ID:0GDcLRRy0
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
 そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと」

それと、Mはさっき電話で、
M「箱の年数は、どうやって決めたのかは分からない。 
 俺の先祖が、箱について何かしら知ってたのかも知れないし、
 AAという人物からそういう話があったら、そうしてくれと頼まれていたのかもしれない」
と言ってました。


以上が昨日の夜の出来事です。 
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で、
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。 


331 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:22 ID:0GDcLRRy0
これ、ホントは掲載するのどうしようか、本気で迷いました。 
明らかにタブーなことだろうと思うし、部落の人にとっては絶対外に漏れては困ることでしょうし・・・ 
ただ、箱は残りふたつってMが言ってました。チッポウが2。
これは責任持ってMが処理するって言ってたのと、
俺ら4人、話を聞いても謎な部分が多すぎて、皆さんの力を借りたいって思ったから、掲載することにしたんです。
冒頭で言ってた、『お願いしたいこと』って言うのがそれなんです。 
この話読んだ後、なにかこれに関する情報があったら教えていただけませんか? 
詳しい地域とか明かせないし、みんなの名前も怖いから教えられないんですが、俺達の個人的な欲で知りたいんです。 

Mの話を聞いても、MとMのとおちゃんにも不明なことは多いらしく、
また、Sとその家族、Kも出来うる限り知りたいと。 
Mも「今の時代なら分からない部分が少しは埋まるかも」と。 
オカルトチックな話で、信憑性もかな~~~り薄いことだろうと思います。 
俺も箱を実際見とらんかったら信じてないと思うしw 


332 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:40 ID:0GDcLRRy0
AAが誰なのか、もともとは何処から来たのか? 
AAは箱の作り方を何処から知ったのか?
また、AAなる人物はどういう理由で隠岐に居たのかとか、
ハッカイとかいう最初の箱はドコに行ったの?とか、
AAはその後どうなったの?とか、
ハッカイ使ってAAは何をしたの?とか、
隠岐は、京都付近の政治犯が送られて来たってのは習ったんでしってますが、
この箱の作り方が、京周辺にあるものなのか?とか。

これは俺のルーツ知れるかなぁっていう、個人的な欲も含まれています。 
父母が生きてた時、父方の先祖は隠岐から来たってのは聞いてたんですが、
詳しいところは不明なんで、俺がAAと関わりあるのかは不明なんです。 
妹どもも、もちろん知ってるわけないし、母方のばあちゃんに聞いてもわかるわけねぇし・・・ 

歴史に詳しい方、ハッカイとか言う言葉が出てくる郷土史、昔話など、情報でてこないですかね? 


333 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:56 ID:0GDcLRRy0
箱の呼び名の由来も不明ですし。
ただ、俺の想像なんですが、
イッポウ、ニホウとかは、『一封』、『二封』~~で、
ハッカイって言うのは、『八開』なのかなとも。 

俺らの名前、特に俺自身の苗字を明かせない、地域の名前とか肝心な部分を伏せてるとか、
こんな状態でお願いするのはお願いになってないし、失礼だとは思いますが、何か情報があったらぜひお願いします。 
俺自身も、図書館等で郷土史など調べてみるつもりです。 
何か分かったら、またここに書き込むつもりです。 
よろしくお願いします。 


334 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:16:28 ID:0GDcLRRy0
それと最後に。 
最後のMの話なんですが、俺自身の思うところや感想を、
Mの言葉を借りて、勝手に盛り込んでる文章になってるかもしれません。 
Mは「こんなかっこつけぇな話し方しねぇよ!」って言ってましたしw 
ただ、それほど強烈に心に食い込む話だったんです。 
何も思わず、何も語らずってこと、俺には出来ないです。 
でしゃばりかもしれませんが、お許しください。 
かなりの長文ですが、
目を通していただけたこと、お礼を申し上げます。 


43 :小箱 912 :2005/06/06(月) 22:35:54 ID:lJdBivui0
おまたせしました。 

俺の住んでるとことはど田舎で、地域限定されて見物客?とか来られたら、さすがに俺も怖いので、秘密にしておきます。 
部落差別は少なくなったといいますが、俺は見えにくくなっただけだと思っています。 
そういった一部の人たちが、新たな差別を生む可能性も怖いので。 
ただ、皆さんの推察どおり島根県です。(ばればれですかねw) 
(俺のおしゃべり癖を多少後悔・・・だってね、俺も情報欲しいんよ・・・ここなら集まりそうじゃん) 

さすがに大事になっており、やばいかなって思ったので、さっきMとSに電話してこの経緯を伝えました。 
Mいわく、「別にここがどこか分かったって、詳細なんかわかりゃしないよ。安心しろビビリ」とのことです。 

電話ついでにというか、昨日Mに聞きそびれた事を質問してみました。
1.あの場にいたS以外の人間、つまり俺とKは大丈夫なのか。
2.また、俺の家に来る前に、件の小箱で遊んでたという家族は大丈夫なのか。
3.頼むよ!まじアレなんだったの!?気になって毎夜6時間しか寝られないよ!
以上3点です。

以下Mの回答。 
1.2.の回答。
アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。 
Sの父と弟は問題外。母は・・・閉経してるんじゃないか? 
Sのばあちゃんもな。もちろんA(俺)も大丈夫。 
Kについては危ないかなと思ったけど、触れた時間が短かったため問題なしだろう。 
いざとなったら、とおちゃんがいるし大丈夫。(あの日は旅行で、Mの母と外出してたそうです) 
とのこと。


44 :小箱 912 :2005/06/06(月) 22:36:18 ID:lJdBivui0
3.実はM自身も詳細は知らないらしい。ただコトリバコは、『子取り箱』だそうです。 
*本当かどうかは不明です。俺を何とか反らそうと、ウソついたのかもしれないですが・・・ 
昨日の会話の口ぶりからして、知らないはずが無いと思ってます。 
ただ、そこまでして隠すほどのことだってことでしょうか。なおさら怖いけど気になります。 

また単独スレの>>31さんの言われる、『狐酉』がどうかはその時点ではきいてなかったので不明です。 
(電話のあとで気づいたため) 

次、Sちゃんとの会話ですが要約すると、 
あの後、業者が納屋を解体しにきたのですが、そのときお隣のおじいさんと一騒動あったそうで、
そのときの内容を、明日3人に話しておきたいと。(M、俺、K) 
で、S曰く、自分も恐怖より好奇心が勝ってるということ。
当事者として何があったのか、アレはほんとに何だったのかをせめて知りたい、ということでした。
(さすがだぜSちゃん!)

で、今Mに話したらOKということで・・・ 
ちょっと考え込んでましたが。 
明日M、S、K、A4者会談開催してきます。Kは来るか分からないけど。 

Mのお父さんに話を聞ければ一番いいのでしょうが、
さすがにMが渋ってるのに、お父さんに直談判って訳にはいかないでしょうね・・・ 
もし聞くことが出来れば聞いてみます。

ここまで来たら全部知りたいなぁと思ってます。書き込んでみてよかった。だいぶ焦ったけどw 
でも、友達なくすようなことはしたくないので、M、S、Kの誰からかストップかかったらカキコは止めますね。
現時点では好奇心にかき消されてますが、罪悪感もあるので。


308 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:05:48 ID:0GDcLRRy0
昨日の経緯を書きます。嫌になるくらい長文です。 
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談し、それぞれ思うところもあり、掲載することにしました。 
最後にお願いもあります。
かなり長い話だったので、まとめも時間がかかり、
また、俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので混乱してます。 
また、5時間近く話しをしてたので、
会話の細部は記憶を頼りにかなり補完して、会話らしくしているということも了承してください。 
あと、主要な発言しか書いてません。伏せてる部分も多々あります。 
(一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます) 
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。 

*文中、『部落』とか『集落』という言い方してますが、実際の話の中ではそう読んでいません。 
あくまで便宜上の言い方です。一応ひどい言葉らしいので、伏字みたいなものと思ってくださいね。 


310 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:27 ID:0GDcLRRy0
6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが、
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという、隣家のおじいさんも交えて話がしたいとのことで、
Sの家に行くことになりました。 

M、S、K、A(俺)。
それと、Sの父はS父、母をS母、Sの祖母をS婆、SのおじいさんをS爺、隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在) 

話の内容は以下のようなものです。 
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw 


311 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:42 ID:0GDcLRRy0
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。 

俺の家での出来事の2日後になります。 
5月23日、頼んでいた業者がきて、解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき、
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。 
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えると、Jは抗議してきたそうです。 
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが、「もしかしたらあの箱のことを知っているのかも」と思い、
Jに聞いてみようと外にでたそうです。 
この時点でSは、家族にあの日のことは話してなかったそうです。 

「納屋を壊すな!」というJに対し、
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」という様なことを聞くと、
Jは非常に非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」とあわてた様子で聞いてきたそうです。
Sが事件の経緯を話すと、Jは「自分の責任だ。自分の責任だ」と謝ったそうです。 
そして、
「聞いておかんかったからこんなことになった」 
「話しておかんかったからこんなことになった」 
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」
と言い、帰って行ったそうです。 

そしてSは、ポカンとしてるS父に、事件のことを話したそうです。 
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。 
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い、
その『話さないといけないこと』を今日話して欲しいということで、Jを父と一緒に説得して、来ていただいたそうです。


312 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:02 ID:0GDcLRRy0
◎次に、Mの話。

S父がJに「お話いただけますか?」と言うと、
俺とKが居ることで、話していいものか悩んでいた。(部外者ですもんね) 
と、このあたりで、 
M「先に話させてもらっていいですか?」
そういってMが話し始めました。 

M「Jさん・・・本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
 今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが、この箱については別。
 俺は祖父、父から何度も聞かされてたし、実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。 
 箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。管理簿もちゃんとある。
 それに事故とはいえ、箱でここの人が死んだこともありましたよね。 
 今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで、改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
 そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
 そうなると話がおかしい。
 父は『やっぱり』と言ってました。 
 俺の家の方からは接触しないという約束ですが、今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。 
 俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました」

Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。 


313 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:21 ID:0GDcLRRy0
M「それでですね、Jさん。
 あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
 Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、すぐに亡くなられてますよね。 
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです)
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
 Sのおじいさんが、お父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。 
 それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。 
 あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。 

 でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。 
 俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんてなかったんですが、
 昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。 
 Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、
 あなたも箱のことを知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね? 
 知っていたのに引き継いでいない。そして、Sの家にあるのを知ってて黙っていた。 

 俺、今回のこと、無事に祓えたんで、あとは詮索されてもとぼければ済むかなって思ってたんですよ。
 何かの手違いで、Sの家の人みんなが知らなかっただけで、結果オーライというか・・・
 正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・ 
 今日だって、昨日父と管理簿見てなかったら、ここには来てなかったと思います。 
 本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。 
 だから、今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。 
 でも、そういうわけには行かなくなったみたいです」


314 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:39 ID:0GDcLRRy0
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。 
 ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、相当酷な話だというのも分かります。 
 逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。 
 俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。 
 わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。 
 アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか。

 でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら、残りの箱の処理に関しても問題が起きます。 
 Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで、
 たまたま、本当に偶然あの日、俺と会うことになってたってだけで・・・ 
 もしかしたらSは死んでたかもしれない。 
 そしてもしかしたら、他の箱で被害がでているかもしれない。 
 だから、なぜこういうことになってたのか、話していただけませんか? 

 それと、こいつ(Kのこと)はその場に居た女です。もちろん子供を生める体です。 
 部外者ではないです。被害者です。 
 それとこいつは(俺のことです)部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。 
 こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です」

俺はなんのことやら分からなかったです。
ただJさんが俺の方をみて、「あぁ・・・そうかぁ・・・」って。


315 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:54 ID:0GDcLRRy0
◎Jさんの話しに行きますね。(一部S父母の通訳付きです)

J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。 
 チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)は、
 Sの家、J家、そして斜め向いにあったT家の3家で、管理してきたものです。 
 3家に割り当てられて箱です。 
 そして、あの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が葬儀後、
 前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、また次へ、次へと繰り返す。
 受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。
 どうしても跡取りに恵まれなかった場合、次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。
 3家だったり4世帯だったりしますが。 

 そして、他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。 
 回す理由は、箱の中身を薄めるためです。 
 箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。 
 そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。 
 また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。 
 約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後、Mの家に届け処理してもらう。 
 M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい」
M「それで、俺の家は昔の約束どおり、持ち込まれた箱を処理・・・供養してたんだ。
 ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて」


316 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:19 ID:0GDcLRRy0
J「そうです。本来なら私が、S爺が亡くなったときに、箱を引き継ぐはずでした。 
 でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。 
 Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、男には影響ないと分かっていても怖かった。
 そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。 

 でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。 
 それで、T(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。 
 『もしかしたら、S父は何も知らないのかもしれない』『箱から逃げられるかもしれない』と。
 そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。 
 そして納屋の監視は続け、S家に箱を置いたままにしておくこと、
 Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと。(松江に行ったらしいです)
 そうすれば、他班からは『あそこは終わったんだな』と思ってもらえるかもしれないから。 
 引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。 
 そして、約束の年が来たら、Jが納屋から持ち出しM神社に届けること。 

 そして・・・本当に、本当に申し訳ない。 
 それまでに、箱にSやSの母が近づいて死んでしまったとしても、
 『箱のことはSの家は知らない。他班の箱のことは触れることは禁止だから、ばれることは無いだろう』
 と、Tと相談したんです。本当に申し訳ない。
 だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない」

Jさんは土下座して、何度も謝ってました。 
S父さんは死んだS爺さんに、納屋には近づくなとは言われていたそうです。 
また、実際気味の悪い納屋で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。Sも同様に。 


317 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:35 ID:0GDcLRRy0
それで今回、どうせなら取り壊そうという話になり、中の整理をしていて、
そのときにSが箱を見つけてしまった・・・という経緯でした。 
S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、 
ただS婆さんだけが、なにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。
 

912 :小箱 1:2005/06/06(月) 12:57:48 ID:lJdBivui0

俺、暇なときによくまとめサイト見てる者です。 
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことはないだろうなぁって思ってたんですが、 
先月あったホットなお話を書き込もうかと思い、ここに来た次第。 
一応、話の主役の許可は取って書き込んでます。 
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。 
長文かも。(文才もなく、長文の書き込みもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)

冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。 
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。 
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているので、かなり乱文かもしれません。 

で、本題。 
この話は、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でもけっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
そいつん家は、俺らの住んでるところでも、けっこう大きめの神社の神主さんの仕事を代々やってて、
普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか神事がある時とか、結婚式とかあると、
あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。 
普段は神社の近くにある住居にすんでます。 

で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に集合することになったんです。 
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。 
その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。 


913 :小箱 2:2005/06/06(月) 12:58:15 ID:lJdBivui0
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。 
S「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~ 
 Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
 もうちょっと待ってて~~~」
ってな感じの内容でした。 

で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。 
その瞬間というか、Sちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな、
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・どうしよ・・・父ちゃん今日留守だよ」って言ったんです。 
俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」 
K「大丈夫!?またなん?」 
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・はは・・・Aやべぇよこれ、Sちゃん・・・まじかよ」 
Mは普段、霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないんですが、 
たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですが、
Mが突っ込んだ話されるのを嫌がるので、普段はあまり話題にしません。 

Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・何持ってきたん?出してみ・・・」 
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・・な?」 
M「うん・・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで、掃除してたら出てきたん」 
そういってSちゃんは、木箱を出したんです。 
20cm四方ほどの木箱でした。
電話でパズルって言ってたのはこのことだろう。 
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって、箱になってたと思う。 


914 :小箱 3:2005/06/06(月) 12:59:09 ID:lJdBivui0
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ。
「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」 
嘔吐の声が聞えてきました。 
Kがトイレに行って、Mの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w) 

一通り吐き終えたMが戻ってきました。 
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「とうちゃん・・・コトリバコ・・・コトリバコ友達が持ってきた。
 俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・・」

M泣いてました。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・ 
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。

M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。跡はあるけど、のこっちょらんかもしらん。
 うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ。
 シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ。
 間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」

なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ。
もっと色々言ってたけど忘れました。ごめん。

M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」

Mここで電話を切りました。 
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。 


916 :小箱 4:2005/06/06(月) 13:04:52 ID:lJdBivui0
M「A・・・カッターか包丁貸してごせや」(「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね) 
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん。
 Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!
 KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!
 俺が居る!怯えるな!怯えるな!
 なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」

Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように、咆哮をあげていました。 
Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。 
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・ 

S「分かった、分かった、がんばっでみる」

俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。 

M「A包丁かカッター持ってきてごせや」 
俺「お、おぅ・・」
包丁をMに手渡しました。 
M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」 
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。 
M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」 

Mの内腿をツネり上げる俺。 
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。 
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな? 

M「Sちゃん口開けぇ!」 
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。 
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」 
S「あぐ;kl:;っぉあr」

Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。

M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」

なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。 
呪文というより、浪曲みたいな感じでした。 


917 :小箱 5:2005/06/06(月) 13:05:27 ID:lJdBivui0
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。

S「うぇええええええええええおええわええええええええ」 
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!
 次・・・!じいちゃんみててごせや!」 

Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。

M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・
 いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」

Mがまた泣きそうな顔になりました。

M「A!っとおちゃんに電話してごせや」

言われたとおりに、Mの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。

M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」

Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなものを唱えてました。
やっぱり唄ってるみたいな感じでした。 


M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」

Mはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。 
Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。 
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。 
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。 
(号泣してたんであまり覚えてませんがw) 

すこし落ち着いてから、Mは「手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?」って聞いてきたので、
薄手のバスタオルで、Mの手と木箱を縛り付けました。
M「さて、ドコに飲みに行く?」 
一同「は?」 
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」 
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ほんと強い奴だなぁ)


918 :小箱 5:2005/06/06(月) 13:05:47 ID:lJdBivui0
その日は、SもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。 
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw) 

で、それから8日ほど、Mは仕事を休んだようです。 
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな。
 ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ。
 あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた。
 まぁ、あんまり知らんほうがええよ」 

なにやら言いたくない様子でした。 
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○ 

ただ最後に、
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ。
 まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先と、へその緒だけどな・・・
 差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ。

 アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ。
 じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ。
 俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw
 ちょっと俺も勉強するわ。まぁ才能ないらしいがw

 それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな。
 そんな時代じゃないしな~あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw。
 それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」 
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」 
俺「見えんからこそ好きなんよ」 
M「ええよ別に。話したからって、取り付くわけじゃないし。
 どうせ誰も信じねぇよ。うそつき呼ばわりされるだけだぞ。俺はとぼけるしw」 


919 :小箱 7:2005/06/06(月) 13:09:18 ID:lJdBivui0
というわけで、ここに書き込ませてもらった次第です。 
長文失礼しました~! 
まさか奴も、これだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~パソコンオンチだしw 

それと最後にひとつ。
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね? 
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。 
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・ 
そういった呪物の作り方があるのかな? 

まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ。

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